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休職中に観た映画


#映画感想文

noteを書くのは、とてもとても久しぶりですね。この2か月間、沢山のことがあり少し休憩をしていました。

8月から仕事にどうしても行けなくなり、2か月間お休みをしていました。その間に、沢山の友達が温かい心で寄り添ってくれて、闇から引っ張り上げてくれました。やっぱり友達しか勝たんですね。笑

将来、何をしたいのだろうか。何が正解なのだろうか。自分に向き合った時間は後にも先にもこの2か月間が一番多かったように感じます。

休職中、ある方に言われたことは今でも忘れられません。

「今、新卒で何も社会のことを知らないのに、人生で何を選択したらいいのかなんて分かるはずがない。たとえ、計画を完璧に立てたところですべて思い通りに行くはずがない。だったら、何も考えずに新しいことに飛び込んだらいいんじゃない?失敗なんていくらでもすればいい。」

この言葉を聞いて、私はその方の前で思わず泣いてしまいました。

私は、新しいペンを買ったとき、インクが無くなる日のことを考えてしまう性格です。いつも先の不安な未来のことを考えてしまいます。

でも、これからは新しいペンで描く絵や文章のことを考えようと思います。

今、この瞬間、自分がご機嫌で生きる方法は何だろうと考えます。

さて、前置き長えーよと思った方、すみません。

お休み中に観た映画を今回紹介しようかなと思います。

「燃ゆる女の肖像」

”たまたまAmazon Primeでお勧めに出てきた映画”というテンションで見始めたのですが、どんどん引き込まれてしまいました。

18世紀のフランス・ブルターニュの離島が舞台で、貴族の娘と女流画家の短く、静かに燃える恋を描いた作品です。もちろん、事前情報無しだったのでこれがLGBTQをテーマにした作品だと知りませんでした。作品を見進めていく内に

「女同士の友情を描いた作品にしては、何だか違和感があるな。」

と感じていました。「友情の愛ではなく、恋心の愛ではないか。」と大げさな台詞や分かりやすい行動ではなく、目線や小さな仕草、2人の空気感で視聴者に伝えていたのだなと後から思い返してみれば分かります。

今でこそ、LGBTQという言葉が世界中で受け入れられています。しかし、あの時代、女性同士の恋愛は、理解しがたいものだったのだろうと思います。その状況下で、自分の気持ちに正直に一瞬でも愛し合った二人は、とても真っ直ぐでかっこよく見えました。迷いがない人は、やはり強く見えるのです。

世間の常識、周りからの評価、安定した収入。そんなことばかりを気にして生きている自分が窮屈に感じた作品でした。

彼女たちのように、自分の心に正直に生きていきたいと思います。

来週から新しい場所でお仕事が再開します。頑張れ、私。


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