シロオリックス　Scimitar-horned Oryx

【ZOO 21st ～21世紀の動物園note～】

わずかな地域にしか生息していない珍獣

　「アフリカのわずかな地域にしか生息していない珍獣」と言われながらも現在では割りにあちこちの動物園で見られるシロオリックス。
　英名のScimitar-horned Oryxの「Scimitar」は、アフリカの北部の砂漠地域のアラブ人たちが使っていた「三日月刀」を意味するもので、角の形がこの刀に似ていることからそう呼ばれているらしい。細くしなやかに湾曲した形がなかなか造形的で美しい。
　話は変わるが「オリックス ブルーウェーブ」と言う球団が出来た記念に、神戸の王子動物園にシロオリックスがやって来たのもまだまだ記憶に新しい出来事だ。
　･･･その後、2004年に大阪近鉄バファローズと統合してオリックス・バファローズになった。

シロオリックス解説

偶蹄目　ウシ科
学名：Oryx dammah
アフリカの砂漠や半砂漠に生息。
主食は草だが、木や草の根も食べる。
体高110～125㎝、体重180～200㎏。
長い間水を飲まなくても生きていける。
角は雌雄ともにあり、サーベル状に後ろに曲がっている。

シロオリックスの写真集

他の種類のオリックス

• アラビアオリックス

【見出し画像　2012年5月　アドベンチャーワールド】