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ラグビーのルールがわからないあなたへ①(観戦前にコレ見ておけば余裕で盛り上がれるノート)


自国開催ラグビーワールドカップ2019が始まり、日本代表が快挙となるベスト8決勝トーナメントに進出し、ラグビー熱の低い日本でもかなり盛り上がってまいりました。ラグビーよく知らないけど乗っかって、盛り上がりたいんだけど、ルールよくわかんないしなあ。。と思ってる人が想像以上に多いなと感じている今日この頃。最近嫁をはじめとして観戦のたびに初心者に説明しておりますが、原則観戦するうえでそんなに難しいルールではないんです。原理さえわかっていれば特に難しいことを覚えなくて大丈夫です。ということで要望も多かったので、ラグビーハンドブックを作成してみました。ラグビーの観戦前10分程度読んでみてください。

超基本ルール
・パスの時ボールを前に投げちゃダメ。後ろに投げて。
・キックは前に蹴って大丈夫
・相手のトライエリアにボールをドンすればトライ(5点)
・キックしてポールの間に入れば得点(後述/2~3点)

ポジション(ざっくり)

ポジション

ポジションは細かいんで覚えると大変です。覚えないでいいです。
バックスかフォワードだけ覚えておいてください。よくフォワードは守備で、バックスは攻撃だよね?!と勘違いしがちですが、サッカーと違ってラグビーはポジションでDF、OFと別れてません。全員攻撃、全員守備です。ボール持ってるほうが攻撃。持ってないほうが守備です。その中で動き方が違うだけです。大枠、バックスとフォワードで覚えてください。

ライン


また、この時のバックスのこの斜めの陣形をラインと言います。これだけ覚えておいてください。

ラグビーはボールを持って前に走るスポーツです
ぶっちゃけ以上終了です。触りだけでいい人はこれだけで充分です。笑
ボールを持って前に走るんです。その認識でいいです。ただ当然、相手チームも走るのを邪魔するので、パスしてかわしたりします。前にパスしちゃダメなのもつまり、基本的にボールを持って前に走るスポーツなんでパスで前進してはダメってことです。後ろにパスして、前に走ってください。
主に攻撃の際はラインを使ってボールを展開します。

こんな感じです。

ラグビーは捕まってはボール出して走っての繰り返し
前に走るスポーツなんですが、当然いつかは捕まります。基本的にラグビーはマンマークで服つかんでもいいんで、大概つかまります。バスケのワンオンワンの体のどこつかんでもいいバージョンを想像してください。大概捕まります。捕まるとこんな感じになります。

捕まった

捕まると、味方が集まってきてなんかボールを出します。(このボールを出すために活躍する仕事人集団がフォワードの皆さんです)
このなんか捕まってごちゃごちゃってなってる密集を「ポイント」と言います。

出すとこ

ポイントからボールを出します(この出す人は固定でスクラムハーフ背番号9番です)。そして再度バックス(ライン)にボールを回します。

出してる

こんな感じでラインをバックスが準備してるんで、そこにボールを出して展開します。ここまでの一連の動画下記です。

つまり、走って捕まって、ポイント(密集)が出来て、ライン(展開)に回す。この繰り返しです。ポイント→ライン→ポイント→ライン→…。

時々ペナルティが起きます。
ボール持って走って捕まって、またボール出して持って走ってのスポーツなんですが、時々ペナルティが起きます。(オフサイド、ノットロールアウェイ、ノットリリースザボール、コラプシングなどなど)
覚えなくていいです。種類が多いのと密集内なんでよくわからないんで。ラグビーやってる人もよくわかってないです。ペナルティが起きたら「なんか起きたんだなあ」と思ってください。そしてペナルティが起きた結果、ボールの攻守が変わったら(ターンオーバー)、盛り上がってください。ディフェンスが頑張った結果、オフェンスのペナルティを生み出した結果です。ナイスディフェンス!とほめたたえましょう。

ペナルティが起きると、攻撃側は4つ選択肢が与えられます。
反則の種類は覚えなくていいですが、これだけ覚えておきましょう。サッカーの場合、フリーキックか場所によってPKと決まってますが、ラグビーは選手が選べます。主にペナルティが起きたときの場所で選択を変えます。4つも覚えるのだるいので3つだけでいいです。

ちなみに、前にボールを落としてしまったノックオンや、前にパスしてしまったスローフォワードなどはスクラムで再開と決まっていたり、その他にもキックで再開と決まってたりするものと、反則によって選択肢が限定されてたりするんですが、これも使い分けは覚えなくていいです(一応参考URL下記張ります)。大概ペナルティとって盛り上がってる反則は選択できるやつなんで、みんなが盛り上がってたら選択式です。笑 

さて、4つの選択肢のうちの3つを紹介します。
①スクラム

スクラム

ナニコレ?とよく聞かれますが、要するに押し合いです。両チームの間にボールを入れて足でかき出して一番後ろの8番の人が足でキープして前進します。頃合いを見て、ボールを中に入れた人(9番)が、ラインに展開します。基本的にはあんまり選択しません。イレギュラーが事情がない限り(このイレギュラーな理由が実はラグビーのクソ面白いところですが。それは発展版で記載します)

②ペナルティゴールキック

ペナルティキック

サッカーで言うところのフリーキックです。ポールの間を通すと得点です(3点)。基本的に相手陣地に入ってればこれを選びます。置いて蹴ります。置くときはボールボーイがなんかボール置くゴルフで言うティー的なのを持ってきます。この前、そのティーどうするの?って聞かれましたが、外にポイってします。笑

③タッチキック(からの自分ボールでラインアウト

タッチキック

置かずに持ったままコートの外に蹴りだします。ボールが出た地点から自分ボールでラインアウト(サッカーでいうスローイン)で始めれます。

タッチラインアウト

大きく前進できるので、基本的にフリーキックでなければこれを使います。

ラインアウトはつまりサッカーでいうところのスローインで、こんな感じなんですが

ラインアウト②
ラインアウト3

これも別に詳しく覚えないでいいです。なんで飛ぶの?という声があるんですが、サッカーのスローインと違うのは、

ラインアウト4

これ真ん中に投げないといけないんですよ。味方に向かってなげちゃダメなの。だから当然相手も取りに来ますよね。そこで飛び方とか工夫してあって、サインプレーで何パターンもあるんです。そのパターンを複雑化するために飛ぶバージョンもたくさんある。くらいに思っててください。今どうなのかわからんですが、僕がラグビーやってた頃は、投げる人が相手に特定させないようにサインを叫んでました。「AX001452-2!」的な感じで。これ実は最後の「2」だけがサイン、みたいな。笑

まとめ
え、もうまとめ?と思いますが。そうです。一旦ここまでわかれば見れます。あとはなんとなくでいいです。笑
持って前に走る→捕まらないようパスする→捕まったらポイントが出来てフォワードの人たちが敵を排除してまたラインに展開する→持って前に走る→…なんかペナルティが起きる→4つ選択肢があって、大概、自陣ならタッチキック、相手陣ならゴールキック。以上のスポーツです。ほら、簡単でしょう。

更に詳しくなりたい人のために…次は発展版です。徐々に更新します。


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