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日本は、漫画・アニメ・観光で立国すべし!

 日本には様々な産業がありますが、基幹産業とされるのは自動車や電化製品、工業品などがメインで第二次産業がその中心を担っています。世界の特に先進国は全体的にサービス業へのシフトが盛んで、ITやITを活用したサービスが大きな成長を遂げています。

 日本のIT産業は世界規模への成長ができず、国内企業も0円入札などのビジネス獲得手法を用いるなど、適切な形でのビジネスが進めづらい状況がこの30年くらい継続しています。そして外国企業が開発したソフトウェアを用いたシステム構築が中心となり、クラウドサービスに至っては大規模のクラウドサービスはほぼ外国勢によって占められるに至っています。

 ではこの先も自動車産業で良いのか? 自動車産業はこの先電気自動車がメインになっていきます。理由は簡単です。テスラモーターが特許を全公開することにしたからです。テスラモーターの技術をあらゆる会社が無償で使えるので、テスラモーターに合わせた電気自動車の技術が標準化する可能性が非常に高くなってきたからです。開発費が低減できて互換性が確保できることにより、電気自動車へのシフトが急速に高まっていきます。そうなると、自動車会社は何で競争をしていくかということになります。この過程で独自性を打ち出せない自動車メーカーは再編の波にのまれていくことになります。

 もう日本の自動車産業も安泰ではないのです。また家電品については、必要とされる機能に絞って安価な製品を提供する中韓製品が全世界的に市場を席捲していて、日本でもハイアールやLGなどの家電品が次第に標準になりつつあります。

 日本の独自性を担保できる産業とは何だろうか? 考えるべき点はこれです。もちろんたくさんあるのですが、その中で巨額の売り上げを検討できるものを探していくと、漫画・アニメが実はかなり重要になってきます。これは日本独自のコンテンツが世界で人気があるからです。版権ビジネスになり、使用料を都度徴収可能なビジネスになります。マネジメント会社を作り、使用料の交渉から徴収までを行うことができれば、世界からお金を集めることが可能です。また世界からオリジナルストーリーの注文を受ける等、コンテンツの企画を行うことなども可能になります。

 また観光も世界にはない日本の独自性に人が集まってきます。オーソドックスなプランだけでなく、外国人の視点に立った新しい観光の在り方なども考えていくことができ、これまで少なかった体験型コンテンツをより増やしていくことで日本に魅力を感じる外国人が増えていくものと思います。

 今回はこれら3つのものを取り上げましたが、他のものであってもすべて独自性がキーになります。日本だから作れたもの、日本まで行かなければ体験できないもの、そういったものが魅力になるということです。

 日本人の考える日本らしさではなく、外国人の考える日本らしさ、これを考えて具体化し、訴求をしていくことがこれからの産業には求められていきます。堅い頭ではなく、柔らかい頭で何が外人にウケたのかを再考してみてください。そこに次世代のビジネスのアイデアが転がってるはずです。

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