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ムスリムのヒジャブとその意味などの雑記

 私が現在住んでいるマレーシアは60%がマレー民族でムスリムである。街を歩けば余りにも多くのムスリム女性を見かける。

 このムスリム女性が被るヒジャブ、これにはどういう意味があるのだろうか? 気になったのでついに尋ねてみた。そして分かったのは、イスラム教のではたった一枚のヒジャブにも様々な意味が込められているということ。筆者が初めてその真実について確認したことを今回は雑記としてお送りする。

 まず、ムスリム女子はいつからヒジャブを着用するようになるのか? これは基本的に生理が来た時かららしい。もちろん改宗した人はその日から。生理が終わっても着用習慣は変わらない。

 ヒジャブを外せるのはいつなのか? 祈りの時間に手を洗ってから外すことになっている。また血のつながりがある親子や兄弟姉妹の前、または配偶者の前でも外すことができる。

 彼氏彼女の関係ではどうなのか? 恐らく読者の皆さんが最も興味を持つのがここだろう。答えは原則外せないだ。それではエッチの時は着用したままなのか?という質問があるだろうが、配偶者になる前の性行為は禁止されているので何も問題がない。

 また、ヒジャブを被る女性と手を触れることは基本的に禁止されている。そのため、相互に敬意のある人としか握手はしないのが原則となっているらしい。

 もう一つ興味深いのは、ヒジャブは女性を守る被り物だという話。ヒジャブはアラーに守られている女性を意味するのだそうだ。ヒジャブの女性への性暴力等への仕返しはイスラム社会全体から行われることになるんだとか。女性だから男性に惹かれるのは当たり前だけど、結婚する意思もないのに深い関係になろうとしたら想像以上に大きな問題が発生することになる。あくまで友達は友達のままでいなければならないということ。

 ムスリム女子はヒジャブを含む衣服で肌の露出を避け、性的な刺激をしない。個々を認め合う社会が宗教的に形成されていて、信者同士は相手を外見ではなく原則として人同士という感覚の中で一緒に人生を過ごしたい人と配偶者の関係になることが期待されている。

 こんなとこですが、イスラム教徒の経験さを知る機会になり、非常に良い文化理解の一面を得ることができました。色んな人と話すと楽しいですね。

 みなさんも是非スモールトークをして、他人のバックグランド理解を深めていきましょう。

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