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美大卒 ハーフフリー新社会人1年を終えて

どうも、副業の文字デザイナーで生計を立て、本業のアイドルオタクで精神を繋いでいるZUMAです。

多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業し、昨年の誕生日の4/1からついに新社会人となりました。そして先日の4/1に23歳の誕生日をむかえると同時に社会人2年目に突入しました。

この1年で気をつけたこと、思ったこと、学んだこと、反省とこれからの課題についてまとめようと思います。



【働き方】

制作会社に週4勤務の業務委託契約。月額固定給をもらいながら、フリーでも活動。

フリーのお仕事は、そんなに案件数は多くないが、外注でロゴ制作、MVタイトルやリリック、名刺、コンサートグッズなどを受けた。

上記の外注案件は以前仕事したことがある人&会社+会社の人の紹介が半分、Twitterやインスタの作品を見て声をかけてもらったもので半分くらいの割合。

収入としては、平均して月額 固定給+固定給の50%くらい。

新卒社会人の平均値よりは若干高めくらいかと思うが、制作会社は基本家賃補助等はなく、業務委託なので確定申告や健康診断は自分でやるなど出費は同じ新卒社会人よりはかなり高くついてる感覚。クソダサ甘え社会人なので親に数十万の借金をしている!!年金も滞納中!!



【気をつけていたこと】

・どの案件でも自分なりに成長できそうなポイントを見つけて取り組む

(例:MVリリック案件なら今まで作ったことないテイストの文字を作って自分の作風の幅を広げていく/ロゴ案件なら提案資料の見やすいフォーマットを作って更新)

・確定申告怖すぎるのでレシートはちゃんと保管&freeeで定期的に経費登録

とにかくなんでもレシートはもらうようにして、毎月1度、27日のクレカ引き落とし後又は請求書を書くタイミングで経費を登録。freeeでの源泉徴収の登録方法さえわかればかなり楽だった、来年はもっとスムーズにできそう!と思っているが、マイナンバーカードがないとfreee経由での提出ができないっぽくて詰んでいる。今年の申請書は出来上がっているのに提出できていない。コロナの影響で提出期限伸びてくれたのでそこはよかった、マイナンバーカード を申請し受け取ったら出す予定。

・お弁当はなるべくおかずだけでも持参

蒸した肉だけでも持っていって会社の冷蔵庫に置いてるポン酢とかかけて食べてた。あと会社に米とパスタとそば置いてて、スープジャーにお米と熱湯入れてほっとくとおかゆになるのでそれ食べたり、パスタをレンチンで茹でてた。ちなみに入社初期のお昼時にパスタをレンチン(10分)してしまいレンジ大渋滞を起こして以来やってない。



【思ったことと気付き】

思ったこと①働いてみてから気づいた自分のモチベーションのありか

仕事するにあたり1番悩んだのは「モチベーション」。何のために働くか、どうやってモチベーションを維持するか。これはきっと全人類の課題である。
私は学生時代から最近まで、自分がやりたい仕事はエンタメと文字に関わる仕事、と思っていた。もちろんそうだし、自分のクリエイティブでそのコンテンツを盛り上げたり売れたり知名度をあげたりすることができたらとても嬉しい。でもそれに加え、私は働いてみて、「ZUMAにやって欲しい」と思ってもらうことが自分の中で最も大きなやりがいだと気づいた。

これに加えて、職場の人の雰囲気の大切さを痛感した。今の会社の社風は正直ZUMAにすこぶる合う、こればかりは働き始めてみないと分からないガチャ感がある。私はガチャ1発目で自担(⭐️⭐️⭐️⭐️)を自引きした感じである、無課金なのに全く運がいい話である。

あとは給与面。残業代も家賃補助も特にないので1年の後半になるにつれて、忙しさの割りにあってねえ!!!と思うことが続いたが、シンプルに仕事量を減らしてもらったら普通に解決した。何を悩んでいたんだ。

