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0から、羊が来てからもとにかく落ち込む事ばかり(後半)

前回の記事をご覧いただいた皆様ありがとうございました。
それでは後編の方も綴っていきたいと思います。

【放牧地のマダニ】

今はもう駆除出来ているが、放牧を初めて1~2週間経ったぐらいだろうか。ごんの目尻にイボらしいものがついていた。よくよく見れば足がついている…【マダニ】だ…。
【マダニ】は野生動物を媒介し、草の裏側や葉っぱの裏側で虎視眈々と寄生対象を狙うヤツである。時折ニュースで聞く名だと思うが感染症を持っているので警戒が必要なのだ。ただ、蚊と同じで必ずしも全個体が感染症を持っている訳ではない。自身に付いていたら見つけ次第そのまま病院へ。とにかく無理に取らないで下さい。肌の中にとげのような口が残ると感染率がぐっと上がってしまう様なので…。
私は仲良くさせて頂いてる羊飼いさんにコミュニティでETB乳化剤(家畜用の虫駆除剤)を教えて頂き、そちらを使って予防、駆除を行った。効果はあったように思う。1ヶ月後には全くマダニの存在を感じなかった。月は9月。

行った【マダニ】対策
・放牧地に野生動物を入れない様にする
・駆虫の効果持続(フロントラインが一番効きそう。基本1ヶ月で効果は切れるらしい、現在自身のところは今はETBのみで予防しているが問題なさそう。)
・放牧地の草を一回短く刈ってしまう
・放牧地に日に当て湿気のない環境を作る(マダニは日陰、湿気を好みます。熱に弱いので夏は暑さを利用してみました。)

以上で、駆逐出来たかのように感じます。
山間部はどうしても存在してしまうものです。くじけず対策をしていけば、羊も人間も守られる環境になったかと感じます。
今は全く見受けられません。
マダニは1年通して活動するようですので、今後も観察していきたいです。

マダニ有識者の方よろしければコメント楽しみにお待ちしてます。

おわかりいただけるだろうか…
自信取る場合は先端が細いピンセットでマダニの口元に近い所を持って
口が外れない様注意して下さい。
ETB剤や、ティーツリーのアロマオイルなどマダニにかけると弱るとの話は
ありますがあくまで可能性の話です。
不安な場合は獣医さんに相談なさってください。
私は初めは獣医さんにお願いしましたが、後半は自身で採取しておりました。


以上が7月~9月でぶつかった壁。
今まだ数々の課題に頭を悩まされている。

何を始めるにも十分だと思っていても大概不完全。
悲しい事、つらい事もたくさん。
でもそれ以上に楽しい事、嬉しいこともたくさんあったように思う。
現時点で言いたいことは「失敗をする勇気を持つ」
そして私が作って行きたいのは「失敗が出来る環境を作り、そして改善に前向きになれる環境を作る」
動物を通じてこのような場所が作れる気がするという根拠のない自信を、
ごんひじさんには与えてもらった。
多大なる感謝を。

今後も見守って頂けると嬉しいです。


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