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修験道の土用の過ごし方

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
土用に入りましたね。
令和5年夏土用
[入り]7月20日(木)
[明け]8月7日(月)

氣学では、土用は、季節の変わり目で、草木や生物の死骸からできている土のエネルギーが活発になるので混沌として、体調が悪くなったりすので、この期間は無理をしないようにしましょうとか、土いじりをしないようにとか言われていますね。

修験道の修行では、昔から寒暖が激しく極まる夏の土用と冬の土用には、みまかる人が多く、極みを越える事は大変な事とされていて、特別な修行をします。

それを今回はご紹介します。


【土用の七社参り】
「夏」と「冬」の土用の期間に各々が住まわせていただいている土地の産土神を中心とする取巻く神社七社を参拝し自身や全ての生命を護り生かす大自然に感謝を祈ります

【土用の潔斎・禊】
世の中の安泰や所縁のある人々の健康を祈り一週間の精進潔斎と七日間連続の禊をする大行を謹修します。

【精進潔斎(しょうじんけっさい)について】
○肉・魚介類・卵の摂取
○乳製品(牛乳、バター、チーズ、ヨーグルト等)の摂取
○にんにく、にら、ねぎ、たまねぎ、らっきょうなどのニオイの強い野菜の摂取
○刺激物(香辛料:カレー、コショウ、七味、山椒等)の摂取
○嗜好品(お酒、タバコ、コーヒー、炭酸飲料等)の摂取
○性行為

を慎み控えて体内を清らかな「素」の状態へと戻していく修行です。
また神仏尊の御食事は朝夕のニ食(にじき)でございますので潔斎中は人もニ食という習わしです。
仕事のご都合等で難しい場合も潔斎前に神仏尊にその内容をことわけして
仕事以外の食事のみの潔斎を行なう等ご自身の内なる神(御心)と相談して行います。


禊(滝行)は、作法や滝場が必要なので、日常生活で行うのは難しいですが、
精進潔斎と七社参りはやろうと思えばできるので、おすすめですが。
精進潔斎は、体がほんとに楽になるので、おすすめです。

合掌
弥栄

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