気付き→業界やできることやりたいことを勝手に絞っていた。制作の根源には「自分だからこそできる仕事をしたい」という気持ちがあった。また、制作会社の自由度/大手の福利厚生、私は前者をとってある程度融通の利く働き方をしている。平日に現場もいけたし全然最高じゃん。



思ったこと②成長したのか分からない

同じ多摩グラを卒業した友人たちとはもちろんもっぱら自分がいる会社での話になる。Web会社に勤める友人の一人から、先輩の誰かひとりに1年付いてこんなことを学んで出来るようになった、という話を聞くと正直とても焦ったし不安になった。自分は今年1年何を成長できただろうか?自分が元々持っていた「文字だけすごいめっちゃ作れる」という武器ひとつで社会人1年目ステージをクリアしてしまった。ステージ2からもこれでいいのか、いや、よくない。やっぱり誰かのもとでゴリゴリやってた方が良かったのでは…と。

気付き→そもそもこの1年で何を出来るようになろうだのこういうことをしようだの目標を立てていない&社会人1年目になる時点で自分がどれくらいの技量だったか分かってない

上記の気をつけていたことで書いた通り、案件ごとにZUMAの中に新しい作風を!と意識していたこともあり、ポートフォリオにまとめて振り返ってみたら案外新しいものを作っているじゃないか。自分が明確に何を望んでいたかも分からず、客観的な自己評価ができていなかった。もちろん1年あればモーションとか何か新しいことを学べたと思う。でも社会人1年経って、周りと比べて勝手に不安になることと目標のないままぼんやり過ごすことの虚無さを身をもって実感した、ということでオッケー。引き続き案件ごとに自分の中での課題を持ちながら、今年度からはクリアしたい目標を意識して生活しよう✳️ひとつの武器で戦い切ったが、社会人2年目のステージでは他の能力も身につけて、武器を強くしつつ人自体のレベルアップをはかろう。


思ったこと③やりたいことだけやるのは絶対に不可能

私はやりたいことで生涯を生きていくために美大に進学しデザイナーになった。社会人になりたての私はデザイナーとしてやりたいことだけやってご飯を食べていく気満々である。苦手なことなんてやらされてたまるか…と。会社では基本文字が関わる仕事を選んで回してくれていたし、あまり文字メインでないといえどグッズ作るのも好きなのでそれも特に苦ではなかった。

しかし、興味のない仕事との向き合い方に困った。自分がオタクだからこその弊害として、個人的に知識と熱意めちゃくちゃあるコンテンツが存在するので、逆にいうとそれ以外に対し同じ熱量で取り組めないことのストレス。文字を作る作業の中でも、楽しい作業とそうじゃない作業とが発生してしまう。あと、前に述べたように誰でもできそうな仕事を回され永遠とやるのは超ど退屈である。修正来すぎるとじゃあもうイラレ 覚えてお前がやれやと思う、普通に。そう、楽しいことだけやっていては納品にたどり着かない。

気付き→仕事中に絶対にやりたくない作業は発生してしまうもの。

やりたくないという気持ちを抱えることが少なくなるような仕事の仕方に工夫をしたり、やりたくないこともそう思わないで済むように考え方を変える必要がある。結局どんな仕事も、自分の考え方ややり方に固執せず、ある程度置かれた場所で咲くというスタンスで柔軟に対応できたり、目の前にある仕事を好きになる努力をできる人が幸せだと思う。


元々デザインの最後の詰めがめちゃめちゃ苦手でここでいっつも楽しくね〜とイライラしていたのだが、自分的にこの詰めの甘さは人生の課題でもあった。耐えて何回もやるうちに、95%のものを時間をかけて100%に整えていく楽しさとか、100%になった!と分かる感覚が身についたのは超最近のことだ。

→やりたくないと思うのは「出来ない」とか「苦手」だからであることが多い。私はなるべく苦手なことはやらず得意なことを伸ばして尖らせて生きていく人生を選択しているが、この得意なことの延長線上にある「出来ない」や「苦手」から逃げてはいけないと学んだ。やるべきこと/やらないでいいことの選択も重要である。





