結局(アブ)ノーマルって思ってるんですよね?/岸善幸監督『正欲』
第34回(2021粘土)柴田錬三郎賞は、朝井まかてさんと朝井リョウさんのW朝井受賞でしたが、その"リョウ"さんの受賞作『正欲』を原作とし、東京国際映画祭で観客賞を受賞したのが岸善幸監督の『正欲』です。
一般観客のひとりでありましたワタクシとしましては、その投票案内が一切届いていないことにモヤモヤするところがあったのですが、作品にも正直なところモヤモヤしました。
原作小説は非常に評判が高く、そのキャストからも注目されていた作品だと思います。だから自分も映画祭でわざわざ観ましたし。
でも原作小説は「正欲」というタイトルなのに、英語タイトルを'(ab)normal desire'にしてしまったことから見ても、主題からブレてしまったように思いました。
『正欲』は、11月10日より、公開中です!
(小説のネタバレを含みますので、詳しいレビューは有料部分にて)
ここから先は
1,485字
¥ 300
この記事が参加している募集
サポートなどをしていただいた方には現在おすすめのYouTubeチャンネルランキング一位〜五位をランダムにご紹介しています! いただいたサポートなどは、活動費または子どもの教育に関する寄附に充てさせていただきます。