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危ないからダメ?子供が料理に興味を持ったなら

こんにちは、ぞみーです。

Twitterで、「1歳10か月の子供が料理に興味を持ってやりたいと言うけれど、熱くて危ないしどうしよう…」というお悩みをお見かけしました。

そのお子さんの好奇心、素敵です。ぜひ枯らさずにサポートしてあげたいですね。

今日はそんなお子さんの料理に対する好奇心を、どう満たしてあげればよいかをお話します。

子供は分かっている

料理をする時には、火を使ったり刃物を使ったりと、確かに子供にとって危ないものがたくさんあります。

ですが、そういったものから子供を遠ざけていれば、いつまで経ってもスキルとして身に着くチャンスはありません。

そして、悩まれている方のお子さんは既に1歳10か月。

その年齢であれば、自分の思いを言語として表現することは難しくても、親が言っていることは案外分かっていたりします。

危ないこと、やってはいけないことを事前にしっかりと言い聞かせて、約束をすると理解してくれることが多いです。

私がオススメしている「勇気づけ子育て」では、

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

という考え方があります。

そのため、例え1歳の子供であっても、頭ごなしにダメというのではなく、理解できると信じてお話するのです。

「お鍋のここを持つと熱くないけど、ここは熱いから絶対触っちゃダメだよ」

とか、

「包丁はママと一緒に使おうね。この刃の部分を触ると手が切れちゃうから絶対触ったらダメだよ」

というように、単に触ったらダメというのではなく、理由も一緒に説明してあげると、子供もしっかりと理解することができます。

一緒に経験を積み重ねていく

このように注意点事項を伝えたら、次に子供がやりたがっていることのやり方を教えて、一緒にやってみます。

教える時に大切なのは、まずゆっくりとお手本を見せることです。

例えば、フライパンで炒め物を混ぜてみたいという時には、

「まず、フライパンのここをもちます。」

「次に、フライ返しを持って、お野菜を混ぜます。」

「その時に、速く混ぜると飛び散っちゃうので、ゆっくり混ぜます。」

というように、やり方をゆっくりと見せながら伝えるのです。

そして、お手本を見せた後は子供に任せてみます。

もちろん、火や包丁を使うものは、最初は親が後ろから手を添えてやることもOKです。

でも、そうやって経験を積み重ねていくと、段々と一人でできるようになるものです。

このように対応していると、時には熱い思いをしたり、危ないこともあるかもしれません。

もちろん、命に関わるような事故は避けなければなりませんが、子供は経験から学んでいくものです。

だから「勇気づけ子育て」では、親が先回りして危険を取り除きすぎるよりも、やらせてみることを大切にしているのです。

6年後には…

我が家の子供達も、1歳台から料理に興味を持ってやりたいと言ってきたので、時間に余裕がある時にやらせてきました。

子供に料理をやらせるのは、汚れたりぐちゃぐちゃにされることもあり、大変です。

失敗して食べれないものになってしまい、残念な思いをすることもあります。

でもそれ以上に、子供と対話し、発達の様子を見ることができる、貴重な親子の時間になります。

だから、私はよっぽど急いでいる時以外は、この親子料理の時間が大好きで、大切にしてきました。

6年間子供の料理をサポートしてきて思うのは、子供は本当に何でもできる可能性に溢れているということです。

5歳ごろになると、私の直接のサポートなしで野菜を切ったりできるようになります。

私はレシピと工程を読み上げるだけで、7歳と4歳の兄弟が協力して、ケーキを作ったこともあります。

そして、こちらの記事でも書きましたが、小2ともなると夏休みや秋休みの長期休みに、1人で家族の分も含めた昼ごはんを作ることもできるようになるのです。

何を作るかから考え、買い物に行き、作って盛り付けるところまでを全部自分でやります。

しっかりやっている姿を見ると、自立に近づいている気がして、寂しい半分、嬉しい半分です。

まとめ

ここまでのお話をまとめます。

1歳10ヶ月で料理をさせてもいいか、というお悩みには、結論はOKです。

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

という勇気づけ子育ての考えに基づいて、やり方を教えて一緒に経験していきましょう。

子供にはできない、分からない、危ないと決めつけていたら、できるようになりません。

子供の可能性と力を信じて、親子の楽しい時間として過ごしてみてはいかがですか?

では本日はこの辺で。

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