【これからの課題】

・映像制作系の会社やグッズ制作している会社に営業かける

稼ぎたい欲&もっといろんな案件やってみたい欲を持て余しまくっている今日この頃のZUMAだ。貯金したい主義ではないが、やはりある程度のお金は心の安定。できないことや苦手なことの中でお金で解決できるものは解決したい。収入を安定させつつ好きな現場にオシャレな服で向かいオタクと飲み交わすために仕事を増やしたい。早くコンサートと舞台再開してほしい。オタクとカラオケで映像見たい。制作会社を挟むものは振り込みが1〜2ヶ月後になってしまうため、制作会社案件受けつつアーティストロゴやお店のロゴなどを作って欲しい個人に頼んでもらえるような環境を作りたい。そのためにロゴ作って欲しいけど誰に頼めばいいかわかんないよー⤵︎⤵︎の人たちに知ってもらえるように知名度をアップさせたい。まずは頻度が落ちている定期的な作品の投稿を増やす。


・程よい忙しさをキープする

漠然と暇だと何をやるかから考えなくてはいけなくなってしまうから、仕事があるというのは本当にありがたいことである!あと、文字をメインに扱っていると生じるのが「自分VSゲシュタルト崩壊」の時間である。一日ずっと同じ文字に向き合うことはできない。まだゲシュタルト崩壊とかしないですね、のタイポ神の領域にはたどりついていない。なので自分的には2〜3のマルチタスク状態が程よく忙しくて時間を持て余さずもっとも効率の良いパフォーマンスが出来る。

上記の営業を実践して案件を常に抱えていることが目標ではあるが、もちろん案件のない時間は確実に生まれてしまう。その時漠然と暇でいることに対する不安を抱えてマヂ鬱⤵︎⤵︎にならないよう、 暇な時に長期的な財産になること、成長に繋がることをリストアップして用意した。将来の不安の排除。特に今取り組みたいのは読書(豆知識や雑学,教養などに興味あり)(時間の使い方とか集中力とか系は一通り読んで同じことしか出てこなくなったから、次ビジネス書読むなら伝え方,話術,文章力とか)(もちろんデザイン系も)。英会話も良いね。



・精神をとにかく安定させる

私は心が元気な時とそうじゃないときの差が激しく、結構な人々に迷惑をかけてきた。人々、すまん。

漠然と抱えていた不安も最近は原因や責任の所在を明らかにするよう心掛けている。そうすると意外に不安に思う必要がなかったり、そもそも自分のせいやないかという話だったりする。あと最近意識しているのは「ハードルを下げる」こと。完璧でなければいけないという気持ちを徹底排除、できない自分を認めたり、できない自分でも生きていけるように方向転換している。

もっともわかりやすい例は片付け。とにかく片付けが苦手だが、片付けできなくてもしょうがない。作業始めるときに邪魔になるものはとりあえずどかすで良いにする→とりあえずどかしたものスペースを作った。大抵レシートの山である。室内用のもこもこ靴下をいつの間にか脱いでるから片方どっかいった〜wが頻発する→もこもこ靴下を同じ柄のもの5足買う。洗濯物畳むのも苦手なので模様替えとハンガー足りないとき以外洗濯物畳まないで干しっぱなし。できない自分なりに思考の転換とできない自分を認める生活に変えた。何事も考え方である。いずれお金が貯まったら家事代行とか頼む側の人間になりたい。


・オタク向けコンテンツ

オタク向けコンテンツもオタクも大好きなので、オタクの地位向上やオタクの面白さ熱意の凄さを広める活動したい。



【まとめ】

・フリーランスは何かしら年単位での目標を持たないと唐突に虚無る、成し遂げたいことを明確にし、意味のある時間を過ごすよう能動的に意識する

・自分が仕事で何を1番大切にしているか、何をやりたくて、何のためにこの仕事を選んだか、感覚の解像度をあげる。

・でも悩んでもしょうがない、初めての社会人なので

・朝まで遊ぶ体力は学生の頃ほどない


以上!

新卒社会人、毎週飲みに行っても何とか生き抜くことができた!来年はもっと成長したクリエイターZUMAでありますように!








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