【英語記事から学ぶ】木がもたらしてくれる22の良いこと【後編】
前回に続き、ロサンゼルスで活動するTreePeopleというNPO法人がウェブサイトで公開している"22 Benefits of Trees"という記事を自分なりに翻訳してみなさんに紹介したいと思います。まだ前編をご覧になっていないかたは、ぜひ前編も一緒に読んでみてください。
英語の勉強をしながら、「木の良さ」についてあらためて考えるきっかけになればと思います。
22 Benefits of Trees
木がもたらしてくれる22の良いこと【#12-22】
#12 - Trees reduce violence.
木は暴力を減らしてくれる
殺風景で緑の少ない地域や家は、緑の多い地域に比べて、家の中や外での暴力の発生率が高いことがわかっています。樹木や造園は、不安や恐怖心の度合いを下げてくれます。
#13 - Trees mark the seasons.
木は季節を知らせてくれる
今は冬?それとも春?夏?秋?
木を見れば、季節がわかります。
#14 - Trees create economic opportunities.
木は経済的な機会をもたらしてくれる
地域の果樹園で収穫された果物を販売することで、収入につながります。都市で、マルチングとその節水効果が評価されるようになれば、グリーンウェイスト(植物ゴミ)管理や造園などに関連する小規模ビジネスのチャンスが生まれます。また、グリーンジョブ(環境の保全や回復に貢献し、持続可能な事業に携わる仕事)に関心のある若者に職業訓練を提供することも、木から経済的機会を発展させる良い方法のひとつです。
#15 - Trees are teachers and playmates.
木は先生にもなり遊び相手にもなってくれる
ときに子どもたち用の小さな家として、大人にとっては創造性や精神的なインスピレーションの源として、木は時代を超えて人間にとっての憩いの場・癒やしの場となる空間を提供してきました。
#16 - Trees bring diverse groups of people together.
木は、多種多様な人々を結びつけくれる
植樹のイベントを開催することで、地域社会への参加やエンパワーメントの機会を提供して近隣地域の生活の質を向上につながります。文化、年齢、性別を問わず、イベントに参加した誰もが大事な役割を果たすことができます。
#17 - Trees promote unity.
木は団結力を高めてくれる
地域のランドマークともなる木は、その地域に新たなアイデンティティを与えるこができ、住民の地元愛を育んでくれます。
#18 - Trees provide a canopy and habitat for wildlife.
樹木は野生生物の家となり守ってくれる
アメリカスズカケやオークといった木々は、都会に住む鳥やハチ、オポッサムやリスなどにとって快適な住処となっています。
#19 - Trees beautify spaces.
木は空間を美しく彩ってくれる
樹木は、コンクリートの壁や駐車場、あまり美しいとは言えない景色を隠してくれます。近くの道路や高速道路からの騒音を遮断し、目の保養にもなる緑の天蓋を作ってくれます。さらに、まぶしさを軽減し、埃や風を受け止めてくれます。
#20 - Trees provide wood.
木は木材を提供してくれる
郊外地域や農村部では、材木を選択伐採し、燃料や工芸品の材料として利用することができます。
#21 - Trees increase property values.
樹木は資産価値を高めてくれる
植栽された土地とその周辺の道路や地域の美しさは、資産価値を15%も引き上げてくれます。
#22 - Trees increase business traffic.
木はビジネスを活発にしてくれる
調査によると、ビジネス街に樹木が多く景観整備が進んでいればいるほど、ビジネスが活発になる傾向にあるそうです。また、並木道によって交通量が減ることで、ただ前を通り過ぎていたドライバーたちが店先に目を向けるようになるそうです。
これまで世界では、都市の発展と共にコンクリートの割合が急激に増えていたと思われますが、地球温暖化対策への意識が高まるにつれて、木が持っている魅力にあらためて注目が集まってきています。日本にも、TreePeopleのように植樹活動を行っている団体も増えてきていると思います。
沖縄は比較的、木が多い方だと思いますが、沖縄にも植樹活動を行っている団体があると思いますので調べてみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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