第二話 終身雇用制度無き時代のアリとキリギリス
こんにちは!ずんずんです。
先日こんな記事を書いて若者に貯蓄の大切さを啓発してみました。
人生100年時代だし、会社の定年が60歳とか65歳でも生活のためには、
まだまだ働かねばなりませんぬ…(›´ω`‹ )
資産10億円ぐらいあれば、ゲームだけして生きていきたいですが…そうも言ってられないのがリアルライフ(※現実)です。
そんなシビアな時代を生き残るためには、
年齢にとらわれないキャリア設計
を考えることが非常に大切になります。
年齢にとらわれないキャリア設計ってことですが、
それはプロフェッショナルになるということかもしれません。
「プロフェッショナルに定年はない」
この言葉は橘玲てんてーの本に書かれていた名言ですが、
あたかもずんずんさんが考えたかのようにみなさん吹聴お願いします(ひどい…)
プロフェッショナルになるとは、わかりやすい例だと資格を取り、士業になるこです。
しかし、それで食えっていけるかというのもまた難しい問題です。資格も何に使うかが一番大切です。
そして求められる専門性というものも時代によって変わっていきますよね。
そうすると1つの会社にいることって、将来的にあまりよくなさそうです。
どんな会社にもその会社にしか通じない「謎スキル」というものがありますが、そもそも終身雇用制度がアボンした今、
1つの会社で謎スキルばかり高めてもね…(›´ω`‹ )
異動ばっかりで専門性が高められない!老害ばっかり!効率化を嫌う!
そんな会社なんてぶち捨てて転職だ!!!
人生においては、転職ありきのキャリア設計を考えた方がよさそうです。
私など転職しまくってて、職務経歴書が巻物のように長いのですが、
「そういえば世の中どのぐらいの人が転職してるのかしら~?」
とちょっと調べてみました。
こちらの内閣府の日本経済2017-2018に転職者の推移が載っています。
転職が一般化してきたし、めちゃくちゃ転職してる人って多いだろう…
と思ったのですが、この図を見てみますと、
え…
転職率って5%前後なの…?
す、すくな!!!?!?!
みんなどっかに隠れてるんじゃないの!?
転職率は転職者数を就業者数で除したものだそうですが、
20人ぐらいいる部署だと1人ぐらいが転職者ということになりますね。
なんかリアリティあるな…。
アメリカは転職するのが当たり前の文化がアメリカと比べてみようと、アメリカの転職者の推移を調べたかったのですが、そんな都合のいい資料はありませんでした。しかし、労働統計局の資料によると(https://www.bls.gov/news.release/pdf/nlsoy.pdf)
アメリカでは、大体みんな40歳ぐらいまでに10社ぐらい経験しているらしく…
それはそれで多いな…。
アメリカはいろんな人がいるからな…(雑なまとめ)
と思ったわけです。
とはいえ、日本ではまだまだ転職回数が多いと企業側から嫌煙されるきらいがあると思います。5社を超えてしまうとなかなか難しいかも…。
そんな時代にどうキャリア設計していくか、またアリとキリギリスで考えてみました。
前回アリ君の続きから、考えていきたいと思います~。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
《前回までのあらすじ》
アリは日系メーカーに就職し、地味に貯蓄を続け28歳で800万円ほどの資産ができたが充実感はなかった。そんな中、ヘッドハンターから年収1500万円の中華系企業のお誘いがくるが…。
『もう会社勤めなんて嫌だ…』
そう思いながら、アリはヘッドハンターからの電話を切りました。
中国語も英語もしゃべれない、アリが中華系企業に転職するなんて、無謀すぎます。
このままの生活をあと10年続けていけば、2千万円はたまるでしょう。
しかし、そうなったとき、自分はどうなるのか…10年後の自分には転職先なんてないんじゃないか…。
アリは思わず自分の頭(※触手)を抱え込みました。
そもそも、どうしてこんなことになったのか…
アリは自分の経歴を棚卸してみることにしました。
アリ氏の職歴
入社半年 工場研修
↓
半年後~3年目 工場管理
↓
3年目 東京に異動
↓
3年目~6年目 本社 総務
↓
現在 本社 経営企画室
