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会社を知る前に自分を知る。

はじめに

 この記事を読んで欲しい人はこちらです。

就活をする人 / 就活を経験した人 / お世話になった人 / 数年後の自分

 就活が終わって以来ずっと振り返りをしようと思ってなんやかんやで1年経ってしまいました。さすがにそろそろ書かないと一生書かないと思うのでどのような過ごし方をしていたか振り返りたいと思います。そして自分の就活に対する考え方や過ごし方が少しでもこれから就活に挑む方々の参考になったらいいなと思います。

 ただの就活体験記なんですが、タイトルくらいパワーワードっぽくした方が良いのかなと思い、偉そうなタイトルになってしまいました。そしてこの後も偉そうに語っているように見えるところがあるかもしれません。ごめんなさい。

 そして内定先の企業の名前はこの記事ではあえて出していません。記事を読んでいる時に具体的な企業が頭に浮かばない方が内容が入りやすいかなと思ったからです。

自己紹介

誰なんですか?

 Androidアプリエンジニアとして内定をいただいているzoothezooです。現在、大学院の2年生で内定者アルバイトをしながら、研究をしています。学部の時はサークルやアルバイトに注力しており、ちなみにアプリ開発を始めるまでは趣味やバイトに熱中しており、とりあえず授業の単位は取るくらいでした。なので、サービスの開発などに携わったことは学部4年生の頃までありませんでした。

なぜAndroidアプリエンジニアに?

 学部4年あたりで「どんな仕事がしたいか」を考えた時にアプリを作りたいなとふわっと思いました。研究室の友人に相談したら「Kotlinっていう言語でAndroidアプリ作れるらしいよ。やってみたら。」と言われ、とりあえずやってみたことがAndroidアプリ開発にハマっていくきっかけでした。

自分の会社の選び方

 そんな自分が会社を選ぶ上で何を考えていたかをお伝えしたいと思います。CyberAgentの人事の峰岸さん(@mine_roto)の記事を読んで「ためになった。読んで良かった。」と思った記憶があります。

 峰岸さんの記事にもありましたが、会社選びにおいて何かしらの軸があると色々な会社を知っていく時にブレることが少なくなります。自分は技術力や経験を考えて以下の2点を軸にしました。

育成環境
若手の活躍

育成環境

 ざっくり育成環境と書いてしまったのですが、1から10まで教わろうということではないです。育成環境というよりかは成長できる環境があるという意味です。

 まだ開発を始めて間もない自分にとって、少数精鋭で個人個人でゴリゴリに開発する環境は不安がありました。内定先の企業は育成型インターンでほぼほぼAndroid開発経験0の学生のために社員の方の時間を割けるということや数多くのインターンが開催されていることから、かなり技術育成に力を入れているんだと感じました。

 また技術以外のところでも自分でやりたいと声をあげれば、挑戦できる環境がありました。内定者の時点でも実際に活動させていただき、たくさんの学びを得ることができました。(気が向いたら記事書きます)

若手の活躍

 常に目標のために積極的に動くことができ、声をあげれば任せてもらえる環境・自分がやりたいことに挑戦できる環境がいいなと思いました。当然ながら大きな責任が伴い、十分に準備する必要があります。経験したからこそ得られる自信や知識があるので、早期から色々なことに挑んでいきたいと考えています。どのように知るかですが、各企業のブログなどに社員の活躍が載せてあるので、非常に勉強になり、目標や憧れとなる先輩も見つかります。

1年間の過ごし方

モチベーションを維持すること

インターン参加前後で開発する環境がガラッと変わりました。インターンに参加するまではひたすら個人で勉強をしており、ハマったら永遠に悩み続け、解決できなければもうどうしようもないという状況で非常に苦しかったです。しかし、インターン以降、友人と頻繁に連絡を取るようになり、一緒に開発をしたり、勉強会で会うことも度々でした。雑談やどんな会社を見ているかなどの相談をしたり、その交流が開発へのモチベーションや就活へのモチベーションに繋がりました。

とにかく行動すること

 大事なことはやってから考えることだと思っています。行動することにおいてなにかと不安がありました。しかしとりあえず行動しないとなにも始まらないので、色んな技術イベントや企業主催のイベントに参加しました。そこで色んな会社のエンジニアの方や人事の方とお話しさせていただくことで会社の雰囲気や事業について自分の知りたいことを深く聞くことができます。更にそこでカジュアル面談をしていただけることや社員さんとランチに行き更に深いところや自分の最近の悩みの相談も聞いていただいたりもしました。そこで更に自分の視野が広がったり、やりたいことが明確になりました。

