読書感想文 発達障害サバイバルガイド

Twitterで定期的に話題に上がる人物、借金玉先生の新刊を購入したので感想(極めて短め)

本書は、
“優しさ“
にあふれている本である。

自己の存在を全肯定される感覚。

おそらく、人生をサバイブしていく上で最も大事な感覚を、読者に向けて語りかけてくるのがこの本の特徴である。
この本を開いて最初に見るページの仕掛けからも、それを受け取ることができる。
発達障害サバイバルガイドと言う題ではあるが、どちらかと言えば

いきにくさを感じている全ての人に読んで欲しい…

そういう趣の本である。

なので、他者との違いに苦悩して、生きにくいを感じる人はとりあえず手をとってみてはいかがだろうか?
試し読みがいくつかweb媒体上に存在するので、そちらが参考になりそうなら本書を買うのは割の良い投資になる確率が高いだろう。

この本の中身について語るには、自分の能力が相当に足りないので、自分にとってものすごく共感できて、今後に活かしたいことを1つだけ述べたい。

頭の中で文字が滑っていくという現象がある。
頭の中の一時容量がパンクし、知的作業、すなわち、
・必要量の情報を一時的に保持し
・情報同士をつなぎ合わせ
・意味を構築する
この3つの作業のいずれかができない状態だと発生する現象
と、個人的に捉えている。

本書ではその状態でも読めるよう、太字になっているキーワードだけを拾えば、最低限の情報摂取ができるように作られている。

そう、この本は、たった一つの原理原則、
“頭の中のキャパシティが極小の状態でもクリア出来るタスクの割り振り方“
を微に入り細に入り体現しながら説明してくれている。

冒頭に述べた、“優しさ“の正体の一つがこれである。素直に感心したし、自分の生活の中に取り入れていくべき事柄だと感じた。

ということで真似しようとしたが、付け焼き刃では難しい。現時点の私では真似できないなぁ・・・ということを感じた。

優しさには知識と実践の両輪を常時回転させる不断の努力が必要だなと。本書を読んで、またこれを書いていて感じる次第である。

追記
これを投稿しようとしたら追加のリンクがきた。
本書最大の優しさの部分なので是非ここを読んで、本書を読むか判断して欲しい

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