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店長論 第三章⑤最終回

人間力とは。
・対話ができること
・時間の大切さを理解して使えること
・これだけは負けたくない、負けないというものを圧倒的な努力で培うこと

対話が全てといってもよい。
背中を見せて育てる時代はとっくに終わっていて、僕からすればむしろ始まってもいない。
背中を見て育った世代は、何も教えられないことが多い。
その世代の当時から対話を大切にしているヒトだけが今も活躍している。

対話は何でもよい。
昨日食べたご飯から、小さな悩みごと。
まずは、家族のように相手を知る作業から入らないとこっちの声も相手に届くわけがない。

そして、売場での対話。売場などでやってくれている仕事に気づいてあげ、対話をする。
ステキであれば褒めてあげればよいし、ステキでなければ理由を聞いてあげればよい。
分からないことがそこで見つかって教えてあげられる。

次に時間の使い方。
時間の使い方は、非常にまわりはよく見ている。
何も、長時間を誰かに使えと言っているわけではない。
まずは、自分の時間を大切にする。
5分を大切にしている店長が、悩んでいたら30分時間を取ってくれたら
そのスタッフは大切にされていると思うだろう。
時間の価値感はヒトそれぞれだけれど、時間を大切にしているヒトからもらえる時間は
すごく価値が出る。その経験をスタッフにしてあげて欲しい。

最後に、これだけは絶対負けないものを圧倒的努力で培うこと。
本当に何でもよい。くだらないことでもよい。
でも1個はないと尊敬しづらいよ。尊敬させてあげるのも店長の仕事だよ。

店長は、つらいよ。
寅さんみたいなことを言うつもりはないが
本当に孤独を感じやすい仕事だと思う。

だけど、それ以上に子育てのようにスタッフやお客さんからもらえるものが多いし、
今後の人生において、店長時代がんばったエピソードはかけがえのない
あなたの歴史になっていると思う。

だから、あなたがやりたいことを、あなたなりにチャレンジしてみるとよい。
絶対に見てくれているヒトがいる。

僕は、先に進むよ。
店長の、リーダーの楽しさを知ってしまったから。

またあたらしいことをやりたくなってきたから。

いつでも困ったらおいで。

僕の大切な時間を大切なヒトのためであれば、奉げるから。

次は、社長になれた時にでも第四章を書こうかな。

店長論第三章。
おしまい。

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