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革命を起こすのは・・・誰だ???


帰郷


5年ぶりに住む鳥取


人口は日本で1番少ないし、

田舎だとバカにされるし、

島根と鳥取を勘違いされるし、

鳥取砂丘しか知られてないし。

俺が鳥取から離れて色んな人からの聞いた鳥取の印象がこれ。

そんな鳥取も世界の進化に負けじと頑張っていた。

年末に毎回帰っていたから5年ぶりという感覚はなかったけど、
いざ住むってなると昔とだいぶ変わったなとふと思った。


家の近くの駄菓子屋が潰れていた。

田んぼが埋め立てられ、家が建っていた。



5年前にはなかった全国チェーン店がずらっと並んでいた。


高校の時にはまだ見慣れなかったセブンイレブンもスターバックスも今では当たり前のようにあり、「鳥取は変わったな」と感じながらも自分も歳をとったんだと痛感させられた。

けど変わってないものもたくさんあった・・・・・・

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい

今回の物語は野望を持って帰郷した田舎者の話。
田舎の外で見た景色とは?
男は何を感じて帰ってきたのか?
果たして男の野望とは?
『成長』という永遠に続く1本道を今歩き始める・・・・

物語の世界へようこそ。
『革命を起こすのは・・・・誰だ???』




革命のゴング


田舎で生まれ田舎でほとんどの時間を過ごした男
(今後を『鳥取』を『田舎』と呼ばせていただきます)

田舎にあるものがこの世の当たり前で立派な都会で何不自由はない、と
思っていた。
都会に住む人たちが異常だと思っていた。

そんな男は高校を卒業し、大学進学のため、大都会で4年間生活をし、大学卒業後も田舎には帰らず、サッカーにのめり込んだ。

そして社会人2年目
男は田舎に帰ってきた。

そんな男がボソッと一言呟いた。
「鳥取に革命を起こす」

男の新たな挑戦が今始まろうとしている。革命へのゴングが今鳴る


革命家たちの話し合い


男は前チームから契約満了を言い渡されてチームを探した。
数チームの練習に参加し、数チームからオファーをもらった。
今まで通りサッカーに本気で打ち込めて上を目指せる環境のチームに、それが無理ならキッパリサッカーはやめようと思っていた。

そんなあるとき
ある地元チームの監督さんから1本の連絡が、、、
『うちのチームに来ないか?』
男は断った。
田舎に帰る気は一ミリもなかった。なぜか?
それは地元には強いとか弱いは関係なく、プロチーム1チームを除いてサッカーに本気で打ち込んで上を目指す環境のチームなんて聞いたこともなかったから。

しかし監督さんは何度も誘ってきて、
話だけでも聞こうと長電話をした。元々監督さんとは知り合いだったからこそ本音で話し合うことことにした。
そこで監督さんが「このチームは変わり始めてる。本気で上を目指すチームになってきてる。リーグは前チームと同じだが、環境は福山とは全く違うだろう。けどこのチームで、この仲間で上に行くんだ。そしてお前には伸び伸びプレーして長所を最大限活かしてほしい。」

やっと地元にこういうチームができたんだ。形になりつつあるんだ。
その瞬間、男はイメージした。このチームでのビジョンを。。。

1番おもしれーシナリオはこれだ。これできたら最高だ。決まった。
行くか。

オファーをいただいていたチームを全て断り、迷っていたチームにも断りの連絡を入れ、サッカーをやめるという選択肢を捨て、1番最高のビジョンが見えた景色を見に行こう。

バカたちが描く夢のような革命


正直今までいたチームとはまるで違う。

サッカーだけの環境で言えば、他のチームからしたら劣悪だろう。


だって今までいたところは、ナイターのついた人工芝は当たり前で、毎日人工芝でプレーできて、サッカーに使える時間もたくさんあって、残業なんてありでもしたら「嘘だろ。」と驚くような環境。


しかし田舎にはナイターがついた人工芝がなく練習は基本土だし、雨、雪が降れば、グラウンドの整備から練習が始まる。

サッカーだけに集中できる環境ではなく、正社員としてもしくはフリーランスとして朝から夕方まで働いてから練習。


サッカーに使える時間も限られている。サッカー中心の生活というよりは社会人の生活が中心。

男は忘れていた。
高校まではそれが当たり前で、人工芝で毎日練習できる方が異常だと思っていたんだ。

より良い環境でプレーできた方が、サッカーに集中できるし、最高のパフォーマンスを発揮しやすいだろう。

だからって負けていい理由にはならない。
高校時代もその環境の中で勝ち進んだ。

なぜか?


勝つために考えて考えて考えて、うまく、強くなりたいとバカみたいに思い続けて、そんな仲間が集まり切磋琢磨して、監督、コーチが本気で本気で受け止めてくれた。そんな集団だったからだ。

何が言いたいか?

環境は間違いなく大事。

けどそれ以上に目標を達成するための熱量と、
一緒に本気になって頑張れる仲間が大事。
1人1人がライバルで1人1人が強くなっていく。

環境も時間も限られてる。だからこそ勝つ。それで勝つ。

下剋上?最高じゃないか。
幾度となく打ちのめされて叩き落とされてきた人生。
そのたびに這い上がってきた。
『俺は凡人じゃねんだよ。這い上がる天才なんだ。』

このチームで勝つ
このメンバーで勝つ。
最高に楽しんで勝つ。
苦しいことも楽しいに変える。
それができるチームがそう

Yonago genki SC


革命宣言

『鳥取のサッカー界の序列を変える』
俺らが鳥取のシンボルチームになる




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