見出し画像

算数が苦手な子どもたち(時々思うこと No.10)

こんにちは、繊細さんです。
久しぶりに投稿します。

今回取り上げるテーマは、算数が苦手な子どもたちです。

私は放課後児童クラブで子どもたちの宿題を見る仕事で、
算数が苦手な子が増えたなぁ~と感じることがあります。

専門的な知識から言うと、2020年から学習指導要領が改訂され、
抽象敵な内容を低学年の頃から学ばせるようになったことがあります。
例えば、小学二年生で分数、立体について(面、辺、頂点)があります。
分数で言うと、数字二つでものの量を表す、立体では空間把握能力を
身に付けていると思います。

問題文を読まない子が多発?!


子どもたちから宿題で分からないところがあると、
「先生、教えて~」と呼ばれる繊細さん。
しかし、多くの場合、最初の文を読んでいない子が多いという経験があります。10人から呼ばれて半数以上です。

「遊びたい」、「宿題という苦痛から解放されたい」、
「○○くん、○○ちゃんより早く終わらせたい」などの欲望や競争に駆られて、一番大事な問題文を読まずにすぐに問題を解こうとしていました。

私自身も友達から遊びの誘いがあり、早く宿題を終わらせようと
齷齪(あくせく)したことがありました。

“齷齪(あくせく)”とは
目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。
(goo. 国語辞書より)

計算が苦手な子への対応

算数で最も悩むものに足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算の習得
足し算、引き算では繰り上がり、繰り下がりがあって、苦手だった人もいたのではないでしょうか?

私も繰り下がり引き算の計算が苦手で、泣きながら計算カードをやった記憶があります。しかし、そのおかげで、身に付きました。
わが子が他の子どもと比べて、計算処理能力が遅いと感じる親御さんもいるかもしれません。過去の体験、実践した方法を3つ紹介します。

1. 指を使う

 最も使われている方法ではないでしょうか?
自分の手、親の手を使って、指を増やしたり、減らしたりして計算する方法。この方法は、低学年でもまだ計算に慣れていない小学1年生には効果があるといえると思います。

しかし、高学年になるにつれて、指を使っている子を見ていると、
大丈夫か?と少し心配だと感じる繊細さんです。

2. 計算カード

画像1

 皆さんは、計算カードというものをご存知でしょうか?
小学生の頃に、表には「13 - 8」や「2 + 9」という式、裏には「5」、「11」と答えが書いてある短冊状のカードのことです。
私も宿題として、毎日やっていました。

 この計算カードを使って、計算を身に付けさせようとするのですが、これが思った以上に難しい。すぐに答えが出なければ、時間がかかるという難点があります。

 この計算カードで身に付けたことで、宿題のプリントでも計算がスラスラいく子もいれば、ゆっくりやっていく子もいて、人それぞれです。

 ここで、私なりの方法にはなりますが、ゆっくりやる子に試した方法として、計算カードで式と答えを探すというものがあります。
計算カードからプリントに書かれている式を見つける方法。
この方法はかなり時間と労力を使いますが、式を見つけ、答えを見るということで手順を追って正解を導く、答えを見つけた時のプチ達成感がうまれるのではないかな?と感じます。

3. その他

 そのほかの方法として、
テニス計算、カルタ計算という方法もあると思いつきました。

テニス計算は、ドラゴン桜でやっていた方法で、ボールの代わりに計算式を言って、その答えをレシーブとして、打ち返すというものです。

画像2

ドラゴン桜勉強法⑪ 計算問題は「考えずに慣れろ」!編
https://mitanorifusa.com/articles/examinationstudy/112/ より

体で覚えるという感じで体育会系でスパルタな感じがします。

 カルタ計算はこの中で最も発展的なものだと思います。
先ほどの計算カードをバラバラにして、読み手が「計算の答えが5になるもの」や「6 + 8」と言います。子どもたちは、必死にカードを探し取り、
答えが分からないとそのカードは取ることが出来ないというルールです。

他にも方法があると思います。実際にやってみた方法などがありましたら、コメント欄で返信をお願い致します。

私自身も小学生時代の算数は、中学校とは違い、XやYなどの文字式が使えないため、苦戦しました。
そんな時でも家族に聞けば、一緒に考えてくれた父親、母親にはとても感謝しています

私の高校1年のときの数学の先生が言っていたことで、

「数学(算数)は積み重ねが大事。
 数Ⅰの上に、数Ⅱ、数Ⅲとなっている。」

と授業中におしゃっていました。なるほどなぁ~と納得しました。

他にも、私の経験から見ると、理数系科目は問題演習の数で決まると考えます。
たくさん繰り返し解くことで、「あっ!この問題、あのときの」ということ記憶のネットワークが繋がると考えます。
※最悪、分からなければインターネットにたくさん転がっているので、見るのも方法の一つですが・・・笑



本日も読んでいただきありがとうございます。
学習の遅れは自分以上に親が心配します。
去年はコロナ禍で学校の長期の休校で、遅れを取り戻そうと
授業もいつもより速いスピードで進める学校の先生もいたと思います。

そのスピードに追い付けないのは当然のこと。
そこで補う、支えることが出来るのが親ではないかと繊細さんは感じます。

最後に、最近見た動画で驚いたものを貼っておきますので、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=4W1LkfAX4_I


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?