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DREAMBOYS 観劇記録

 2021 9/18 12:30 DREAMBOYS 

こんばんは、 最近は専ら東京卍リベンジャーズに狂っているので風磨くんにはどんな特攻服が似合うかということばかり考えています。通常運転!

先日、DREAMBOYS 2021を観劇したので思い出の欠片が溢れてしまわぬうちに感想noteを書きました。ひとり観劇は己の記憶力との闘いなので!!!ドリボ自体今回が初で造詣もないのですが、まずは自分が感じたことが全て!!のスタンスでお送りしたいと思います。それは違う!と思うことあるかもですが許してください、切腹するので。。。

菊池風磨さん、歌、上手すぎない?!?!?!

生のふうまくんを初めて見た感想、顔が可愛い!とかアッシュ・リンクスみたいな髪型似合いすぎ!とかスタイルが鬼のように良い!とか筋肉が綺麗だ!とか色々あるはずなのに、「菊池風磨さん、歌、上手すぎない!?」 に全部持っていかれた気がする。
菊池風磨さん、歌、上手すぎない?!?!?
いや、ふうまくんの歌が上手いのは知ってたし唯一無二の武器だってかねがね思ってたよ、そりゃあファンなので。。。でも、わたしの想像を軽々超えるほどにあの日帝劇をふるわせた風磨くんの歌は上手でした。感情を声にのせる才に長けすぎてる。叶わぬことを知っていても願ってしまう深い祈りが透き通った色になって重なっているような声だった。心の深いところにある核を揺さぶられる感じ、無性に泣きたくなる歌だった。これからもたくさんたくさんミュージカルやって欲しいなと思いました。

フウマ、ガンダムには乗るな!!!!!

また持病の""菊池風磨ガンダムには乗るな!発作""が出てしまいました。ふうまくんって全てを背負って仲間を庇って散ってしまうガンダムパイロットの概念みたいなところがあると思うんだけれど、今回ふうまくんが演じたフウマはその概念×500くらいのレベルだったんですね。もうどう考えても絶対死んじゃう。何も伝わらない例えやめてください。とにかく、フウマはなにもかもひとりで抱え込んで色々なひとの痛みや怒りや咎を全部背負ってしまう男なんですよ、ほんとうに。
序盤で心配してくれるコウキに 「気にすんな」って言って頭をポンポンするシーンがあったんだけれど、その時点でガンダムには乗るなーーー!!って心の中で叫んでた、本当に乗るな!!!!(乗らない)

魂があまりにも高潔なひと

これがわたしの二時間で抱いた感情の本題なのだけど、菊池風磨さんが演じたフウマ、泣きたくなるくらい魂が綺麗だった。ジュリの為に試合を棄権して逃げたと周りに責められても、コウキの為に自分の夢を捨てても、ライバルだったジュリの前で頭を下げるときでさえ、ずっとずっと魂が高潔だった。挙句の果てに嵌められて全ての咎を自分で背負って追われる身になっても、心が綺麗なままだった。あんなに孤独で全部背負い込んで追い詰められたら、やさぐれて投げ出したくなってもおかしくないのに、刃をけっして誰にも向けなかった。身のうちに宿した静かな闘志で自分の身を焼いているようなひと。そしてその痛みに耐えられるひと。この主人公は、ふうまくんだから演じられると思いました。
「全て引き受けてやろうじゃないか!」 という印象的なフウマの台詞があるんだけれど、ふうまくんが黙って色々なものを引き受けていくのを見てきた (とわたしは思う) ので、フウマとふうまくんの生き方を重ねてしまって堪らなかったです。気づいたらフウマの魂があまりにも高潔なものだからぽろぽろ泣いてしまって、そんな自分にびっくりしました。初めて泣いた作品がDREAMBOYSで、フウマの生き様でほんとうによかったなと思うよ。ありがとう。

唯一無二のふたりぼっち

初めはジュリには慕う仲間 (7 MEN 侍の子たち) がたくさんいるのにフウマにはコウキしかいないっていう対比が見ていて辛かったんだけれど、フウマが孤独なのと同じくらいジュリも孤独だったんだなと病室のレイアとのシーンで気づきました。慕ってくれる子達とジュリの間には""憧憬""という壁があって、対等じゃないから。誰よりも強くあろうとしたジュリは孤独で、何も告げずにコウキを護ろうとするフウマも孤独で。フウマとジュリはこの世界でひとりとひとりなんだよね。だからお互いが唯一無二のふたりぼっちなんだと思う。

ふまじゅりが雑誌のインタビューで 「樹も風磨もチャンプっぽいところがあるからWチャンプに見えないように気をつけよう」 と言っていたのが印象的なんだけれど、フウマとジュリの人となりは黒と白くらい違っていた。ジュリは黒い炎が自分の身を焼き尽くすまで激しく燃えているような鋭さがあったし、フウマは白い炎が相手を暖めながら自分の体の内側をじわじわと焼いているような感じがした。ふたりにしかできないフウマとジュリがあの場で確かに息をしていました。

DREAMBOYS、祈りと希望の話

終盤、自分が本気の拳を入れてしまったせいで致命傷を与えてしまったと嘆くフウマにジュリが 「おれはリングの上で死にたかった。最後の相手はお前って決めてた。だからいいんだ。手加減されてリングの外で生きる方がよほど残酷なんだよ。」 みたいなことを言うシーン。ここがわたしはいちばん刺さりました。フウマの相棒として強くあるために生きてきたジュリにとって、フウマと本気で闘ってリングの上で人生を終えたことはきっと確かに救いだった。でも、それはフウマにとっては片割れを間接的に手にかけるということ。フウマの罪悪感がすぐに消えるわけはないけれど、ジュリの言葉を信じることが少しずつフウマを救って、そういう夜を繰り返して、今後ずっと生きていくんだな………と思いました。はあ……今も情緒が大惨事です……。
最後にフウマが 「みんな誰かのために生きている、そして絆が生まれる」 と言うのだけど、この二時間あまりずっと高潔であり続けたフウマが言うことで、一見すると綺麗事にも聞こえてしまうこの言葉に説得力に生まれるのがいいなと思います。ふうまくんの言い方にはそうであって欲しい、という願いも込められていた気がする。
過酷で残酷で苦しくて痛いけれど、紛れなくこれは救いの話なんだよね。唯一無二の親友の心臓を宿した弟とこの先ずっと生きていくであろう未来に""DREAMBOYS""という名前をつけたこと、この物語を希望と祈りに帰結させたところ、わたしはとても好きだなあと思いました。

最後に

いつも画面の先で焦がれていたふうまくんを帝国劇場で見ることができたなんて、今でもまだ少し信じられないほど夢見心地で幸せでした。ふうまくんがフウマとして生きた二時間の思い出を宝物にしてそっと胸にしまって生きていきたいと思います。帝劇0番に立つふうまくん、紛れもなく王の道を歩む人でした。ふうまくんを好きになったことを誇る理由がまたひとつ増えちゃったね。きっとこれからもっと増えるんだろうな。できるだけたくさんその理由を数えていきたいです。公演が終わっても忙しいと思うけれど、体調に気をつけて美味しいものをたくさん食べて愛し愛されて健やかな日々を送れますように。ふうまくん、DREAMBOYS座長お疲れさまでした。


自分でもびっくりの長いわ重たいわ暴走10トントラックのようなnoteになってしまいました。最後まで振り落とされず読んでくれた方、BIGLOVEです!!!!!またね!!!


追記  ダイジェストを見たら一気にあの日あの場所に引き戻されたような気持ちです。またフウマに逢えたらいいな。風磨くんほんとうに座長おつかれさまでした。

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