超動くマンカラ(10)~2次元マンカラは、いつ生まれた?(その1のお詫びと訂正・補足(+α))
前回の記事はこちら。
2次元マンカラのルーツは何かということで、マンカラっぽくコマを動かすボードゲーム『Intermedium』を紹介しました。
で、実はですね。
とんでもない間違いがありました。
謹んでお詫びいたします。
といいつつも、全くゲームが遊べないわけではない、困らないといえば困らない、微妙かつ豪快なミスです。
まずは、その訂正から入ります。
前回の記事の大間違いを訂正します
何を間違えたかというと、用意するコマの数とゲーム開始前の配置です。
前回の記事では、コマは2人のプレイヤー(赤・青)それぞれ32個用意します、と書きましたが……本当は各44個でした。さらにそれぞれコマが12個必要となります。
で、ゲーム前の盤面のコマ配置は、以下になります。
前回の間違いは、コマ4個ストックが2列に4つ並ぶ配置でしたが、正しい配置は、その間に4個ストックが3つ並ぶ、4−3−4のフォーメーションでした。
さらに補足すると、前回省いたルールというか、第1手目の制限があります。
第1手目は、移動したコマを必ずコマのないマスに置く、です。
これは、ストック(コマ)のあるマスばかりに置いて、双方とも全然前に進ませないままの膠着状況にならないように、用意した「お約束」と推測します。
前回の間違えたコマの少ない配置の盤面ですが、これでも十分遊ぶことはできます。
ただし、全てのストックが隣接せずに独立している(隣のストックに行くまで2マスかかる)ため、玄人向きだと思います。
おそらく、序盤はそれぞれのストックの連携を整えるために、陣形作りに取り掛かるでしょう。
なんとなく将棋っぽい感じ……かも知れません。
オリジナルの盤面ですが、コマの数各44個は多い(1ゲームのプレイ時間目安は30分なので、長考すると1時間オーバーする)かも知れません。
盤面を7×10から7×8にして、コマも各28個に減らした、コンパクトサイズもありかな、と思います。
『Intermedium』のルーツは?
盤面を間違えたことで、『Intermedium』のもととなったゲームは何か、みえてきました。
マンカラ……ではなくて、これまた伝統的ボードゲームの1つ「ドラフツ(チェッカー)」です。
上の図は、『Intermedium』を通常の8×8のチェッカーボードで配置すると、こうなったのでは?という妄想です。
「都市」に相当するものとして、キングを置きました。
ドラフツだと、双方とも同一色のマスにコマを配置しますが、それぞれの色が異なる色のマスに置くとどうなる?
その問いから『Intermedium』が誕生した、かも知れません。
締めと次回予告
ということで、予定を変えまして、前回の記事のお詫びと訂正、補足の+αをお届けしました。
次回ですが、
補足の+β
を書きます。
今回の記事にそのまま続けてようと思いましたが、独立したほうが後々困らない別話題の内容です(……そりゃ分けたほうがいいよ)。
では。
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