自分流自己分析

 自己分析が就活において大事とはいいますが、そもそもなんなの?っていう感じでした。僕が思うには、人になにか聞かれた時にすらすらと自分の意見や自分のことが話せればいいのではないのかなと思います。それだけ聞くと簡単じゃんと思うかもしれないですが、意外と難しいものです。色々質問をされて話してるうちに考えが揺らぎだし、さっき言っていたことと矛盾するみたいなことが起こりがちです。そうなると自分の芯では何を考えているかを予め考えて深堀りしていくことが大事なのかなと思います。

ESを読み漁る

 では、何について深堀りするかです。面接よりも前に質問されるものといえばES(エントリーシート)です。ESを読み漁るといっても人が書いたESではなく、多くの企業の質問の項目を読み漁るということです。当然ですが、企業によって質問内容は異なります。各企業のESの質問を見比べてみるとその企業では何が重要視されるかが分かったり、自分の受けたい企業はこうゆう系統の質問が聞かれることが多いなということが分かってきます。まずはそれに答えていくことにしました。

自問自答する

 自分の回答を見ると初めて会う人が読んで100%理解できる内容ではありませんでした。自分が初めて読んだとしてどこが気になるでしょうか?その部分を分かりやすく答えてみます。自問自答を繰り返しました。非常に時間がかかりますが、志望理由などに磨きがかかってきました。(ESを書くときは文字数制限もあるので、要点だけ書きました)

点と点を結び、核を見つける

 この作業が自己分析で最も大事だと思っています。「点と点を結び、核を見つける」ことです。これは自分の全ての考えの根本になっているものは何かということを探ることです。もともとはバラバラだった様々な種類の質問に自問自答を繰り返していくと、自分のこんな考えがあるからその答えに至っているといった核のようなものがあります。そこを基準に改めて質問を見ると一本の線になりました。その核を知っているか知らないとでは回答に一貫性があり、突拍子もない質問が来ても対応できるようになりました(と思っています)。

 ちなみに自分が紙に繋がりを書いた時は蜘蛛の巣のように複雑になりました。

まとめ

 就活を通して色々な人と出会い、面接で多くの人と話し、自分について死ぬほど質問をされて、対策するために自己分析をします。自分の人生の総振り返りのようなことをします。人による気もしますが、自分は今までの人との出会いや経験が今の自分を構築してるということを実感して、楽しかったなと改めて思います。当時はすごいきつかったですけど。(友人もそう言ってたのできっと間違いないです。)

 これから就活をする方もおそらくきつい思いをすることもあると思いますが、終わってみれば楽しかったなときっと思えるはずなので頑張っていきましょう!自分も来年春から入社するので楽しみつつ頑張っていきたいなと思います。 

おまけ1:自分年表

'18.7
ベンチャー企業でのAndroidのインターン(1ヶ月間)
UI(xml)の触りの部分のみ経験させてもらい、学業とのバランスが取れずKotlinを触る前に退職

'19.3
改めてAndroidアプリ作りたいと思い始める
夏のインターンに向け、Androidアプリを作る
株式会社サポーターズのイベントである企業との1on1イベントや逆求人イベントに参加する。
多くの企業の情報を得つつ、横の繋がりを作り、モチベ向上に繋げた。(そこでたまたま話した就活生が今の内定先の同期になった。非常におもしろい。)

'19.7
育成型インターンに参加(2週間)
Androidアプリ開発では必須となる部分を学ぶ。
共に技術を学び、就活を乗り越える同期との繋がりを作る。

ハッカソン型インターンに参加(3日間)
ハッカソンで、育成型インターンで学んだことの腕試し。
更に新しいクライアントの学生エンジニアと出会い、世の中にはたくさん強い人たちがいるんだと刺激を受ける。

'19.8 ~ '19.10
個人アプリのリリースに向け開発
とりあえず1つアプリをリリースするという目標を設定
connpassやtwitterで見つけたイベントに参加し、知見と刺激をもらう
早期選考を受ける

'19.11
内定をいただき、就活を終了する
内定先の12月の就業型インターンへの面接も同時期に行っており、インターン(内定者アルバイト)に参加する権利をでいただく。

'19.12
就業型インターン
自分の力のなさに絶望すると共に、より一層熱が入る

おまけ2:登壇した際の発表資料

 先日('20.07.20)に内定先の企業のイベントに登壇しました。そのイベントにて「やってから考える」という題で発表をしました。内容はだいたい上でお話ししたようなことなのですが、よかったら読んでみてください!

ありがとうございました!

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