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663杯目:西野亮廣さんからの学び…どんな時も育児放棄をしなかった

『映画 えんとつ町のプペル』が、昨年12月25日に公開されてから3ヶ月半…地元の映画館でも公開が終わって寂しいような気もしますが、しかし3月に入っても公開されていたというロングラン、初めての映画挑戦としては最高の結果だったのではないでしょうか。

そんな中、映画の中身ではなく、『映画 えんとつ町のプペル』期間の自分なりの感想を書いてみたいと思いました。

令和2年12月映画公開が決まった後に訪れたコロナ問題。
これを受けて、その間には公開を延期したり中止にしたりする映画作品も多々ありました。
しかし、『映画 えんとつ町のプペル』は変更することなく、予定通り12月25日公開。
『映画 えんとつ町のプペル』というより西野亮廣さんを応援していた自分でも、公開時期がコロナ禍じゃなかったらなー?などと、後悔することになるんじゃないか?と弱気に思ったりする時もありました。
やはりコロナ禍ではどうしても行動が制限され気味にはなりますからね。
自分はファンであったので、当然映画公開されれば絶対に観に行こうと思っていましたが、行こうか行くまいかという浮游層の人だったら、コロナ禍だから映画鑑賞は遠慮するという判断をする方も多くいるだろうし…。

しかし、そんなコロナ禍の10月に公開された劇場版『鬼滅の刃・無限列車編』がヒットどころか、歴代の記録を抜くほどの大ヒットを記録しました。
これにより、コロナ禍だとしても良いものは認められて、みんな映画館に足を運ぶんだ。というのが分かったのが嬉しい反面、という事は、もし『映画 えんとつ町のプペル』がヒットしなかったら、コロナ禍だったから…という言い訳も通用しないということでもあり、複雑な気持ちになりました。

確か、西野亮廣さんは、コロナ前の時は、映画のチケット1万枚を手売りするとか、47都道府県全てに舞台挨拶に行くと言っていました。

しかし、コロナによりこれらの計画は全て白紙になってしまいました。
でも、コロナ禍の12月25日公開を決めた西野亮廣さんは諦めませんでした。
オンライン講演会のリターンとして映画チケットを用意したり、様々なクラファンや支援の輪を広げて、1人でも多くの人に映画を見てもらうための手段を取り続けて公開日を迎えました。

そして公開された12月25日以降、西野亮廣さんは1日5〜6映画館で、舞台挨拶とは名ばかりの(笑)30分間のトークショー付き映画鑑賞の場を作りました。
コロナ禍で、作品を届けるのにそれができる精一杯のこと…

しかし、それに対してさらに難題が降りかかりました。
緊急事態宣言が発令されたのです。
緊急事態宣言下でも、映画上映がNGにならなかったのは幸いでしたが、30分間のトークショーはできない状況になり、西野亮廣さんの作品を1人でも多くの人に届けるという思いに対する行為としては、それもできなくなりさすがの西野亮廣さんも万事休す!?

でも、西野亮廣さんは諦めませんでした。
今度は『映画 えんとつ町のプペル』を映画館で一緒に観よう!という企画をしたのです。
そして冬の寒い中、日本全国の映画館を飛び回りました。
観にきてくれたお客様に、ファンサービスもできず、お礼の一言も発することができず、ただただ深々と長い時間全力の会釈をするという…これだけのために全国を飛び回ったのです。

この行為は、ネットやメディアでも取り上げられ、どちらかというと否定的な意見の方が多かったけど、西野亮廣さんのその時できる最大限の努力をして、自分の作品をみんなに届けるという思い、ファンである自分にとっては、ただただ感動と応援だけでしかなかったです。

『映画 えんとつ町のプペル』のワンシーンで例えると、船に引っかかった無煙爆弾を船から外すために、高さとの恐怖と闘いながら一歩一歩鎖を登っていくルビッチを下から『がんばれ!がんばれ!』と微かな声で応援するプペルの心境でした。

こうして西野亮廣さんは、5年前の著書『魔法のコンパス』の中に書いていた…

やっとの思いで生まれてくる我が子のような作品。
しかし、作品はお客様の手に届かないと生まれたことにならない。
なので、お客様の手に届くまでの導線をきちんとデザインし、我が子を育て上げる。
そこまでが親の責任だよね。
やはり今回も作品の育児放棄はせず、作品が売れるためにやれることは全部やる…。

まさに、今回の西野亮廣さんの行動全てでした。

西野亮廣さんがコロナ禍での、刻一刻と変わる状況、誰もが正解がわからないこの困難な状況下でも、これを貫く姿は、自分にとってまさに生きた教科書でした。

この著書『魔法のコンパス』のサブタイトル。

道なき道の歩き方

それをやって自分に見せてくれた西野亮廣さんを、さらに尊敬しました。

#西野亮廣 #えんとつ町のプペル #魔法のコンパス #道なき道の歩き方 #育児放棄 #コラム #エッセイ

貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。