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チャイボラさんのクラファン成立に寄せて

昨日、「全国の児童養護施設などの職員不足の現状を解決したい!」という熱い想いのこもったクラファンが成立しました!🎊

チャイボラさんは以前から「子どもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中を実現させたい!」という強い想いで児童養護施設やその職員さん向けの社会的養護総合情報サイト・チャボナビの運営など、さまざまなご活動をされてこられました。

今回はこのコロナ禍での虐待件数の増加や、かねてよりの児童養護施設の職員への過度な負担による離職率の増加や担い手の減少を危惧されてのプロジェクトとのことです。

コロナ禍の昨年1年間、虐待の相談対応件数は20万件を超え、過去最多となりました。※
 
現在、保護者から離れ、施設で生活している児童は約3.8万人で、入所理由の大半は虐待です。その中でも入所数が特に多い児童養護施設には約2歳~18歳までの子どもたちが暮らしています。
 
そのような状況で今、施設は圧倒的な職員不足という課題を抱えています。児童養護施設では職員1人で20名ほどの子どもたちを見る時間帯が大半を占める施設もあります。
引用: https://readyfor.jp/projects/chaibora

チャイボラさんは集まった資金を元に、出前授業や定着支援など、全国の児童養護施設に向けて行なっていくそうです!

今後の展開が非常に楽しみですね😊

自分の経験を少しだけ話すと、教員一年目の夏に教育委員会に勧誘され、児相の中にある、彼等がどこで今後過ごすのか決まるまで一時的に預かる施設「一時保護所」で勉強を教える仕事をしました。

そこには小学校に上がる前くらいの子から高校生くらいの幅広い年代の子がいました。

彼らは学校に行けていないので、学力が年相応についていません。
小5の年齢でも小3の内容が精一杯みたいな子がたくさんいました。

彼らは決してここに望んで来たわけではなく、常に不安を感じていました。

同じ所に基本いることが長いので、ストレスや不安から職員さんに対してわがままを言ったりすることも多かったように思います。

そう言う時大切なのはスキンシップや、気持ちを受け止めてあげることだといいますが、今の児童養護施設の状況は、その大切なスキンシップを取る機会が減っています。

年代も性別も要求もバラバラな不安定な子ども達を20人も一人でずっと相手するのは大変です。

児童養護施設は、今の苦しい時代にこそ必要とされていますが、過酷なので担い手が減ってしまっています。これ以上過酷になれば現場は崩壊するでしょう。
本当にこのプロジェクトは意義深いと思います。

僕は教育界からは離れましたが、今でもあの光景は忘れられないですし、これからもこの活動を応援したいと思います!

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