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【10/12】ドラマ『シェフは名探偵』をみた

今日は最近観ていたドラマ『シェフは名探偵』の感想。
Netflixでたまたま見つけて、自動で流れた一部映像が面白そうだったので鑑賞。

主演は西島秀俊。
原作は近藤史恵による小説の『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』、『マカロンはマカロン』。

結論からいうと、非常に魅力的なドラマだった。
今の所二期の発表がないのが勿体無いなあと思うほど(原作がないのかもしれないけれど)。
今回はこのドラマが魅力的だと感じたポイントを考えてみる。

魅力1:基本的には一話完結
主人公がシェフをしているビストロには、悩みを抱えた人たちがやってくる。
最初はその悩みを表には出さないのだけれど、「シェフは名探偵」なので、シェフがその悩みに気づき、推理し、解決する。
大体1話につき2つの事件(悩み)が発生し、解決するまでが描かれる。
たとえ重い話になったとしても解決してくれるという安心感から、「今日は1話だけ観よう」という気持ちになりやすい。
そして1話観るだけでもシェフの目の付け所やそれぞれの解決へのアプローチが面白く、満足感がある。完成度が高いというべきか。
気軽に鑑賞できる作品にするためには、こういう工夫は必要なのだと思った。(もちろん作品のコンセプトによると思うが)

魅力2:最終話まで引っ張るフックがある
前段で一話完結の話をした一方で、全話を通して語られる物語がある。
それはシェフ自身の話でもあるわけだけど、これがあることによって、一話完結で一話ずつ気軽に鑑賞できると同時に、明日も観ようという気分になる。
一話完結+全話を通した主人公の物語が描かれる構成はドラマ『99.9』の第一期を思い出した。

魅力3:キャラクターが魅力的
ほとんど舞台は主人公がシェフをしているビストロ「パ・マル」。
「パ・マル」で働いているメンバーはシェフを入れて4人。
この4人の性格、キャラ、関係性が非常に魅力的。
やりとりを聞いているだけで面白く、制作現場としてもいい関係性だったんだろうなあと想像が膨らむ。

魅力4:料理が美味しそう
作中で登場するフランス料理がとにかく美味しそう。
なんだか観ていて気持ちがよくなるほど。食べてみたい。
また、前述した3つの魅力は言ってしまえば他のドラマでも観られるものだけど、物語もフランス料理に絡めている点が、この作品の独自性。
そして、そのフランス料理にこだわりを持って作品作りをしていることが見て取れる。
このドラマで料理が美味しそうに見えなかったら、ドラマ自体の魅力が半減していた可能性すらあると思う。

以上、ドラマ『シェフは名探偵』の魅力を4つあげてみた。
物語も仕掛けも面白く、何だか優しい気持ちになれるドラマだったので、ぜひ観てみてほしい。
頼むから二期をお願いします!

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