見出し画像

私のバイブル(SATC)で学ぶ世界観の構築

 前回の記事からも分かると思うが私は仕事に行き詰まっている。
(こちらの記事↓)

  自分は自分の好きな感性と感覚をもう一度、知りたいのだ。
今年は仕事で絶対に成果を出したいから研究や勉強も必死である。

 U-NEXTにSATC新章が来ていたので見た。
やはりU-NEXT独占契約である昔のSATCをS1から結局見てしまう。何回目だろうか?とりあえず大学院の2年生ぐらいまでは繰り返し何度も見ていたし、NYも2回個人旅行で行った。

 2023年私がキャリーの年代になって見直したら、自分が忘れてた自分の感性の全てこの作品に詰まっていた。独身の自由な感じ、フリーランス、セレブリティ、お洒落、美しい30代、そして大切なのはアンチポリコレ、コンプラ無視、毒舌、男尊女卑、男性陣はクズばっかりに描くみたいな今の時代には考えられない要素が詰まってる。
 そして現代のY2Kの流行り、SATCを見直すことで今の流行りを取り入れられるので言うことなし。

 原作者がいるのでやっぱりチームは同じでもエミパリとは面白さが違う。エミパリは現代の時代に合わせて作られている。エミパリって主人公のエミリーが基本的に優しい性格でいい奴だけどキャリーは結構自己中でキツイ、毒舌なのもまた私好み。
サマンサとミランダなんて友人にしたいタイプのサッパリサバサバタイプでこれまた最高。シャーロットのお嬢様なのにお堅いふりしてぜんぜん実はそうでもないとこも良い。キャラが素晴らしいしSATCは私の好きが詰まっているのだ。

 学生時代はまだ若かかったせいもあって、S4のファッションショーの回やS6の空宇宙ブランコのどちらも有名な前向きエピが好きだった。(題名を書くよりこっちの方が見てた人にはわかりやすい表現で記載した。)

 けど、30代になり学生の頃より少し人生経験をした今やっぱり初期のS1とS2の全員男性が毎回変わってしまう1話男完結エピたちが傑作だったってことと、
 やっぱりS6は最後にして最高傑作だった。特にS6のSATCの好きな回はバーガーとの恋愛回とS6の結婚祝いで貰うマノロ・ブラニク回が好き。

 バーガー回の良さって歳を重ねないとバーガーは最初から地雷ってことに気づかないトリックみたいなのがあて、学生の私にはビッグよりマシやしエイダンよりはキャリーと合いそうって思って気付けなかったけど、あれはリアルによくいる表層的にはわからないクズ男そのものでリアルに1番私たち近くにいる恋愛相手だった。ポストイットの別れ方なんて神回。
 激しく喧嘩別れした相手よりまだ最悪な別れ方がこの世にあるんやってこと。底辺の別れってこれ。手紙じゃなくて、メールじゃなくてポストイットが重要。

 マノロ・ブラニク回は高級な靴を無くされて、子育て理由に偉そうな相手の態度にもムカつくこと言われたりするのあるあるやし、リアルにご祝儀を回収する方法って結婚以外にないから独身はこんな悔しいことがあった場合どうするのか?とキャリーと共に考えた。オチの発想は最高だった。私なら泣き寝入りするところをキャリーは強かった、自分と結婚してご祝儀を回収するトンチ回でスッキリした。

 そして新章

 新章サマンサ不在やけどこれはこれで最高やった。
時代に合わせて多様性の落とし込みが素晴らしかった。過去のリテラシー規制感がないシリーズもあれはあれで好きだが新章はそこに今の感覚を見事に落とし込んでいた。古き良きものに新しいものを付け足して進化する。これってめちゃくちゃ難しいことなのだ。
 多くのクリエーターは歳を取ると時代の流れや研究を怠って、変な方向に舵を切る人がいるこれはただの自行為と同じなので、表現者の相手にはあくまでも他者がいて時代の流れがあることを自覚する必要がある。どんなに良いもの作ってもそれは良い作品だとは言えない。

 私の仕事の反省点はここにあった、このコロナ禍で人のパワーが落ちている期間、私自身もパワーがなく節電状態だった。節電状態の理由はやっぱり材料や研究にお金をかけなくていかに省エネで良いものを作るかばかり考えてた。そんな奴、売れないのはわかりきっている。時代にチャンネルを合わさなければならないのだ、今なら不景気だけどお金を払いたい、見たいと思わせれるものをいかに作るかがポイントなのだ。これはいわゆる焼肉理論なのだ。(焼肉理論とはコロナ禍でほぼ店が潰れなかったのは焼肉屋さんで人間は不景気になると肉を食べるらしい)だから肉にならないといけないのだ。


 自分がSATCを改めて見直すことで新たな自分へのインプットは膨大であった、キャリーの自信に満ちた表情や外見とキャリアがあるのに同時にダメダメで案外子供っぽい所を見ると自分もこんな感じで良いのだと思うし、キャリーはどんなマウントを女性や男性達に取られても負けてないそして人生を楽しんでいる。

 そして別れた男に対しても忘れるとかじゃなく次会った時に最高の自分でいるために綺麗にして努力して、相手に悔しい思いをさせる発想とか共感しかない。

 私は自分の好きを探したらやっぱりSATCとNYだった。そしてちょいセレブな世界観が昔から好きなんだと、だからこの好きを追求することで、自分の仕事が変化するかもしれない。だからこの世界感を意識して生活して追求してみる。好きを追求するとそれに近づけるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?