364杯目：【コラム】緊急事態宣言が解除されて・・・

自分の住んでいる県では、非常事態宣言が解除されました。
昨日今日は解除されて初めての週末。
解除されたと言っても、もちろん全てがいっぺんに元に戻るわけではなく、段階的になのですが、昨日今日のお店や海などの混み具合を見て思ったことを。

非常事態宣言が発令されている間でも、３蜜を避けるとか、自身も手洗いマスクをして備えれば特に問題ないと自分は思っていました。
しかし、テレビから流れてくる『ステイ・ホーム』とか『家からなるべく出ないで』の言葉に、敏感すぎるくらいに反応する人が多く、とにかく家から出ること自体ダメ！怖い！と言っているという人の話をいくつも聞きました。

真に受けてるとまでは言わないけど、都会の人が発する言葉にそこまで神経質にならなくても良いんじゃないの？と自分は思っていました。
そこそこの土地の事情というのもあるのだから、やはりその言葉をそのまま受け取らないで、一度自分の中で咀嚼して考えるということが大切なのだと思います。

もちろん何度もこのnoteに書いているけど、新型コロナウイルスを軽く考えているわけではないし、舐めているわけではありません。
ただ、今回の新型コロナウイルス渦で、思考停止している人と、思考停止していない人の差が浮き彫りになったのではないかと思っています。

そして非常事態宣言が解除された今週末、こんなに一気に人が出てこなくてもイイんじゃない？と思うほど、お店の駐車場がいっぱいなのを久しぶりに見ました。
非常事態宣言が解除された途端、まだコロナ渦が終わったわけではないのに、なんでこんな事になるのか？を自分なりに考えてみました。

答えは意外と簡単かもしれません。
非常事態宣言時、外に出ることさえ怖がっていた人は、今度の解除で外に出ても良いんだ！と、お墨付き!?をもらい、やはり表面の言葉だけで判断して動き出したのではないかと自分は考えます。

非常事態宣言時でも、出されているメッセージを自分の頭の中で咀嚼して行動すれば外に出ても良いという事になるのに、ただただ出されたメッセージの表面上のことでしか判断しない。そして今度は非常事態宣言が解除されたと言っても、感染しないための注意点や心構えなどの行動は引き続き忘れてはいけないはずなのに、やはりメッセージの表面上の意味しか考えようとしないから、このように週末になったら一気に人が外に出てきたということなのかと思いました。

簡単にいうと、思考法が黒か白で、間の灰色がない人が多いんでしょうね。
そして、その二つの選択肢しかない黒か白でも、ちゃんと言ってもらわないと動けない人が多いという感じがしました。

最近よく思考停止という言葉を耳にしますが、コロナに限らずこれから生きていく上で、思考停止しないということが必要なのではないかと思いました。

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