頭痛とストレスと価値観・考え方

皆さんはどのような価値観・考え方をお持ちでしょうか?

人それぞれ生きてきた中で様々な価値観・考え方がつくられていきますよね。

価値観・考え方はそれによって幸せな道を歩んでいけますが、逆に自分を苦しめる、自分の可能性を狭めるものになると感じています。

「〜しなければならない」
「〜でなければならない」
的な価値観・考え方が多かったり、それを強く持っていたりするとそこから抜け出すことができずに、自分を苦しめるものとなっていきます。

頭痛やメンタル的な不調をお持ちの方は、「〜しなければならない」、「〜でなければならない」と思い込む傾向が強いように感じます。

僕がそのような方と接する機会があるからそのように感じるのかもしれませんが、少なくとも頭痛やメンタル的な不調(うつやパニック等)をお持ちの方には多い印象です。

このような価値観・考え方があると『ストレス』を抱えやすいのです。
特に精神的なストレスですね。
精神的ストレスって、ジャブのようにどんどん効いてきて、気づいた頃にはボロボロの状態に陥ります。
塵も積もれば山となる的な感じです。
経験者にはよくわかると思います。
気づいたら自分が壊れているんです。。


いわゆる『ストレス』は、活性酸素という、身体を錆びつかせていくようなものが発生して、それが頭痛の要因となります。
ちなみに、ガンは活性酸素を長期的に大量発生させることで起こるとも考えられています。

僕が常々口にしている『頭痛は病気の入り口』というのは、脳卒中やガン等の命に関わる病気につながることを知っているからです。
その根本には食事や生活環境からの『ストレス』が隠れているのです。
頭痛は軽視してはいけないのです。

ストレスは、(a) 頭痛障害の発症に寄与する素因となり、(b) 頭痛障害の慢性状態への進行を加速し、(c) 個々の頭痛エピソードを引き起こし、悪化させる可能性があります。


例えば、足首の捻挫があります。
捻挫は靭帯損傷なのですが、特に体育会系バリバリのスポーツの世界では『捻挫はケガのうちに入らない』という考え方をされるケースが多々散見されます。「これって靭帯損傷だよ」って言うとマジ!?って顔されます(笑)

足首の捻挫(靭帯損傷)はその後(数年、数十年後に)膝の靭帯損傷に繋がったり、慢性的な腰痛等、様々な問題を引き起こします。

頭痛も同じなのです。
頭痛の痛みも今は大したことなくとも、それを放置していると後々頭痛が悪化し、対症療法の効果も乏しくなり、脳卒中やガン等の命に関わる病気やうつ等のメンタルの不調を発症したりするのです。

今、この瞬間だけ見るのではなく、先を予測する事が大切ですね。

でも、普通に生活しているとそういう事はわからないですよね。情報が入ってこないから。
ですが、その分野に長く関わっていると一般的には見えてこない事実を知ることができます。

僕は医療の世界に入って、頭痛に悩まされている方が多いのにも関わらず、それを対症療法のみで何年も過ごして、徐々に悪化していく姿をたくさん見てきて、頭痛を早期に解消させる事の重要性を認識しました。
なので、現場を見ているからこそわかる情報を受け取ってほしいと思っています。
もちろん、現場を長らく見ていても根本原因を解決させる事の必要性に気づかない人もいますので、サービスを受ける側の見極める力が必要になります。
見極める力を育てていくためにも知識が必要になると強く感じます。


だいぶ脱線しましたので大急ぎで戻りましょう(笑)

何十年も生きてきた中で作られた価値観・考え方を変えるというのは、自分自身の経験やお客さんを見ていても、簡単に変えられるものではないと感じます。

それでも、自分自身を苦しめている価値観・考え方を理解して、意識下に置いておくというのはとても必要な事だとも感じるのです。

僕自身もいつの間にか作り上げられた価値観に苦しめられました。
元々頭痛があったのはもちろんですが、数年前のある日突然、夜中に急に気分が悪くなり、トイレに駆け込んで嘔吐。その苦しみが朝まで何度も繰り返し襲われ、朝にはぐったりした状態で仕事に行くという現象が起こりました。

これが不思議なことになぜか毎週同じ曜日に起こるんですね。しかも数ヶ月続きました。

病院に行ったところで対症療法しかないことわかっていましたし、その対症療法を受け入れることはないので受診することはありませんでしたが、数ヶ月も続いていたのでさすがに気づきましたよ。

夜中の急激な嘔吐に襲われるのは、
「〜でなければならない」
「〜しなければならない」
「〜ができない自分はクズだ」
といった価値観・考え方が自分の思考に深く染み付いていることが原因だと。
こんなちょっとした事だけど、気づくまでに数ヶ月かかりましたよ(笑)

数年前のことだから今では(笑)とか言ってるけど、その時は全然笑える状況じゃなかったの。本当に苦しいし、自分の心と身体、人生はもう終わりか、、、とか考えたりして、そこそこアブナイ状態だった^^;
数ヶ月かかって気づいて、数年かかって少しずつ価値観・考え方が良い方向に変わってきたので、気づけて良かった。
気づいてなかったら今頃どうなっていたのかと思うとゾッとする
ね。

価値観・考え方は良い方向に進むこともあれば、真逆の方向に進むこともあるということがわかって、それこそ身を削って大きな気づきを得られたので良かったとは思う。
けど、なかなかキツかったよ(笑)

慢性的な頭痛には必ず根本原因が存在します。
価値観・考え方次第では一歩間違えれば命に関わるような病気に繋がるリスクもありますし、それが頭痛や病気の根本原因となれば、この部分を解決しないままで頭痛や病気を克服しようという事はとても困難です。対症療法ばかりに頼っていることは臭い物に蓋をするようなものです。

臭い物の蓋は数時間経てば自然と蓋がはずれていきます。おまけに臭い物はより腐敗して臭みが増していき、簡単には取り除けないほど染み付いていきます。

後々苦労することは目に見えているので、早めに根本解決をしていくことがオススメです。
多くの場合で、根本原因を取り除かない限り、悩まれている症状は取り除けません。


慢性的な頭痛は栄養障害が根本原因となっていることが多いですが、その根本原因をつくり出す価値観・考え方が根底にあり、それが結果的に栄養障害を引き起こし、その結果としての頭痛も少なくないのです。
「朝食はパンを食べるのが当たり前でしょ?」
「運動していなくても暑い時にスポーツドリンクは飲まないといけないよね?」
等の価値観・考え方って、栄養や健康の知識を持っていると、そんなことマジであるのかよ?って思う方もいるかもしれませんが、意外に普通にいるものですよ。
経験上、慢性的な頭痛持ちの方はこのようなケースが大半です。ガン等の病気を持っている方も同様です。


価値観・考え方はそれ次第ではストレスもつくり、栄養障害も引き起こします。
価値観・考え方はこれまで見聞きしてきたこと、生きてきた経験で形成されていきます。
アナタはどのような価値観・考え方をお持ちですか?

心豊かに暮らせるようにしたいものですね。



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