20代後半の焦りについて
同じ道を歩いているはずはないのに、自分は遅れているんじゃないかとドキッとする。そんな瞬間がある。
特にSNSを眺めているとたまにある。
事業を始めたんだ。
結婚したんだ。
子供生まれたんだ。
別にみんながたどり着くゴールというものはないし、どこも目指してないけど、あれ?私ってここにいていいんだっけ?と取り残された気分になる。
自分に対する自信の無さ。完全なるひがみ。
もしかしたら、取り残されて周りが先に進んでいるように見えて、お互いがそう思っている可能性もある。大概、表面上のキラキラした部分しか見えない。そういうもんだから。
今日はある人が、自分自身が納得するまで努力できたことを誇らしげに私に語ってくれた。羨ましく思った。
自分で自分自身を満足させることは案外難しい。
自分に課すハードルの高さもあるが、やはり自分が納得するほどの努力は相当なものだ。
そして自分のやっていることに自信を持って満足していれば、他人が何してるかも、側から見た肩書きも気にならないんたろう。
私は努力はできるタイプだと思う。けど今はどう頑張ればいいのかわからない。道を切り開くのが苦手だ。一度切り開かれた道であればどんなに悪路でも進むことはできるのに。この雑草をかき分けて進めばいいのでしょうか?と不安になって立ち往生している。
だから、目指す先を見つけて走り出している人がたまらなく羨ましい。
きっと多くの人が人生露頭に迷うんだ。
誰かにどこを目指せばいいのか聞きたくなるんだ。
だから信じるものを求めて何かにすがろうとする。
ただ、私はすがらない。いつも独りでどうにかしようとしてきた。それは誰も信用していないから。
他人のことを心から信じられる人に驚く。そして羨ましいと思う。そうやってこれからも生きていく気がする。
今に満足できたらどんなに楽かと思う反面、満足する時がきたらそれ以上の喜びや幸せを手にすることも難しくなるだろう。
こんな現状であっても、突然災害に遭ったり、大病を患えば、なんて幸せな暮らしだったかとハッとさせられるはずだ。今より不幸な状態を思って幸せを実感させようとしている私は幸せなのだろうか。
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