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店長論第二章

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実際に店長になってから奮闘した日々を綴ったnote。 目指していた店長像とはかけ離れた自分を成長させるために、チャレンジし続けた学びは凄く為になりました。
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2020年7月の記事一覧

店長論 第二章⑧

最終話。

僕らが失敗したこと。
お客さまを人としてではなく、数で見てしまったこと。

僕らが失敗したこと。
コーヒーの技術を磨き切らなかったこと。

僕らが失敗したこと。
素人とプロの差を自覚していなかったこと。

華々しくデビューしたお店は、
最初の2週間くらいは行列ができたが、
ぱったりと止まった。

失敗と書いたが、実は自分たちなりにはやりきっていた。

研修で学んだとおり
全力で挨拶した

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店長論 第二章⑦

店長論 第二章⑦

まず、苦労したのは面接だ。
有名になりつつあった珈琲屋さんの名前を募集で出した所、なんと150人以上の応募が!
準備をするのは、僕一人。
毎日15~20人くらいの面接をこなしていった。

一人一人にさける時間はわずかで、魅力を引き出すのに相当苦労した。

次に苦労したのはスタッフ研修。
珈琲屋さんは1店舗しかない。お世話になれるのも1日2人が限界だ。
わが社は、小売りの会社だから飲食設備は一つもな

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店長論 第二章⑥

店長論 第二章⑥

ここの珈琲屋さんが素晴らしすぎた。
人生の財産に今でもなっている学びが3つある。

① 挨拶を全力ですれば喜んでもらえる。全力の限界はまだ越えられる。

この珈琲屋さんは、一杯のコーヒーで人を幸せにできると本気で願って取り組んでいる。
お店の前に立ったお客さまには100%お声がけ。
店内でコーヒーを提供するときのカップの置き方から一言お話する文化までのこだわり。
オーダーを受けた時に全スタッフがお

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店長論 第二章⑤

店長論 第二章⑤

アパレルチェーンブランドで、ずっとやってきた僕に来た辞令は
珈琲屋さん。

飲食業の経験もなければ、ブラックコーヒーも飲めなかった当時の僕は
なぜかすぐに「やります!」と答えていた。

実は、店長になってから約4年くらい経っており
次のキャリアアップをするのには先輩が大幅に詰まっていた。

年功序列感の嫌いな僕は、新たなチャレンジをしたいと常に発信していたこともあり選んでもらえたのかもしれない。

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店長論 第二章④

店長論 第二章④

近隣店舗で、売上・売場面積規模が小さい店舗の兼務を任された。

自分の店舗の副店長にほぼ業務を任せられていたので
この兼務店舗に集中することにした。

新しい店舗の状態は、
売上前年比80%以下と低迷中。
スタッフの人間的質は高いが業務レベルは低い。
売上が取れないと思い込んでいる。(負け癖がついている)

まず取り掛かったのは
圧倒的な売場の変革だ。

着任する日に間に合うよう
事前に、売場レイ

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