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なぜ空手なのか

40代の体育2のおばちゃんの私が、なぜ空手にたどり着いたのか。経緯の話を書いてみようかと思いました。周りを見てて思いますが、経験者が大人になって戻るというケースはちらほらありますが、私のような未経験者が始めるケースはとても少ないです。子供がやってるからという理由で始める人もいますが、親が先というのも珍しいです。

ダイエットと運動中毒

20代後半、試着したジーパンが入らず衝撃をうけ、ダイエット目的で軽い気持ちでジムでのグループエクササイズに参加し始めました。30代そこそこで、ターボキックと出会い、クラスに行けないとイライラするみたいな中毒のようなハマり方をし、ハーフマラソンの練習で週末は走りつつ、平日は週3回ターボキックに通い、家で毎日筋トレをし、渡米後の最低体重を記録してました。まーこんなことしてたら故障しますよね。案の定、アキレス腱炎になって運動をお休み、さらに、都会に引っ越し。都会のジムではターボキックが下火になっており、ホットヨガにはまったり、レスミルズを試しました。でも、ホットヨガはぐったり疲れるのと準備が大変(終わった後のシャワー必須)。レスミルズは、殺気だって席取りしてる感じがターボキックと違って馴染めず、すっかり運動とは疎遠になってしまいました。模索しながら、妊娠出産を経験。

9ラウンド
いろいろ試していたところ、コロナ直前にキックボクシングと出会いました。と言っても本格的なものではなく、9ラウンドという30分のサーキットトレーニングです。車で5分。朝5時から開いてるし、いつでも行っていい。定額で行き放題。30分で終わる。保育園児の娘がいる、フルタイムワーママにはピッタリのプログラムで、楽しく週3回朝5時から通ってました。夫はその頃通勤があったので、私、ワンオペだったので、家族が寝ている朝5時にご飯セットして運動、帰ってきたらお弁当作って娘起こして保育園という生活でした。スタッフの人とも仲良くなったり、楽しく過ごしてましたが、そんな日々もコロナ禍によって突然終わりを告げます。9ラウンドはジム閉鎖から立ち直れず廃業。

空手との出会い
コロナ禍真っ最中の2021年5月。普通のジムも制限ありつつ開き始めていたけど、まだ不安でした。そのため、家用の運動やらやっていましたが、私は一人ではなかなか続けられないおばちゃん。そんな時、突然、夫が娘を知り合いが大昔に通っていたカンフー教室に連れて行くようになりました。私は、日本人として娘にはカンフーより空手をやって欲しいなとひそかに思っていたため、まずは私が始めてみるかとひらめいて、通えそうな道場のリサーチをし、さっそくお試しに行きました(おばちゃんはフットワークが軽い)。私がやれば娘もやりたくなるだろうと。今の道場に決めた理由は、2点あります。まず、道場の代表がかっこいい女性の先生だったから。もう一点は、アメリカン空手じゃなくて、松濤館流。そんなわけで、コロナで運動不足、40代、空手未経験、体育万年2、運動神経ゼロ、体重も娘妊娠時の人生で最高体重になってしまっていた私は、道場の門を叩くわけです。

初めて道場に行ってびっくりしたのは、まず、先生も生徒も日本人がほとんどいないのです。先生もアメリカ人。生徒もインド人が多い。空手用語は日本語だけど、たまに英語が混ざるので日本人は混乱。後々、娘を連れて行くようになってわかるのですが、日本人の子供は意外に多いけど、大人は少ないのです。また、一緒の時期に始めた人たちは5人くらいいますが、今は私ともう一人しか残ってません。さらに後から始めた人たちもぱったり来なくなってしまうことが多いです。転勤で来なくなる場合も多いですが、故障から復帰できない、復帰しない人たちが大人には多いです。私、白帯時代は初心者クラスに週2回通っていました。他の運動はあまりせず。昇級試験はいつかなと、ウキウキしていた40代のおばさんを、最初の故障が襲うのです。その話はまた次回に。

9ラウンド名残の品
ボクシンググローブ。なかなか立派なので、捨てられず。9ラウンドのおかげでフックパンチは空手の先生に褒められました。

何で取っておいてるのかわからん。

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