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子どもがいる中でのビジネス。

子どもがいて起業できない。子どもがいるから仕事が進まない。
よく聞く話だし、私も何度も思ったこと。

そして「しほすぅちゃんは子育てしながらどうやってビジネスしているの?」
これもよく聞かれる質問です。

子ども×仕事はお母さんにとって大きなテーマだよね。

子どものいる環境を疎むのか。そこに何か見出すのか。
今日はそんな物語。

子どもと仕事

小1の娘いっちゃんは絶賛夏休み。
在宅だと仕事中話しかけられるわ、遊んで攻撃が来るわ、お腹空いたわで、“ここからが仕事です”、“ここからが育児です”という明確な区切りが無い。

お母さんって改めて不思議な時の住人だなと思う。

グラデーションのようにいつも混ざり合った時の中。

OLの時でも複数のプロジェクトを走らせるのは当たり前だった。
だけどね、何せ子どもという存在はイレギュラーの塊。

仕事と子どもってハブとマングース的な?
混ぜたら危険⚠️っていう天敵感ありません?

少なくとも私は、集中して仕事するには「子ども=邪魔なもの」という意識でした。

おてつだい!

アクセル全開の働き方に急ブレーキ。


「もっとブログを書きたい!」
「今、あの告知文を出さないと!」
気合いたっぷりで気持ちがいつもはやっていた私。

アクセルを踏み過ぎてブレーキが壊れちゃうくらい。
(その感じもすごく楽しいんだけど!)

衝動で思いつくアイディアをどんどんやるのは楽しいし、売れた時の快感もたっぷり。
だけど体はグッタリすることが多かった。
小さな無理を積み重ねていくと必ず体に症状が出る。

それでも“やりたいことを思いっきりやる”、この働き方が大好きだった。大好きだったのだけれども・・・。

夏休みという環境ではもう無理ゲーでした。うん。

娘がいつも隣にいてぜーんぜん思うように動けないんだもん。

今までの進め方だととにかくイライラしてしょうがないぞと悟った2022年夏。
ちょっとのことでカチンと来たり、思い通りにならない現実に不機嫌マックスになったり、進まない仕事にダメ出ししたり。

このままでは私にとっても娘にとってもギスギスした夏休みになってしまう。そこで降参してみた。

私もいっちゃんのように夏休みを楽しむことにした。

36歳、小1になるってよ。

頑張らない私に胸騒ぎ。

朝の公園はいい。ブランコに乗ってきれいな空を見ていると、全部どうでも良くなる。

いっちゃんを差し置くしーちゃん。

そこで湧いたのは、牙を抜かれたような焦り。
あれ私、こんなに頑張らなくて大丈夫かな?って。
無理して頑張るのが当たり前の私にとって、胸騒ぎの日々。

“仕事は無理して当然。”という価値観が、根深く体に刻まれていることに気付く。

川の流れに逆流して登るようなそんな無理な力技も、起業してから沢山やってきた。仕事は大好きだ。
でも無理にでも動かないと、落ち着かないという焦りもあったんだよね。

こんな動き方だからとにかく疲れやすい。

「動かなきゃ」と焦って無理にアクセルを踏んでは、絡んでくる子どもに苛立って家の空気が最悪に。っていう悪循環ありません?
私は何度もあったよ。

無理をすると人を巻き込んだ事故になる。これ、マジだよ。

スイカチョモランマ!

子どもとの暮らしが理想を教えてくれる

牙を抜かれた夏休みモードの私は、このゆったりした生活リズムの中で仕事できたらめっちゃいいなぁ。
1ミリも無理をしない働き方があったらその方がいいなぁ。とふと願った。

真面目にやるのがアホらしくもなった。だってこのブログを書いている今も背中にくっつく娘がいて、「暇だなぁ」を何百回と繰り返し、歌っては絡んでくるから。

力まず、暮らすように自然に働けたら。

無理しないままお金が回せたら。

娘の相手をしながらも回る仕事を生み出せたら。

それこそ命に優しい働き方だ。小さい子どもがいても、例えば妊娠中でも月経中でも、自然体で回せるビジネスは私にとって本物。

新しいビジネスアイディアも最近思いついたんだ。

思うように動けない子持ちだからこそ、生まれるものがある✨、

バリバリ働きたい私にとっては、急ブレーキのような夏休み。
実はそんな日々に理想の働き方があったというオチ。

もう力技じゃなく、ただフラットな私で軽やかにできるんだろうなという予感がする。
夏休みの私が基準になる。
こんな働き方、知らなかったよ。罪悪感がすごいよ。

今まさに無理しない体感を掴みかけてる。変にギラついていないんだよね。
告知の量は減っているし、発信頻度も落ちているけれど、お金は不思議と回っている。(もちろんもっと回したい欲はある!)
アイディアもぽこぽこ浮かぶのよね。

パフォーマンスは落ちるどころか上がっているかもしれない。

自分に寄り添っていればなるようになるもので。

夏休みでいいんだーーー。

夏休みが終わってもこの流れの中で、命に優しいビジネスをしていきたい。
ここで見出したリズムは老後にもきっと優しい。

子どもがいなくたって、いつまでも元気で働ける保証はどこにもないわけだから、未来の自分に寄り添った働き方を掴みたい。

子どものご利益

子どもがいるから〇〇できない。
↑ これ、世の中のテンプレートだよね。

確かに子どもが生まれたら、できないことだらけだった。小さな頃ほど手も掛かる。

でも子どもがいるから強制的に思い知る理想もあった。

ひとり身だと少しの気合で我慢したりやり過ごせたことも、できなくなってしまうのが子どもマジック。

本当の想いに気付かされてしょうがないわけです。

余白やお休みをこれでもかと贈ってくれる、強烈な存在だ。

そもそも出産していなかったら起業していないしな。

改めて子どものご利益に感動する。

子どもとの日々には、理想の働き方の種が詰まっている。

どうせ思うように仕事が進まないのなら、その種に耳をすませてみよう。

子どものいる環境を疎み続けるのか、そこに何か見出すのか。

もちろん後者でありたいけれど、ここまで書いている私も疎む気持ちで一杯になる時もある。でもそうなってもしょうがないよね、人間だもの

その度に気付いて、湧いた想いをこうして発信したらいいんだ。
だからどんな状態になっても大丈夫だと思えるよ。

小さな欠片も取りこぼさないよう丁寧に掬い取りたいね。

しほすぅ


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