見出し画像

春休み、親が絶対やってはいけないこと

子供達は春休みに入りましたね。
1年間の成績表を見て顔面蒼白となっている親御さんもいるのではないでしょうか(笑)
でもそんな時、気を付けて!やり方を間違ってしまうと、子供の成績はいつまでたっても上がらないのです!

人は欠けているものに目が行ってしまう

みなさんはこの絵を見た時、どこに目が行きますか?

多くの人が、欠けている部分に目が行ってしまうんです。そして無意識に、欠けている部分を補おうとするんですね。これは人間の脳の特性なんです。
なので、子供の成績表を見た時に悪い部分に目が行ってしまうのは当然のことなんですよね。

マイナス部分を指摘されると人はどうなるか

悪い部分に目が行くのは当然のこととはいえ、それを子供に指摘する時には注意が必要です。皆さんも子供の頃、成績について親からあれこれ言われてうんざりした思い出、ありませんか?不思議なもので、あれだけ嫌な思いをしたのに親になったら同じことをしてしまいがちです。

ですが、マイナス部分を指摘されると人は当然自信を失っていきます。
さらにアドラー心理学では、人は注目された部分を伸ばしていくと考えています。子供は常に親の注目を得たいと望んでいます。それが褒められるようないい注目であっても、叱られるような悪い注目であっても。
そして、過去に注目を得られたことを何度も繰り返すようになるのです。

ということは・・・
悪い成績をガミガミ言われる=悪い成績を取れば親から注目してもらえる
となり、また悪い成績を取るようになるのです。
成績についてガミガミとやかく言うのは、アドラー心理学的には全く持って逆効果なのです。

じゃぁどうすればいいのさ

簡単なことです。人は注目された部分を伸ばしていくのですから、いい部分に注目して子供と話していけばいいのです。

どんなに穴ぼこだらけの成績表でも、それぞれの子に得意なこと、いい部分があるはずです。成績表に反映されていなくても、毎日朝ちゃんと起きれたとか、この行事は頑張ったとか、1年を振り返ってその子ができたこと、成長したことが絶対にありますよね。他人と比べるのではなく、その子比で考えてみてください。

そして、そのいい部分をまずは子供にしっかりと伝えてみましょう。
まずは子供の心にあるコップを勇気で満タンにしてあげるのです。

その上で、課題の部分は事実として淡々と伝えます。
でもここで大事なのは、親がどうにかしようとしないこと。
アドラー心理学では、子供の課題はあくまでも子供のものと考えます。親が無理やり改善させようとしても無意味です。

だから親としてできるのは、課題を事実として淡々と伝え、もしなんとかしたいならサポートするから言ってねと声掛けすることのみ。あとは子供を信じて見守りましょう。そうすれば、子供は自分で課題に向き合い、自分で解決していく力をつけていくことができるのです。

長年子供にガミガミ言っても効果なしだった親御さん、今年は成績表を見たらアドラー子育ての関わり方をやってみませんか?
きっと何かが変わるはずですよ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
スキ、フォローいただけると喜びます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?