グリーとスーパーセルの訴訟続報
イレギュラーな訴訟ということでグリーとスーパーセルのゲームソフトに関する訴訟をあげてきましたが
統計的にもイレギュラーな結果が見つかったのでご紹介します。
USでの今年9月までの一年間の特許無効活動リストを貰ったので見ていたら
特許権者グリーは22件訴えられており4位でした。
ちなみに1位はソフトバンクグループ64件、内訳はUnilocというオーストリアのNPEのようですがちゃんと解析はしていません。
逆に無効側は
そりゃそうですが、テンセントグループのスーパーセル側として22件、アマゾンと同件数で9位でした。
1位サムスンが122件、以下、アップル106件、アルファベット50件と続き、4位のIPR実施会社UnifiedPatentsLLC42件より多かったです。
5位以下もインテル・デル・レノボ・HPと続きその後にランクインです。
グリーとSupercellのアメリカでの訴訟、今回は結構イレギュラーな手続きです。
Andrew Sheppard's Motionとありますが、簡単に言うとアメリカのグリー元CEOが会社を辞めたから、これ以上訴訟に呼ばないでという手続きのようです。
Counsel, Please see the attached trial subpoena directed to Andrew Sheppard. Please confirm that you accept service on behalf of Mr. Sheppard, and advise as to the name/address to whom we should send the subpoena fee per FRCP 45(b)(1).
今回、アペンディックスにある対象となる訴訟はいつもの図で太字にしました。
とは言え一部を除いてほとんどの訴訟を対象としています。
そもそもアメリカの訴訟ではデポと呼ばれる証言録取が有ります。
このCEOも既に受けており、テキサスのオースティンから百マイル以上離れた所に住んでいるからデポを受けて大変だったような事を言ってます。
特にコロナ禍なので心中はお察しします。
どうも訴訟地の移転か、Supercellのサッピナという取り下げを要望しているようなのですがどうなりますやら。
ちなみに最近スーパーセルの訴訟続報したようにグリーの方が優勢では有ります。
小ネタでした。
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