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桐箪笥を洗う 古道具について

こんにちは。

梅雨真っ只中の今日この頃。
お気に入りの革製品は容赦なくカビていきます。湿気の多い日本家屋あるあるですね。
水とりぞうさんももはや無力です。

最近の楽しみはプランターに植えたゴーヤがめきめきと育っていく様子を眺めること。
朝の水やりだけで健気にグリーンカーテンを作ってくれています。

我が家はシーツを桐箪笥にしまっているのですが、連日の湿気を吸い、さらに古い家具特有の匂いもしだし思い切って洗うことにしました。

石鹸をつけて潔く洗い、天日干しして、アルコールを吹きかける。

古道具を使おうとやはり清潔が1番だと私は考えます。機能性と清潔感、その土台があってからの美しさを私は道具に求めます。

道具は根底、生活と寄り添っていくことに意義があり、そこに美しさを添えることを忘れないのが人としての心であり文化です。

であるからこそ古道具という流行りだけが先行して、ボロボロの使い勝手も悪そうな古道具が高値で骨董市などで売られていると、本来のあり方について考えさせられます。

もちろん修理したりアレンジしたりで使いこなせる買い手もいらっしゃるので一概には言えません。

大量消費社会、流行が企業によって作られる社会の中で本当にいいものを見極めるのは難しいものです。
機能性と美しさのバランス、手仕事という伝統文化を守ること。

今でも素晴らしい手仕事を続けられる職人さんはいらっしゃいます。
「古道具」っておしゃれだよね。
という流行に左右されず、今を生きる職人さんの作品を手にすることで価値ある文化が後世に受け継がれていきます。

生活道具と文化、現代社会について考えるのは面白いですね。


もう猛暑の日々。最近は貧血で動けないことも多いのですがこれは夏バテか。
しっかり水分補給をして乗り越えたいと思います。

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