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【日記】事業承継の面談を受けてみた

こんばんは。
自立に向けてとにかく手を動かしたいとっとです。

先日、この1年の自立に向けた活動内容を振り返りました。


その中で、事業承継の案件にも問い合わせをしてみたのでした。

問い合わせた先のオーナーさんは20年前に40代で脱サラし、一人でログハウスビルドの事業を立ち上げてこられた方です。

本拠地は九州にある事業者さんです。

市町村は違いますが、たまたまわたしの地元です。


今日は午前中仕事を休み、そのオーナーさんと初めてzoomでの面談を受けましたので、感想をシェアさせていただきたいとおもいます。



面談ってこんな感じ

経験はありませんが、面談といってもおそらく転職のそれとは異なる雰囲気で、仲介業者も入れて3者でのざっくばらんな打ち合わせという感じでした。

仲介担当者はほぼ喋らず、主に事業の売り手であるオーナーさんと、買い手候補であるわたしで、お互いの身の上を話しながら、ところどころ質問をしてみたりするような、本当に雑談のようなものでした。


オーナーさんは現在60代中盤、人生の大先輩です。


はじまると同時にオーナーさんから、

まずはどうぞ好きなようにしゃべってください

と言われ、なぜ今回手を挙げたのか、自分なりにお話させていただきました。


仕事の打ち合わせとは全く異なり、自分の今後の人生をどうしたいか、その中で何故ログハウスなのか、ということを自分なりに伝えなくては、という想いが少なからずあり、まったく文脈がまとまりませんでした。

そんなつもりはなかったのですが、無意識に格好の良いことを言おうとしたのでしょうね、かるくパニックです。


頭ではわかっていましたが、現役で自営されている方と、表面部分とはいえ仕事の話を交わすことで、自分の世間知らずっぶりを痛感しました。


それに結構、好き勝手に言われました。笑

他にもオファーというか登録はしていて、関連する免許も持っていて、すぐに事業をまわせる会社に譲ろうかとおもっているんだ。

でもまだ体は動くから、後継者を立てて傍から見ていくのも面白そうだともおもっているんだよ。

学歴とか前職とか、まったく役に立たないからね。

数千万出してこの事業を継ぐなんて、自分なら絶対やらないなぁ・・

今の安定している職業を続けた方がイイとおもうけどなぁ・・

これからガケを飛び降りようとしている人を見ているようだよ。

桜島(火山)に飛び込んだほうがまだ楽なんじゃないかな。

一瞬でじゅってね。

あなたみたいなモノ好き珍しいよ。

やけにいじってくるオーナーさん



・・・

わたしは今、ガケの前に立っているのでしょうか?

そうは思いません。

むしろ絶景の広がる中にそびえる綺麗な山ふもとに立っていて、目の前にある砂利道じゃりみちを登っていくかどうか、迷っている感覚です。

もちろんその山を登らない選択肢もありますが、登り切ったら最高の景色が見えそうですし、登っていく道中も楽しそうな気がするんです。

既に道はオーナーさんによって切り開かれていますし、自分次第でその砂利道を舗装できるシロもあります。



オーナーさんの印象

自営の方は皆さんそうかもしれませんが、オーナーさんはとてもこだわりのある方で、事前に拝読した紹介記事に書いてあったように人の好き嫌いが激しいという印象でした。


下請け業者に言いたいことを言ってケンカし、次から一緒に仕事したくないと思えばそれっきり。お客さんからの問い合わせの9割以上は、気が合わないと断ってきたという徹底っぷりです。

でもそれは自己中心的で人が悪いということではなく、それだけ本気なのだということが、今日お話させていただいてすぐにわかりました。


人に良くおもわれるかどうかよりも、施主の満足するログハウスを妥協せずに建てること。

この信念が常に腹に一本あるからこそ、そのほかの雑多な表面的なことや、変なプライドといったつまらないものに惑わされない強さといいますか、本質を見失わない自身・自信のようなものを持っておられ、大変共感しました。


しかしそうなってくると、それだけ対人的にもこだわりのあるオーナーさんですから、自分が育ててきた事業の後継先となるかもしれない人間に対しては、施主や下請け業者に対する好き嫌いなど比にならないほど、いろいろと思うところがあると思うのです。


そうおもうと、オーナーさんの想いもそうですが、わたし自身の想いがそれ以上に重要になってくると感じました。

結局、自分がどうしたいか、なのです。



自問します

一方のわたしの本音をひとことで言うと、

自分はおじいちゃんになるまで今の職に情熱を注げないと心底思っていて、でもログハウスをビルドするのはすごく面白そう

に尽きるんです。


なんか軽い感じですみません。


自分の中で、文脈の始まりが現職に対する後ろ向きな部分であることが、なんとなく勝手に歯切れが悪い感じもあります。我ながらくだらないとおもいます。

自分の引けない覚悟みたいなものよりも、失敗しようが成功しようが、今後わたしのほとんどの時間を費やすだけの仕事として、本気でおもしろそうだと思えるかどうか、なんだとおもいます。


いまの気持ちはぼやっとyesなのですが、正直やってみないと分からないのです。これまで会社員として人工衛星の開発業務をやってきましたが、基本的に頭より体で動くタイプで、いわゆる勉強ができるタイプではありません。


1~2時間zoomで面談したぐらいじゃ良くわからないってのが正直なところだったので、仲介業者の進行も無視して、

この後また遠隔で面談など繰り返しても正直良くわからないので、この夏、直接事務所にお邪魔していいですか?そこで今作業中の仕事を手伝わせてもらえませんか。

と言ってみました。


オーナーさんはあまり人に教えたり、一緒に仕事をするのも嫌なタイプのようで、超微妙な感じだったのですが、面談の最後には、

ひとまず来れるなら日にち合わせるから、来たら過去の実績がより分かる資料とかコピーを渡せるよ

と言ってくれました。


そうして面談がおわったあと、さっそく仲介業者さんにこのようなメールを送ったのでした。



まとめ

元々わが家の長男(小2)と長女(3才)を連れて夏休み帰省の計画をしていたのですが、長男の自宅療養を受けて飛行機はキャンセル済でした。


しかし今日の面談を受けて、会社の夏季連休を利用して実家のある宮崎に単身帰省することにしました。


今日の面談で深まった理解の深度は微々たるものでした。

ログハウスビルドの業界知識、収支見通し、将来性、必要な資格、準備、、

正直まったく良くわかりません


でも今日お話させていただいたオーナーさんのように、自分で目指した山を登り切っておじいちゃんになっていたとき、あんなに楽しそうに自分の仕事を振り返りながらわたしのような若造に語ることができるのなら、わたしもその山を登ってみたい、とはおもいました。


どうなるかわかりませんが、次はひとまず九州に帰省し、オーナーさんとゆっくり話してみたいとおもいます。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





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