アリは、今年の4月から経営企画室で働いています。
経営企画室というと聞こえはいいですが、とどのつまり、会社のどこの部署も引き取り手がないような仕事をやる雑用係みたいな部署です。ほかの会社ように新規事業を考えたりだとか、キラキラしているような経営企画部とは違います。きっと先ほどのヘッドハンターも、部署名だけを見てアリに電話をかけてきたのでしょう。
転職するにしても、
自分になにができるかわからない…
なにができるかがわからないから
転職できる気がしない…
目まいがして、アリはそのまま寝込んでしまいました…。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
一体どうしたらいいんだ…。
今の仕事が好きかと言われれば、好きでも嫌いでもない…。
給料を上げたいかと言われれば上げたいけど、一体自分に何ができるかわからない…。
そう思いながらアリは、朝の人がぎゅうぎゅうづめの駅のプラットホームで電車を待っていました。
東京勤務から3年、この生活にも慣れたものです。
アリ『でも、このままじゃ10年後ヤバい気がするから何か考えなきゃ…』
アリがそう考えていた時です。
ドンっ
と後ろから何か強い衝撃を感じました。
次の瞬間、
アリ「わああああああああ!?!!?」
アリは自分がホームから線路に押し出されているのに気が付きました。
眼前には、迫りくる特急列車の姿が見えました。
あ…
これはまさか…
次の瞬間の誰かの悲鳴はアリには聞くことができませんでした…。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
…!…!!!アリ!!!!
アリ「はっ!!!!」
名前を呼ばれてアリは飛び起きました。
???「お前何やっているんだ!!!」
そう自分の名前を呼ぶセミの姿にアリは見覚えがありました。
アリが新卒の頃、半年研修で行った茨城工場のセミ班長です。
アリ「班長…?こ、これは一体!?!?」
忘れもしない六年前、アリはこの工場で品質管理室で、なんかよくわからない電子部品をただただ検査機械にセットして検査数値を測定してエクセルに記入する仕事をしていました。検査室がクーラーの効きが悪くて、熱中症になって倒れ、怒られたことをよく覚えています。
セミ班長「お前、何倒れてるんだよ!体調管理がなってないんじゃないか!?」
アリ「えっ!あっ!その…す、すいません!!」
アリは勢いよく頭を下げました。
アリ『これは夢…?僕は線路に突き落とされて、電車にひかれたんじゃ…!?』
しかし、検査室の生暖かさ、怒られた感じ…すべてアリには覚えがあります。
アリは額の汗をぬぐいながら、いや、昆虫は汗をなんてかかないんですが、ここではそういうことはどうでもいいのです、検査室においてあったカレンダーに目やりました。
そこには、六年前の日付が書かれていました。
その時、察しのいいアリは気が付いたのです。
アリ『ま、まさか、俺はあの時、電車にひかれた瞬間、
タイムリープしてしまったのか…?!!?!』
そう!アリは過去に戻ってしまったのです!!!
セミ班長「おい!何してる!仕事しろっ!」
アリ「あっ!すいません!」
セミ班長にどなられ、アリは慌てて席に座り、部品のを検査機械に取り付けました。
あと6時間は、この測定を続けなければいけません。
6年前のあの日、体調悪くて怒鳴られてなんで仕事しなきゃいけないんだ!と思って、初めて仕事を辞めたくなったの覚えています。
アリ『そうだ…あの日どうして俺は仕事を辞めなかったんだ…。まだ入社したばかりだから辞めちゃいけないって思ったんだ…。くそっ!なんであの時辞めなかったんだ!どうせ過去に戻るなら、大学の就活の時に戻りたい…!』
そう思ったアリはピタッと手を止めました。
アリ『俺、今何考えた…?』
アリは愕然としました。
アリ『就活の時に戻りたいなんて…完全にこの会社に入ったことを後悔してるじゃないか!!!!』
転職しよっ
アリはそう思いました。
アリ『社会人6年分の経験の記憶がある俺なら、きっと転職無双できるはずだ…!!!!』
はたして、アリは無事に転職できるのでしょうか…?
第三話へつづく!↓
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