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価値と目標について学んだこと・考えたことをつらつら

最高の体調(鈴木祐)を読みました。

最近話題の一冊。

オリエンラルラジオの中田さんはこの本を動画にまとめていますが、

主に食事について解説していた気がします。

しかし、私が読んでみて特に印象に残ったのは「価値と目標」についての部分でした。

読んでみて感じたことを書きます。

価値と目標

「不安」について綴られた章の中の話です。


現代人は、過去、現在、未来を考えながら生きている。

中でも特に、自分が望む未来を目掛けて、日々を生きてる。

だけど、人間の本質的なメカニズムにおいて「未来」について考えることには長けていないらしい。

狩猟採集社会では、人生の目的といえば、食料調達し、食べて、生きて、子孫を残すというシンプルなもの。

食料調達をして今日を生きるのがいっぱいで、未来なんか考える余裕もなかったのかな。

それに比べて現代は、食べれることが当たり前で、子孫を残すこと以外の目的だって沢山選択できる。お金持ちになるとか有名になるとか、いろんな選択肢を望むことができて、何年後には、、何十年後には、、って未来を考えるのが普通になった。

そんな未来思考になっても、人間の機能の中に遠い未来を予想するのに優れた遺伝子は組み込まれていないから、確かでない未来に目を向けても不安になり、それがストレスになることが多く、現代人を悩ませるらしい。

だから、そういう未来の不安に打ち勝つためには、自分の見る遠い未来をできる限り現実味のあるものに近くまで噛み砕いていくと良いらしい。これにはとっても納得した。

例えば、「ダイエットをして綺麗になる」

と言う目標を立てて実行しようとする。

ダイエットをして綺麗になりたいと思いつつ、目の前にケーキがあると食べてしまう人がいるけど、そういう人の思考を分析すると、

綺麗になりたいけれど、自分が痩せて綺麗になれるという未来を想像しきれず曖昧になってしまい、それよりも目の前のケーキを食べて幸せになれることのほうが近い未来であり、想像しやすいため、誘惑に負けてしまうらしい。

こういう時は、長い未来を想像しやすい未来に分割して目標を立てると良い。

ダイエットをして綺麗になるのが目標なら、

目標:綺麗になりたい→そのためには?バランスの取れた食事をする→

そのためには?体に悪いお菓子はやめたほうが良い→

そのためには?目の前のケーキを食べるべきでない。後悔してしまう。

幸せになれない。


体に悪いものを食べてしまった罪悪感に落ち込んでいる自分まで想像してしまえば、少しは踏みとどまることができるんじゃないか。

要は、自分が想像できて、納得できる領域まで思考を細かく刻んでいけば良いということ

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この図はちょっと無理矢理な気もするけど、、


それから、その目標は自分の価値観をどのように反映したものなのかを分析するのも大切。

目標:綺麗になる→綺麗になったら?自信がつく→自信がついたら?街を歩いたり人に会うのが楽しくなる→楽しい瞬間が増えたら?人生が充実する!

なにに価値を感じて目標を立てるか考えて、頻繁に思い出すべき。



目標と手段を勘違いしてしまっている人も多いらしい。

例えば、資格を取りたいから勉強する!といっても、勉強する気は起きないってことはある。

こう言う時は、その資格を持つことに価値を感じているのか、

資格を使って人の役に立っていることをに価値を感じているのかを考える。

後者の方が良い。自分が資格を使ってどのように人、社会に貢献したいのかを明確にしておいた方がモチベーションは上がりやすい。

なぜなら、人が幸せを感じる時っていうのは他者貢献した時だと言われているから。研究でも証明されているらしい。

前者だと、自分の価値を上げたいと言うことになり、自分の価値をあげるには他にも手段はあるし、自分の中で「自分の価値」の判断軸が変わってしまうこともありうる。そうなったら、それまでだ。



最近私は、建築士資格をとるための勉強を始めた。

建築士になった自分を想像するってのもまあ大事。

でも私の目標は、

多くの人が、

帰りたくなる、居心地が良いと思える、家族の絆が深まるような、、

あったかい家庭で生きれたら幸せだなあと、

そんな人が増えたらいいなあってことだ。


一番、家族で過ごす時間が長いであろう、「住まい」を

一生に一度しか建てないであろう「住まい」を

作りたいなあと思う。

自分の幼少期は家族の居場所が確立していなかった。

思春期は家に居たくなくて、居てもなんだか落ち着かなくて

居場所がないと感じた。


このご時世で、自宅が居場所としてきちんと機能するってことは本当に大切なことだと思う。

私にとってはそのための”建築士”

その気持ちを忘れないように、勉強していきたい。





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