続編。世界から子どもの頭痛を無くそう。

前回の記事で子どもの頭痛の根本原因について触れました。
https://note.com/zutsuukaisyou/n/nebb223b9d29d

効果的なことが非常に多いので、子どもの頭痛でお悩みの方はぜひ取り組んでみてください。


今回は、なぜパンやジュース、お菓子が問題になるのかを解説したいと思います。

これらに共通しているのは、
・砂糖、人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖
・グルテン
・植物油脂
・食品添加物

等ですね。

僕の経験上、これらの中でも特に砂糖(人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖も)とグルテンの影響が強いと感じます。僕自身も頭痛に悩まされていた頃は砂糖やグルテン依存状態でした。。なので、これらを欲する人の気持ちは痛いほどわかるのです。

砂糖(人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖も)の問題は非常に多く、あり過ぎて困るほど。その中でも頭痛と関連するのが低血糖症で、砂糖等の過剰摂取が低血糖症を引き起こす原因となります。『過剰』の量決まっているわけではなく、人それぞれ許容量が異なります。
※低血糖症はすべての病気の原因とも言われていますので、いずれ記事にしていこうと思います。

まずは砂糖から


低血糖症の問題は色々とありますが、代表的な症状の一つに『頭痛』があります。

パン、ジュース、お菓子にはほぼ間違いなく砂糖(または人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖も)が含まれています。
特にジュースの影響は大きく、仮に喉が渇いている時に飲もうとすると、一口で済ますのではなく一気飲みする場合も少なくないと思います。子どもの頃、僕はコカコーラを一気飲みしていました(笑)当然のように頭痛が起こります。

糖分が一気に入ってくると、血糖は急上昇します。急上昇した血糖を処理するためにインスリンが大量に分泌されます。

通常であれば大量に分泌されたインスリンの影響によって血糖は正常に戻されていくのですが、このような事を繰り返していくとインスリンの分泌も効きもおかしくなり、血糖が正常に戻ることを通り越して下がり過ぎてしまいます。

低血糖が起こると身体は異常事態だと判断して、正常に戻すためにアドレナリンやコルチゾール、グルカゴン等の血糖を上げるホルモンが分泌されて正常に戻っていきます。
これらのホルモンは血糖を上げる作用以外にも筋肉をかためる作用も備えています。これが繰り返されると首や肩周り、顔・頭・顎周りの筋肉がこわばり、それらが広がって頭痛に繋がっていきます。

このような、血糖の急上昇&急降下を招くような行為(日頃からジュースを飲む、パン、お菓子を食べる等)が頭痛につながっていくのです。

残念なことは、このような根本原因を考えて、症状を大元から取り除くという流れが医療的には一般的ではないのですよね。。
そのため、頭痛を根本原因から治したいと病院受診をしたとしても、その根本原因を探し出すようなカウンセリングや、それを取り除くために日常生活をどのように過ごすかのアドバイスはほとんどなく、結果的に頭痛は慢性化して、常に頭痛薬が手放せない状況となっているのが現状。

『根本原因を考えて症状の大元から取り除く』というのは当たり前の考え方ですが、頭痛の根本原因を処理せずに頭痛薬を使って頭痛が解消されるわけではありません。
頭痛薬が根本原因も取り除いてくれると思っている方も少なくないですが、それは単なる個人的願望に過ぎず、現実的には不可能な話しです。
『頭痛があれば根本原因は何?』と考える思考パターンが必要です。


続いてはグルテン


グルテンの問題は腸内環境を悪化させるだけではなく、リーキーガット症候群という、本来は腸でブロックされるはずの異物(水銀、有害ミネラル、農薬等)がグルテンに開かれた腸の隙間から体内に侵入する状態になることです。
この異物は届いた組織で炎症を引き起こします。脳に届くことで脳内の炎症となり、それによる頭痛であるとも考えられています。

また、腸脳相関という考え方もあり、腸が悪ければその状況を自律神経を介して脳に伝わり、その症状としての頭痛も起こるのです。

グルテンはパンやお菓子に含まれていることが多く、日常的に食べている事で徐々に腸内環境が悪化していき、頭痛が引き起こされます。
グルテンが入っているものには、砂糖や植物油脂、マーガリン等も同時に入っている事も少なくないので、グルテン単独の影響というよりも他の要因も重なって影響を受ける事になります。


植物油脂も続きます


植物油脂の問題点は『オメガ6』と言われる、炎症を引き起こす脂肪酸が多く含まれていることにあります。

油はバランスが重要で、特にオメガ3と言われる炎症を抑えるものとオメガ6とのバランスを整える必要があります。

理想のバランスはオメガ3:オメガ6が1:2〜4と言われています。

現代人はこれが、1:20とか、1:100といった摂取比率とも考えられています。理想的なバランスから大きくかけ離れています。

炎症を引き起こすオメガ6脂肪酸の摂取比率が圧倒的に多く、炎症体質の状態となっており、その一つの症状として頭痛が発症しているとも考えられています。

外食が多い方、日頃からサラダ油を使用される方は注意が必要です。


最後は食品添加物


食品添加物も色々と問題がありますが、頭痛という視点で考えると『リン酸塩』が問題ですね。

リン酸塩の問題は体内のミネラルと結合して体内から排出してしまう事が問題です。

特に頭痛と関係するのが『亜鉛』の排出。

亜鉛はとても重要なミネラルで、その影響の一つが血糖調節障害で、上記で示した低血糖症の原因の一つです。

現代人はただでさえ亜鉛の摂取が少ないのに、その上に添加物の多い食品を食べている傾向にあるので、体内の亜鉛が不足している方が非常に多いのです。

慢性頭痛の方も例外ではなく亜鉛不足の方がとても多いです。

リン酸塩は、パンやお菓子はもちろん、お惣菜など、ありとあらゆる加工食品に含まれています。

『リン酸塩』、『ポリリン酸』、『メタリン酸』等の様々な表記で記載されています。

リン酸塩に限らずですが、購入される際には原材料をチェックする癖をつけておくのは、頭痛を予防するためにもとても有効です。


いかがでしょうか?

子どもの頭痛にはこれらが影響している事が非常に多いのですが、お子さんが頭痛で悩んでいらっしゃる親御さんは思い当たる事があるのではないでしょうか。

これ、直接伝えたり発信しててツラいのは、言われた・発信を見かけた方で嫌な思いをされる方が少なからず存在するというところです。。

自分が何も気にせず食べ与えていたものが、子どもの頭痛を引き起こしたという思考に持っていくとツラいのは当然です。
僕も何も考えず子どもにお菓子を与えたりした事もあったので気持ちが痛いほどわかります。
で、お菓子やジュース等の子どもに与える悪影響を知った時は深く落ち込んだし、深く反省しましたよ。。

でも、この過程も悪いと捉えるのではなく、自分自身を成長させてくれる一つの過程だったりするんですよね。
思考をそのように持っていけると何事もポジティブに進むと感じています。

誰かを批判するための指摘ではなく、現代、これから先の未来は子どもを守るためには食べ物に関する知識は必須です。

一つの考え方として、不必要な物を摂らないという『引き算』な考え方が不可欠だと感じています。

子どもは親にとっては宝物そのものです。

より良く生活して、人生を楽しめるようなサポートをしていきたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?