見出し画像

宇宙人じゃないトミー・リー・ジョーンズをひさびさに観た

 日本では宇宙人ジョーンズとして著名なトミー・リー・ジョーンズ。

 映画ファンからすると、彼は演技派中の演技派で、なぜあんなヘンテコな日本のCMに出続けるのか謎でしかない(北米ではハリウッドスターがCMに出ることはほぼありません。一部のハイブランドのみ。シャネルとかね。)のですが、大の親日家として有名です。

 クリス・ロックをぶん殴ったウィル・スミスとの『メン・イン・ブラック3』の海外プロモーションで日本のみ参加。
 来日時は歌舞伎鑑賞をし、「京都に行きたい」というところまでは普通ですが、趣味が浮世絵収集で、好きな日本食が「鮎の塩焼き」。
 マジもんです。

(京都「俵屋旅館」で火事があったときに偶然宿泊してたという逸話もあるようです。さすがスター。)

主演は約10年振り

 そんなトミーがジェイミー・フォックスとW主演した『眠りの地』。

 映画会社はAmazonStudioで、トロント映画祭で公開。
 評価もまずまずで期待をしていたのですが、残念ながらアカデミー賞のチャンスはなさそう。

 だからか、日本ではさっさと配信となりました。(AmazonPrimeで観れます。)

 実話物、そして老けないジェイミー・フォックスと変わらない安定のトミー・リー・ジョーンズですので、安心してご覧いただけます。

 スカッと系がお好きな方は是非。

華麗なるキャリア

 1970年、「愛とは決して後悔しないこと」でお馴染み『ある愛の詩』に出演。

 シシー・スペイセクがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『歌え!ロレッタ愛のために』(なんなのこの邦題)では、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。

 1982年にはエミー賞を受賞し、1991年についにアカデミー賞にノミネートしたのが『JFK』。

 そして1993年、テレビドラマシリーズを映画化し、ハリソン・フォードが主演した『逃亡者』(日本では江口洋介主演でリメイク)で助演男優賞を受賞。
 この自体にゴリッゴリのエンタメ作品で受賞はすごい!

 ひさびさに見たらしょうもなかった『依頼人』やトゥーフェイスを演じた『バットマン フォーエヴァー』を経て、『メン・イン・ブラック』が超絶大ヒット!
 これを受けて宇宙人ジョーンズが誕生することになります。

 そして初監督作の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の演技により、カンヌで男優賞を受賞。

 …ともうきりないからここらへんでやめておくね!
 そして77歳で主演だからね、よく働くわ…。

宇宙人ジョーンズじゃないトミー・リー・ジョーンズも観てね!

 ということで、宇宙人ジョーンズのイメージが日本では強すぎると思いますが、「ザ・俳優」なので、映画も観てね!

 いま観るなら『告発のとき』か『リンカーン』かなぁ…。

 と調べたら、『告発のとき』がU-NEXT、『リンカーン』は見放題配信なし(レンタルはあり)だったので、AmazonPrimeで『眠りの地』がいまは良さそうです!

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,844件

サポートなどをしていただいた方には現在おすすめのYouTubeチャンネルランキング一位〜五位をランダムにご紹介しています! いただいたサポートなどは、活動費または子どもの教育に関する寄附に充てさせていただきます。