【Bリーグ-アリーナ探訪-】沖縄アリーナ
Bリーグクラブのホームアリーナ紹介の第2弾として、琉球ゴールデンキングスのホームアリーナである沖縄アリーナについて、バスケ観戦者目線で書いていきたいと思います。
沖アリと呼ばれるこのアリーナ、B.Premierに向けて各クラブがアリーナ建設やオープンを立て続けに行う現在の流れを一歩先行してオープンした、沖縄県沖縄市にある多目的アリーナになります。
2023年の3カ国共同開催のバスケワールドカップ、日本代表がパリ五輪への切符を獲得した大会でも日本における会場として使用されました。
想定顧客数は最大で1万人程度、バスケットボールの試合開催時の目安収容人数は8,500人規模となり、国内Bリーグバスケクラブが本拠地とするアリーナの中でも最大規模。
場所は、沖縄県中部の沖縄市のコザ運動公園内にあり、以前は闘牛場があった場所。竣工は2021年になります。
コザ運動公園には数年前までキングスが本拠地としていた沖縄市体育館があり、この周辺は沖縄バスケの中心地といえるでしょう。(中学バスケの強豪のコザ中学校なども周辺にあります)
NBAか?と思わせる内部設計
Bリーグのアリーナを色々見ている方にとっても、この沖縄アリーナは特別な部分があるかなと思います。
内部構造としては、いわゆる「すり鉢状」の設計になっていて、一段一段が高く上がり高低差をつけていて、どの席からでも前の人の頭が被らずに見れる形となっている。また照明がコートをスポットライトのように照らすので、1つのショーを見ているような没頭感を楽しめます。
そこに、キングスファンの「ゴーゴーキングス!」コールが加われば、相手チームにとっては「圧倒的なアウェー感」になりますし、バスケW杯でも選手が口々に言っていたように、ホーム感を強くつくることが出来ます。
バスケ試合の会場としての規模だけでいえば、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ、代々木第一体育館、有明アリーナなど1万人規模の会場はありますが、まさにバスケというスポーツに適した形としてはこの沖縄アリーナが特に尖っていると思います。
利用しやすい工夫
会場内の廊下は各階層で、基本的には周回するように(一部階層はVIPエリアの関係で不可)なっており、各サインも分かりやすくなっています。チケットにもGATE番号が書かれていて、特に混雑せずに入ることが出来ます。
この辺りは、野球観戦のイメージに近いかなと思いました。
多くのアリーナは今こうなっていると思いますが、体育館内に入る入口が片方に限られているような会場もありますので、取り上げました。
また、ライブやスポーツ観戦におけるトイレ問題。もちろん沖縄アリーナでも絶対に無いというわけではありませんが、絶対量としての多さと、写真にあるようなサイネージを活用することで、混乱を避けるようなシステムになっている部分がとても優秀だと思いました。
会場内にはB.Premierのアリーナ基準にも入っているスイートラウンジ(VIP)も備わっていて、ビジネスユースなど様々なシーンが想定されています。
新設アリーナ基準
https://www.bleague.jp/files/user/about/pdf/r-38.pdf
飲食
沖縄アリーナは会場外にもキッチンカーがあるが、会場内におけるショップの数はとても充実していると感じます。
沖縄にちなんだものから唐揚げのようなファストフードもありますし、ビール(オリオン)やゴールデンハイボール(ハイボールのパイナップルフレーバー?)、アセロラハイボールなどがあり、沖縄感を感じることが出来ます。
アクセス
沖縄の車社会を反映してか、アリーナへのアクセスはそこまで良くないといえるかなと思います(笑)
他都道府県から来られる方が最初に来る那覇からはバスやレンタカーを使う必要がある中部に位置しているので、沖縄市のコザやアメリカンビレッジのある北谷に宿泊してバスやシャトルバスを使うのがおすすめかなと思います。シャトルバスは、各ゲームのページを毎回見て頂くのが良いと思いますが、イオンモール沖縄ライカムかコザミュージックタウン付近から発車していることが多いです。出発地点的には近郊のファンの方のパーク&ライドを想定しているのかなと思いますが、誰でも乗ることが可能です。
シャトルバスは沖縄市体育館前にあるREFホテルの前に止まるので、ここから徒歩7分ほどして沖縄アリーナに到着するという形になり、若干歩きます。
私自身は3〜4回ほど訪問したことがありますが、この沖縄アリーナでバスケを観戦する際の高揚感は未だに変わらず、本当に大好きなアリーナです。
選手の皆さんも、印象的なアリーナとして「沖縄アリーナ」を推すコメントを何度か見たことがあるので、プレーする立場としても気持ちがノるアリーナなのかなと思います。
まだ行ったことが無い方はぜひ一度行ってみてください!
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