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混んでるスーパーのレジで子供のお買い物教育の炎上騒ぎで考えたこと

こんにちは、ぞみーです。
先日ちょっとTwitterで騒ぎになっていた「混んでるスーパーのセルフレジで子供にお買い物教育をする」ってやつ。
あれについて、思ったことを書いてみます。

それぞれの主張

もともとのツイ主さんの主張としては、「混んでるスーパーのセルフレジで子供にお会計をさせる親がいるけど、待っている人の中には体調が悪い人や時間に余裕がない人もいる。だから周りを見て配慮するというのも教育じゃないか」というもの。
それに対して、まぁいろんな意見がついて大炎上となっていました。

それぞれの主張については、分かるんですよ。
「子供に自分でやらせるという経験を積ませているのに、それをほほえましく見て待つことができないなんて、日本もさみしい国になった!」
とか
「子供の教育だとしても、混んでいる時に周りに配慮すらできない親が増えているなんて日本終わったな」
とか。
そんな様々な意見が飛び交っておりました。

お互い間違ってないのに、なぜ衝突するのか

この論争を見ていて思うのは、お互い言ってることは間違ってないなぁと。
でも、お互い自分の意見を主張しあって、それこそ相手のことなんて全然考えていないように見えるんですよね。この件だけじゃなく、昨今炎上したり議論が爆発しているものを見ると、だいたいそんな感じ。
お互い相手の意見を大切にする気持ちを持てば、万事解決するのでは?と思うんです。

長男が通うオルタナティブスクールには、破ると退学にもなりかねない三原則というのがあります。それは、「自分を大切にする、人を大切にする、ものを大切にする」。私が推奨するアドラー子育てでも、相手を尊敬・信頼するというのはとても大事な考え方だとしています。
意見を持って主張するというのは、自分を大切にすることではあります。でもそんなとき、私たちは人を大切にすることを忘れがち。相手にも相手の都合や事情があるということを頭の片隅にでもおいておくことは、議論をする上で重要なことなんです。

自分も相手も尊敬・信頼するマインドを育てる教育を

もちろん私たちは幼児の頃から、「お友達と仲良くしましょう」「相手のことを考えましょう」といった教えを受けてきています。ですが私には、どうにもそれが表面的なものに見えるんです。

「お友達と仲良くしましょう」には、時には自分の気持ちを抑えてまでおもちゃを貸してあげることが含まれています。「相手のことを考えましょう」も、その場だけで考えればいい、それ以外の場所では知らんぷりということがよくあります。
そんな表面的な教えを受けていたから、あまたの家庭で自分の気持ちを押し殺して家事育児を行い、家事分担を主張する時には相手のことを考えずに一方的に自分の主張のみ押しつけて炎上する夫婦が多いのではないでしょうか。

ちょっと例えが大げさでしたが、本当の教育ってそうじゃないよなと思うんです。その場限りではなく、常日頃から自分の気持ちや考えを大切にしつつ、相手の背景や考えを尊重して、お互いの気持ちや考えをすりあわせていく経験を積んでいく。
これって時間はかかりますが、炎上せず議論ができる唯一の方法なんです。SNSの炎上騒ぎがよく起こる現代において、子供達にはぜひ学んでほしい力。大人も意識していくべき力なんじゃないでしょうか。

不毛な炎上騒ぎばかりではなく、建設的な議論がなされて前に進んでいく社会にしたいなーと想いながら、一連の大騒ぎを眺めていた私でした。

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