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428杯目:絵本作家・にしのあきひろ氏の深い話。

以前、『チックタック約束の時計台』発売後に、西野亮廣さんが語っていたことを、6月30日のブログとVoicyで思い出しました。
今回の話は、絵本作家にしのあきひろ作品の深い話だと自分は思いました。
絵本だからできる表現方法、でも西野亮廣さんだから出来た方法。
それは、現実の視界には現れない光の表現。
『フレア』とか『ゴースト』の話。

自分も発売と同時に『チックタック約束の時計台』を購入して、相変わらずの圧倒的な美しさに、全く違和感も感じずに絵を何度も何度も見返していました。
その後、西野亮廣さんのその話を聞いてから、初めて意識して見て、関心と共に西野亮廣さんの絵本の深さを知りました。

それは、ストーリーに引き込まれて心は登場人物と同じ。なのに自分の居場所はレンズ越しに見ているという不思議な感覚。
これって、絵と文字の両方があるから成立する絵本ならではの感覚。
でも、ここに目をつけられるのは、絵本作家・にしのあきひろならではないかと思いました。
なので、『フレア』や『ゴースト』という現実には見えない表現にも違和感なく、ただただ綺麗な絵と認識していたのかもしれません。
これも西野亮廣エンタメの一つ。本当、とてもとても深い。

そして今回の『みにくいマルコ 〜えんとつ町に咲いた花〜』2枚の画像比較。
にしのあきひろ絵本作品の奥深さに、ただただ驚かされるばかりです。

距離感や光の当たり方を忠実に表現するのならスタッフ提案の絵だけど、自分というフィルターを通した時の見え方は、必ずしもそれが正解ではない。
2枚の絵を見比べてみると、確かに全然意味合いが違う絵に見えてきます。
あくまでも、西野亮廣さんの話を聞いてから見比べるとではありますが…。

現時点で自分は、この絵本のストーリーがわからないのですが、きっと物語にどっぷり浸かり、そのキャラクターの気持ちに引き込まれた時に、舞台袖から見る風景は、西野亮廣さんが手直しした絵が自然に見えるのかもしれません。

リアルで言うならこちらなんだけど、気持ちが篭って見える風景だとこちらの方が正しい…と言う話だとミッキーマウスの耳を思い出しました。
真正面を見ている時も横を見ている時も、ミッキーマウスの耳は2つの丸。
それに耳の位置に関しては、冷静に見ると、ミッキーマウスの横顔の時の耳の位置なんて、元の耳の位置からは全然ズレた位置に丸が2つ。
いくらデフォルトされていると言っても不自然なくらい、本当は耳の位置がおかしい。
しかしそれを見ている自分には、どう見えているかと言うと、耳の位置のズレなんて感じず全く違和感なく見えている。
この手法は手塚治虫先生が鉄腕アトムで真似をした手法としても有名ですね。
アトムも正面だろうが横顔だろうが、あの二つ尖った髪型は同じですからね。

そう考えると、にしのあきひろ作品って、その度に絵にストーリーに圧倒されていましたが、まだまだ進化しているんですね。

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。