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ママのせいで!と言わせない。持ち物準備で子供が自立していく方法

こんにちは、ぞみーです。

あなたのお子さんは、学校の支度を自分ですべてやっていますか?

小学校になると持ち物も増え、毎日時間割も変わり、自分で支度をする難易度が上がりますよね。

そんな中でも子供が自立していくための方法を、今日はお伝えします。

イレギュラーな持ち物準備

我が家の子供たちは保育園時代から、自分のお仕度は自分でやるようにしています。

また、通っているスクールはラッキーなことに、置き勉してもOKという方針。

そのため長男にとって、日々の持ち物準備はそこまで大変ではありませんでした。

ですが、1つだけイレギュラーな準備物があるのです。

それは、プールの準備。

長男が通うスクールでは、月に1回~2回、どこかの水曜日に近所のスイミングスクールをお借りして水泳の授業があります。

毎月第〇水曜日のように決まったタイミングではなく、スイミングスクールをお借りできるタイミングによるので、きちんと時間割を確認しておかないと準備をするべきかどうか分かりません。

しかも、タオルやゴーグルなど準備物を1つでも忘れると授業に参加できないというルールです。

水泳の授業が大好きな長男は、
忘れ物は絶対にしたくない
という思いを持っています。

ですが、、、

毎月配られるはずの時間割表は、「もらっていない」か「スクールに置いてきた」と言うのです。

親にはスクールから毎月時間割のPDFがメールで届いています。

そのため、1年生の頃は

時間割もらってないわけないでしょ・・・

と思いながらも、仕方ないなぁ、教えてあげるかと水泳の授業があるかを教えてあげていました。

そんな日が続いて、いつしか長男は毎週水曜日の朝になると「今日って水泳あるの~~~?」と私に聞いてくるようになったのです。

「ママのせいで」と言われた朝

2年生になって、このままではちょっと違うなと思った私は、長男と話し合いをしました。

「長男よ、2年生になったのだから持ち物の準備はプールの準備も自分で全部できるようになろうよ。時間割は自分で確認するようにしてきてね」

そうお願いすると、長男も一旦は納得して頑張ると言っていました。

ですが、、そんなにすぐ簡単にできるようになれば、苦労はしません。

時間割を持って帰るのを忘れたり、無くしてしまったりで、引き続き私に泣きつく日々が続いていました。

そしてその度に、「来週はママは教えないからね」という空約束を繰り返してしまっていたのです。


そして、事件は起こりました。

その日も当たり前のように水曜日の朝にプールの有無を私に聞く長男。

あまりに改善しないので私もうんざりして、

「ママはもう教えないって言ったよね?もう何度もそう言ってるから、今日はママわからないよ」

と言ったのです。

すると長男は、

「ママのせいでプールの用意を忘れてプールできなかったら、どうするの!ひどいよ!!」

と言い出したのです。

経験から学ぶことで、自分事にする

プールの授業を受けるのは、私ではなく長男です。

忘れ物をして授業が受けられないと困るのは長男です。

だから本来は、自分で忘れ物をしないように行動するべきなのです。

それなのに、忘れ物をするかもしれないのが「ママのせい」なんて言葉が出るのは、完全にプールの準備が自分事になっていない証拠です。

だから私は、もう一切プールの有無を教えることはしませんでした。

一応ヒントとして、

プールがある日に準備を忘れたら授業が受けられなくて困るけど、プールがない日に用意を持っていっても、それは手間はかかるけど大した問題ではない

ということだけ伝えて、後は見守りに徹します。

その日はギャーギャーと私を責める言葉を言いながら、とりあえずプールの用意を持って出発していきました。


そして次の週も、時間割は手元になく、スクールで確認することも忘れて、当日朝に泣きついてきました。

でももう私は教えません。

そのため、またブツブツ言いながらも、一応プールの用意を持って出発していきました。

そして今日。
朝起きてすぐに、長男が言ったのです。

「ママ、今日プールあるよ!スクールで確認してきた!」

この言葉に、私は嬉しさを隠しきれませんでした。
思わず朝ごはんの支度をする手を止めて、長男を抱きしめてしまうくらい。

長男が経験から学び、プールの準備を自分事として捉えて、自分で考えて行動できるようになったのです。

また一つ成長した長男の姿を見て、誇らしさでいっぱいになりました。

まとめ

ここまでご紹介した対応の方法は、「勇気づけ子育て」のいくつかの考え方に基づいた対応方法です。

一つ目は、課題の分離という考え方です。

プールの準備は長男がやるべきこと(=長男の課題)というように考え、大人が手出し口出しすることなく見守ることで、自分事として捉えてもらう部分です。

また、経験から学ぶという考え方。

時間割を自分で確認することを忘れたら、分からなくて困ってしまうという経験を通して、前日に確認するということを学んでくれました。

そしてもちろん、一連の流れの根底には

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

という考えがあります。

こういった「勇気づけ子育て」の考え方を組み合わせて対応することで、子供の成長をサポートしていけるのです。


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