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コンサルもDXはアジャイル

アジャイル開発を勧められて、これ計画なしにプロジェクトに突っ込む無計画なのを言い換えしてるだけ?に思えました。

対するウォーターフォール開発では全体を決めてから工程管理する
旧体の産業でよく行われる手法です。

ここでは勧めたコンサルの今昔と絡めて述べて行きます。
何故って?
DX.DXと世の中五月蝿いですが、なんちゃってディーエックスでは無く、真面目にDXするならコーポレート機能を理解することは必須だと考えるからです。

さて、日本で企業変革や戦略コンサルといえば1971年に日本支社が設立されたMcKinseyと1966年に東京オフィスを開設したボストン・コンサルティング・グループですが、大前研一さんと堀紘一さんの二大巨頭のイメージが強いです。
堀紘一さんはお家騒動で暴れて独立し、ドリーム・インキュベータを創立して有名ですよね。
ボスコンからは他にも冨山和彦さんが独立したコーポレートディレクションに参加されるなど、独立劇が派手です。

まあそもそもボスコン自体がアーサー・ディ・リトルからスピンアウトですしね。
そのボスコンから1973年ベイン・アンド・カンパニーが出来てMBBとなりました。
社風というと失礼しました!

McKinseyからATカーニーなどもあり、独りで稼げるカリスマホストならぬコンサルタントは看板を外して独立独歩となりがちです。
但し、いばらの道とも聞いていて、なまじ専門性が高すぎるためフィーも高くなり仕事の幅が狭くなりがち。
そのうちに世間の流れに取り残される事も多いため、意識して別の仕事も取るとか
大学教授に鞍替えするとか。社外取締役で日銭を稼ぐとか言ってましたが、儂らの年収より多いんですが、日銭ですか?!ハイ、私達も実績積むため頑張ります。


大前研一さんの愛弟子が書かれた三十年前の本を本棚から久しぶりに取り出しました。
その中には下記の図のように今のDXに通じる言葉が有りました。

ビジネスプロセスの見直しには一気通貫した新しい業務フローを設計することである。

コーポレートアーキテクチャー横山禎徳、安田隆二共著ダイヤモンド社発行

今でも色褪せないというか、人の活動は変わらないといえば良いのでしようか?

コーポレートアーキテクチャー横山禎徳、安田隆二共著ダイヤモンド社発行

この流れを汲んだMcKinsey出身の安宅和人さんの本も好きです。独り1.5倍速で話される頭の回転が速すぎる印象です。
下記は後で対比するチュアことアクセンチュア及びその戦略部門の創生期に活躍された三谷宏治さんの著作表紙です。

McKinseyとAccenture

元々ボスコンの三谷宏治さんはライダースを着こなしてアクセンチュアの戦略グループ統括をされていました。転地して教育に移られました。
当時のアクセンチュアで戦略って感じがしたのですが、今ではITを作り込むところまで一気通貫した企業ですよね。


DXはアジャイル開発

さて、何故今アジャイルなんでかというと、今までの3K感覚・勘・度胸から、データサイエンティストが主役の客観的事実ベースに移ったから。次元が多くなりすぎて人の認識機能では判断がしきれずAIの力を借ります。

ディープラーニングのAIだと予測困難で、ブラックボックスなので

トライアルしながら

結果によってはピボットしながら

とれるデータにあわせて仕事のやり方から変える訳です。だからガッチリ最初から決めきれないのでアジャイル開発になるとのことです。
企業活動での実例をあげます。

セールスフォースの偉いさんが研修中に述べていたのが、
電話帳をあいうえお順に営業かけるのと、
平日は定年退職した人に営業をかけ
働いている人には夜か土日、とAIがかけ先を提案するのとどちらが成約するでしょうか。
サービス業で休みが不定期な人や、月曜日が休みの美容院に勤めているのまで含めれたら成約率の母集団である電話の繋がる率が変わります。
という例をあげてました。

知財への当てはめ
概念検索がAI活用として現状運用が開始されています。

昔はキーワードを切り取り、重み付けする

AIだとなんかしらんけど答えが出る

同じ言葉を重ねても重みがあがるとは限らない概念検索。

特許出願前の先行技術調査ならばなんとか完結出来るレベルかとは思います。但し、土地勘の有る分野ならば出てきた結果の妥当性も判っているので有り。逆に土地勘の無い分野ならばIPC分類にキーワード検索してみないことには拒絶理由が怖くて単独ではNGです。

先願や懸案有無調査は事前調査に使えるのが概念検索の今の立ち位置です。

まとめ

さて、コンサルタントとコーポレート
一昔前は企業情報システムや、SAPのERPでしたが
今は言い換えのようなDXです。違いは機械の処理速度の増加による仕事の流れ。データ処理を前提とした仕事の流れに、変化させる必要が有ります。

仕事の流れを惰性に流れずイチから見直すには、コンサルタント、
外部の目も必要といえば良いのでしようか。
それも大物コンサルタントの一言なんて訳でもなく、事実に基づくキレイな資料ベースに乗っかる訳です。
チュアとか言ってましたが、お前ら入れるのか?と言われると、同僚が転職して指を加えて羨ましがった者としては、ハハーと頭を下げるしか有りません。遥か昔にはMcKinseyも落ちたしね(汗)
自分たちの身近な業務にも侵食しだしてきていますから、張り合えるように切磋琢磨します!

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