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「ZOOMOからはじまる 新たな動物園のかたち」

さて、前回に引き続き「リニューアル後のZOOMOを語る」シリーズはお休みして、今回はリニューアルのワクワクを共有するための仕掛けづくりを少しだけご紹介します。

5月初旬にZOOMOのHPとYouTubeにアップされた動画をご覧いただけたでしょうか。
工事着工の遅れによってリニューアルオープンのスケジュールが1年延期され、急遽現行施設で半年間の暫定開園を行ったり、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に伴う情勢の悪化や建設資材の高騰などによって一部事業の見直しを余儀なくされるなど様々な出来事が起こり、リニューアル自体が間延びしてしまった印象をお持ちの方も少なくないのではないかと思います。

そこで、盛岡市動物公園再生事業の理念やリニューアルのコンセプトを改めて共有することで、私たちの目指す姿や提供する価値をお伝えするとともに、2023年春に向けてワクワク感をもう一度取り戻してもらうためのブランドムービーとして動画を作成しました。

休園期間中も日々命と向き合い、長期にわたる大規模なリニューアル工事の中で動物たちの心身の健康管理に奔走する飼育係や獣医師の様子と、それらの積み重ねやケアによって工事中であっても穏やかに過ごす動物たちの姿を、一日の時間の経過とともに移り変わる園内の美しい景色とともに表現しています。
動画の制作は、様々な企業のプロモーションや著名人のポートレートなどで実績のあるフォトグラファーの先濱努さんにお願いをしました。工事の着工初期で撮影できる素材が少ない中での難しい依頼でしたが快く引き受けて下さいました。映像作品としても非常に魅力的ですので、まだご覧になっていない方はぜひ下記リンクからご覧ください。

ムービーはこちら

今後、来春のプレオープンやグランドオープン前後に、新たな施設や四季折々の園内で来園者が得られる体験や感動、癒し、気づき、学びなどの価値を表現した動画も作成できればと考えています。動画を見てリニューアルへの期待感を高めたり、オープン後も何度も足を運びたくなるような後押しになれば嬉しいです。

その他にも来春の開園に向けて少しずつ情報が解禁されていく予定です。
5月にはHPに「園内の自然」のページが追加されました。周囲を森に囲まれた恵まれた環境を活かして、飼育動物だけでなく身近な野生動植物にも目を向けてもらいたいと考えているからです。

(※園内の散策路の様子)

これまでにも自然散策ガイドや園内の昆虫・両性爬虫類をテーマにしたガイド、アニマルトラッキング、自然物を使った工作教室などの様々な体験を通じて身近な自然について知り、親しみを持ってもらうためのプログラムに数多く取り組んできましたが、リニューアル後はこれまでの「きっかけ作り」だけでなく生物多様性保全に向けた「行動変容」につながるような保全教育、環境教育にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

(※水生生物の観察会の様子)

HPには様々なテキストもアップされていますので、子どもたちの自由研究や来園した際の新たな楽しみ方として活用していただけたら嬉しいです。

「園内の自然」のページはこちら

10月にはHP内の複数のコンテンツの更新が予定されています。情報公開できる範囲については関係各所と現在も調整中ですが、リニューアルオープンに向けてどんな情報が公開されるのか楽しみにしていてください。

次回は「リニューアル後のZOOMOを語る」シリーズに戻って、貴重な空撮画像なども交えながらサバンナエリアの変貌を少しだけご紹介したいと思います。お楽しみに。

企画営業広報 荒井雄大