育休退園を考える
こんにちは、ぞみーです。
Twitterでトレンド入りしていた、ちょっとショックなニュースを見ました。
こちらの、保育園の育休退園というニュースです。
「育休退園」上の子も追い出される…なぜ?家で終日2人育児「つらい」 理由は保育士不足(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース
私は次男の育休を2年間取らせていただきました。
その時にもし、我が家の自治体でこの制度があったら・・・
きっと今の私はなかっただろうと思うのです。
こんな制度、なくなってほしい
ニュース記事によると、この問題は保育士不足が原因とのことです。
給料も安く、大変な仕事である保育士さんのなり手が不足していることは、重々承知しております。
ですが、母親として、ワーママとしては、こんな制度はなくなってほしいです。
だって、年が近い兄弟育児って本当に大変ですから。
次男育休中の2年間、保育園の存在がどれだけ私の心の支えになったことか。。
もし我が家の自治体でこの制度があったなら、私は取り返しのつかないことをしていたかもしれません。
心の支えだった保育園
次男が生まれる頃、長男は2歳。破天荒でイヤイヤ期の長男に手を焼いていました。
育休前は、仕事と家事育児の両立がうまくできず、いつもイライラし、言うことを聞かない長男に手をあげてしまうこともありました。
そんな未熟だった私が、四六時中子供達と一緒にいたら、どうなっていたでしょうか。。
育休中で、働いている時よりも時間の余裕はたっぷりあったでしょうけれど、心の余裕はきっとなかっただろうと、悪い方に考えてしまいます。
平日日中は保育園に行っていてくれていたからこそ、それ以外の長男との時間をより良いものにしようと、努力する余裕ができていたのだと思うのです。
育休2年目では、夫が会社の研修で単身アメリカへ赴任することになりました。
当時は今よりも待機児童問題が深刻で、一度退園してしまうと認可保育園にはなかなか入ることができない状況。
長男が在園しつづけることで兄弟加点をもらって、次男を同じ保育園に入れたいと目論んでいた私は、日本に子供達と残る選択をしました。
もしも長男が保育園に行っていなかったら帯同したかもしれませんが、夫の研修はたった1年。
知り合いもいないアメリカの地に、乳飲み子とイヤイヤ期の子供を連れて1年だけついていく判断をしたかは・・・自信ありません。
そして、このワンオペの時も保育園に救われました。
本当に、心の支えでした。
長男のあまりのイヤイヤっぷりに私のイライラが爆発した次の日、げっそりした私の様子に気づいた保育士さんから、「ママ、お話し聞きますよ」と言っていただいて涙が出ました。
長男が保育園から帰ることを嫌がって動かない時、歩き始めた次男をクラスのお友達と一緒に優しく相手をしてくれ、私の負担を少しでも減らそうと協力してくださいました。
ワーママの可能性を広げる保育園
そんな素敵な先生方と長男が保育園で過ごしているという安心感の中、次男育児の隙間時間に資格の勉強をしたり、勇気づけ子育てを学ぶこともできました。
もし長男も次男も家で見ていたなら、私自身の学びの時間を取ることは絶対にできなかったでしょう。
私が今、グローバルな業務に従事していたり、勇気づけ子育てを広める活動をしているのには、この時期に学んだことが活きています
さらに、仕事復帰の時、兄弟加点のおかげで同じ保育園に次男も預けてスムーズに復帰することができました。
当時はまだ保育園入園が激戦の時期。
もし長男が退園になっていたなら、子供達は別々の保育園になっていたり、最悪入れないということになっていたかもしれません。
そんな状況だったなら、私はスムーズに仕事に復帰し、フルタイムに戻して自分がやりたいと思った業務にチャレンジするなんてことは、できていなかったでしょう。
本当に、保育園に長男を通わせ続けられたおかげで、今の私があるのです。
この制度をなくしていくには、保育園の拡充、保育士さんの待遇改善など、いろんな課題を解決していく必要があるでしょう。
少子化が進む今、子育て支援がなかなか進みません。
でも、ママがラクに楽しく子育てしていくために、子供達が笑顔で過ごすために、この制度をなんとかしてほしい。
一人の声は小さいですが、何人も合わされば大きな声になっていくだろうと信じて。
では、本日はこの辺で。
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