雑記 その2

今回もEKIDEN Newsさんの記事の感想です。

新谷仁美選手が言う「東京のコース前半=上り基調」にはびっくりですが、それを「天才ならではの独特な感覚」等で片付けない記事には更にびっくりです。

単純に考えてみると、同じ傾斜で同じ長さの上り坂と下り坂がある道なら、高低差平均はゼロでも上りにかかる時間の方が長くなるわけです。

「細かいアップダウン」「だらだら長い上り坂」などの解説を、何となく聞き流していましたが、実際に辿ってみたくなりました。箱根6区の「ラスト3キロは平坦だけど上り」とか。(厚底シューズにより様相が変わってきたようで興味深く感じています。)

そう言えば、昔京都に住んでいた事があるのですが、全国女子駅伝4区の百万遍交差点⇒白川通今出川のきつさは日々自転車で実感していました。
私にとって、女子駅伝4区と言えば小崎まり選手。強い選手が強さを発揮するイメージです。

自転車ならではの感覚かもしれませんが、上るにつれてサドルに座っていられなくなり、一歩一歩全体重をかけないと進めなくなった記憶があります。ある程度スピードに乗れていないと、ママチャリではきつかった。その後の白川通りは割とスイスイ進めます。

今回、不破聖衣来選手が4区を走りましたが、区間配置の時点で、あの坂を上がれるのであれば大きな故障等はないだろうと勝手に安心していました。レースでは米澤奈々香選手も強かったです。今後が楽しみになり頬が緩みました。

井上大仁選手について書かれたボストンマラソンの過去記事は、とても考えさせられるものでした。三菱重工の選手は長崎の坂に慣れている=坂に強いという認識でいたからです。今年のニューイヤー駅伝でも、群馬の赤城下ろし、空っ風への対応も絡めて三菱重工の選手の強さが解説されていたように思います。

でも、実際のコースにはもっともっと色んな要素が詰まってるのですね。トップ選手には当たり前のようにアナリストがつく時代が来る?もう来ている?のかもしれません。自転車ロードレースは個人戦に見せかけたチーム戦ですが、マラソンもチーム要素が強くなっていくでしょうか。

そんな中で、東京五輪の自転車女子ロードレースのような結果が出たりするのも、観戦者としては面白いと思ってしまうのですが。


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