お勉強の本紹介(数学・物理・化学を中心に)

今まで使ったお勉強の本を紹介したくなったので紹介していきます。流石に今まで使った本全ては無理なので印象に残っている本を中心に紹介します。(ちなみに紹介している=おすすめというわけではないです。あくまで印象に残っているものを紹介します)


自己紹介

誰やこいつって思った人用に自己紹介します。
僕は現在、理学部化学科の学部4年生で理論計算化学の研究室に所属して、コンピューターを用いて化学現象を解明する理論の開発に関する研究とかしています。化学科ですが物理にも興味があって、物理学科の講義を履修したり自分で本を読んで勉強したりもしています。そのため科学だけでなく、数学や物理の本も紹介していきたいと思います。

高校数学

Focus Gold

学校で配布された問題集です。俗に言う網羅系参考書ってやつだと思います。
何がいいかって表紙がかっこいい!黒光りのバックに金色でFocus Goldなんて書かれたら惚れちゃいます。(ちなみに使っているとだんだん汚れていって黒光りではなくくすんだ黒になります…)問題数多いし対応レベル広いしで、これやっておけばなんとかなる気がします。

合格る計算


計算の問題集です。数学Ⅲのものもあります。初学者がとりあえず教科書の演習問題を解けるようになるための計算方法ではなく、入試問題で合格点を取るための計算方法を紹介してくれてます。高校時代いろんな問題集をやりましたが、1番おすすめの問題集はこれです。この本のおかげで数学の偏差値が10くらい上がった気がします。数学Ⅲの方には付録として積分計算カードがついているので、積分で遊びたくなった時はよくこの積分計算カードで遊んでました。楽しいですよ。

合格る確率+場合の数


場合の数・確率に特化した問題集です。似たような本に「ハッと目覚める確率」みたいな本があったと思うのですが、見開き1ページで1つのテーマが完結しているのがよかったのでこっちにしました。これ1冊をしっかりやれば、大学入試の場合の数・確率は無双できると思います。よってかなりおすすめです。付録で確率の問題のカードが付いていて楽しいです。

やさしい理系数学


巷では全然やさしくないと評判のやつです。教科書の内容が一通り頭に入った状態で取り組むといいと思います。200問あるので一通りやれば相当力がついてると思います。いい点としては別解が豊富な点と問題1問あたりの単価が比較的安い点です。あと個人的にフォントが好きです。

ハイレベル理系数学


やさしい理系数学のレベルが上がったやつです。やさしい理系数学が終わってからやるといいと思います。僕は高3の夏頃から1日1問時間を測って解いてました。(200問あるので丁度入試前に終わる感じでした)量がそこそこあるので入試ギリギリに買ってもやりきれないと思います。ご使用は計画的に。

世界一わかりやすい京大の理系数学


京大志望だったので買いました。発想の部分に重きを置いた解説です。これをやっちゃうと過去問演習のネタバレになるなと思って僕はあまりやってないですが、数学苦手な京大志望の方にはかなりおすすめです。途中にあるコラムが面白かった記憶があります。

微積分基礎の極意


シンプルに内容が面白そうで買いました。これで成績が上がった感はあまりないです。関数のグラフ当てゲームみたいなコラムがタメになりそうな気がします。テイラー展開とかフーリエ級数展開をこの本で知ってワクワクしたので、数学好きはぜひ読んでみてください。

高校物理

漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本


写真では力学・熱力学編を載せてますが、電磁気編と波動・原子編の計3冊あります。改訂版が出て表紙の絵が消えちゃったらしいですね。僕は電磁気編の女の子が好きでした。黒髪ロングいいよね!
物理の授業は高2から本格的に始まったのですが、最初からちんぷんかんぷんでした。なんか簡単な参考書ないかなって思って探してたら出会ったのがこの本でした。「面白いほどわかる」ってなんやねん!と思ってた時期が僕にもありましたが、本当にするする理解できた記憶があります。おかげで高2の夏休み頃にはそこそこ物理に自信がある状態になれました。

新・物理入門


高2の9月ぐらいにTwitterの人におすすめされて買ったのですが、慣性の法則の説明を読んで物理ってこんなに面白いのかと感動した記憶があります。一気に物理の虜になりました。物理好き❤️
問題の解き方というより物理の理論そのものを基礎から解説してくれる本です。やや高度な数学を用いているので高校数学を一通り勉強してから読むといいと思います。(欲を言うとベクトル解析あたりの知識があるとさらに読みやすいと思うけど必須ではないです)まあ数学なんて必要になったら勉強すればいいだけなので気にせず読んでみましょう。

難問題の系統とその解き方


力学・熱・波動と電磁気・原子の2冊があります。表紙が可愛くて好きです。誤植が多いとか解説が簡素すぎとか2冊に分ける意味ないとか叩かれてますが僕は好きです、表紙が可愛いので。誤植が多いと言っても目に余るほどではないし、解説が簡素すぎとは言ってもこのレベルの問題集をやる人に解説は必要ではないだろうし、2冊に分かれて見やすくなったしいいこと尽くしです。問題量が多いので演習積みたい人にはいいかも。

高校化学

化学の新研究


読んでて面白いです。ただ難関突破のバイブルかって言われると微妙です。辞書みたいに使うのがいいのかもしれません。

化学の新演習


かなり問題数があるのでこれと過去問ともう1冊問題集があれば充分だと思います。おすすめは理論化学と有機化学のところです。化学平衡のところはちょっと物足りなかったかも。

大学数学

解析入門Ⅰ


通称杉浦解析です。ちゃんと読んだわけではないです。ただ高校生のとき大学1年生はこういうのをやるのだろうと思って書店で立ち読みしていたら、1ページ目から何をしてるのかわからず、数学系への進学を諦めさせた本です。いつかちゃんと読んでみたいです。

高校生からわかる複素解析


タイトルに「高校生からわかる」と買いてあったので高校生のときに読んでいた本です。本当に高校生でもわかるように丁寧に書いてありました。ただ当時は受験生だったのでローラン展開あたりまでしか読めず、留数定理までやりたかったなと若干無念です。

群・環・体入門


代数学の教科書の中でもかなりやさしく書かれている本です。代数を勉強するとき最初にこの本をやったので「代数学ってひょっとして簡単なのでは?」と舐めてしまうくらいにはやさしく買いてあります。(ちなみに代数はそんなに甘くないことを後で思い知らされます)受験生のときに整数問題が好きだった人は当時を思い出して懐かしくなれます。

代数学2 環と体とガロア理論


青雪江って呼ばれているやつです。(赤雪江は読んでないので紹介しません)自主ゼミで使用しました。普通に難しいです。非数学科なら読まなくていいかも。

多様体の基礎


自主ゼミで使用しました。2章の前半まではなんとかなったのですが、2章の後半からかなりきつかったです。陰関数定理の証明は読まなくていいらしいです。多様体難しいです。

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