【仕事での気づき】敬語の崩し方(790字)
これは完全に好みの話ですが、タメ口で話してくれる後輩って、印象上がるんです。
職場の同僚とは「ですます体」で話すのが当然の世の中で、人によってはさらに過剰な敬語を多用していると思いますが、敬語って時間がかかりますよね。
●お時間あるときで構いませんので、この書類を3部コピーしておいていただけますでしょうか。
●時間できたら、これ3部コピーしておいてー。
上の例では敬語を省くと文字数がおよそ半分になります。これ、1日、1週間、1年と見ると莫大な時間を損してることになります。
日本では難しいと思いますが、生産性を上げるためには就業時間中の敬語撤廃が望ましいと考えます。サッカーで後輩が「佐藤!パス!パス!」というのと同じ考えです。「佐藤先輩、こちらにパスをしていただけますでしょうか」と言っているうちにボールはどんどん転がっていってしまいます。
この考え方が根底にあるため、後輩のタメ口は生産性が上がってそうな気がして好印象です。
2つ目の理由は意識の配分です。仕事の内容を第一に考えているとき、ぽろっと先輩にタメ口が出てしまうことがあります。これはもちろん尊敬していないわけではなく、業務上の上下関係を一時的に脳から追い出すほど目の前の話題に集中できている、ということです。
飲み会の盛り上がりが最高潮に達した時、「次何飲む? あ、すみません、何飲みます?」と言ってしまったことありませんか。これは飲み会の楽しさへ没頭してるということ。そこまで仕事に集中できている後輩を見るとなんだか嬉しくなってきます。
夜のお店のマニュアルに「時々自然なタメ口を混ぜろ」と書いてあるらしいです。そのくらいタメ口効果は絶大なのかもしれません。
上下関係に重きを置き、敬語を生み出した日本文化だからこそ、タメ口が浮き上がって見えてきます。あなたはタメ口について何か思うところある?