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悪いことをする子はホントに困った子なのか?

こんにちは、ぞみーです。
子供がイタズラしたり言う事を聞かない。ほんとうちの子、困ったわ〜
あるあるなお悩みですね。
でも、悪い事をする子ってホントに困った子なんでしょうか?今日はアドラー心理学の観点から、困った行動をする子供についてお話しします。

子供が悪い事をする目的

子供がイタズラしたり嘘をついたり、親からすると困ったことをする。もうなんでなん!?と思うこと、ありますよね。
これ、子供からすると立派な目的があるんです。
それは・・・
親の注目を集めたいという目的です。

子供にとって家族は「世界そのもの」であり、親から愛されなければ生きていけない。そのための命がけの戦略がそのまま性格の形成につながるのだ。
「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」小倉広

アドラー心理学において、子供は親の注目を集めたがる生き物です。褒められたり喜ばれるといった注目だけでなく、怒られたり困らせたりするということも注目のうちに入ります。とにかく子供たちは、親が自分に感心を向けてくれることをしようと一生懸命なんです。

テレワーク中のある事件

子供はどんな手を使ってでも親の注目を集めたがる生き物なのだということを実感した出来事があります。

我が家の4歳次男、普段は保育園に行っているのですが、コロナで保育園が休園になってしまいました。
1週間の急な休園。幸い両親ともにテレワーク可能な職種なので、子連れテレワークの日々が始まりました。

コロナで休園になったこと、親は仕事があることをちゃんと理解している次男。最初の4日間は、我慢しつつも非常に「よい子」でした。ですが休園最終日である金曜日。事件は起こりました。

その日は私が1日中打ち合わせの日。朝からずーっと部屋にこもって打ち合わせをしていて、次男と会話することもほとんどありませんでした。
昼食は旦那が次男と外食してくれて、その帰りに100均でおもちゃを買ってきたんです。長男の分も一緒に。
ですが長男が学校から帰ってきて見ると、そのおもちゃがない。必死にいろんなところを探し、次男に聞いてみても「知らない」の一点張り・・・
そんなとき、ふとゴミ箱を見ると長男の分のおもちゃのパッケージが開けられ、すべてが無残にも捨てられていたのです。
午後、私も旦那も打ち合わせの間、一人遊んでくれていた次男がやったことでした。

他人のおもちゃを勝手に盗り、ゴミ箱に捨て、あげく知らないと嘘をつく。
この事実だけを見ると、次男は悪い子、困った子です。
ですが、アドラー心理学的に見ると次男の行動の後ろには親の注目を得たいという目的があります。次男は朝からずーっと構ってもらえなかった私の注目を得たかったんですよね・・・
「さみしかったんやね」と声をかけると、大泣きして長男に謝っていました。

子供の目的が分かれば親は変わっていける

前述の出来事を私がアドラーの知識なく経験していたら。確実に次男を叱り、無理矢理にでも長男に謝らせたり、次はおもちゃを買ってあげないというように脅したりしていたでしょう。
でもアドラーを学んだ私は、1週間ずっとさみしい思いをしながら頑張ってきて、ママの注目を得たかったという次男の真の目的がわかってしまいました。そうするとね、怒る気がなくなるんです。

もちろん他人のものを盗って捨てたり、嘘をつくという行為がよくないことは伝えます。ですが、必要以上にガミガミ叱る必要がないと感じるのです。冷静に、なぜだめなのかを子供に説明するだけでいいですよね。

自分のことをガミガミママだと責めている方がいれば、ぜひアドラー子育てを取り入れてみてほしいです!ママが変わり、子供との関係性もよくなっていきますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもアドラー子育てや教育について書いていきますので、よろしくお願いします。


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