間違いなく黒人差別は今後もっとひどくなる
こんにちは。
連日Black Lives Matter(以下BLM)のデモが過激になってきており、アメリカからも相当疑問の声が上がってきました。
特に注目されるようになったのが、黒人による暴力の多さです。
次の画像をご覧ください。
このように、アメリカにおいて、白人に殺される黒人の割合は圧倒的に少なく、黒人による黒人殺し、黒人による白人殺しは多いという状況になっています。
黒人による暴力映像は大量に、本当に大量に見つかる一方で、白人やアジア人による暴力映像はほとんど見つかりません。
そして、デモに付随して暴力や略奪も相当数起こっており、日本人平和活動家が15分いただけでボコボコにされてしまったそうです。
日本では黒人に対する批判がアメリカよりも強く見受けられます。
アメリカでは同調圧力が非常に強く(以前も書きましたが、カナダやアメリカの同調圧力は日本より遥かに強いです)、黒人批判を堂々とできる状況ではありませんが、日本ではそれがない分、このデモに関して懐疑的な意見が目立ちます。
特に、日本では「黒人」であることによる差別は極めて少ないため、尚更違和感を持って受け入れられているようですが、一番のきっかけは大坂なおみ選手による大阪でのBLMデモ扇動でしょう。
当時、というか今もですが、大阪は外出自粛を相当頑張っており、コロナをなんとか終わらせるという強い心を持って、みんなが様々なことを我慢してきました。
通勤・登校を始め、GWでの旅行やイベント、祭りや花火、スポーツ、全てがなくなりました。
そんな中で、デモを1000人単位で行うというのは極めて感染リスクを高める行為であり、批判を受けるのは当然であると思います。
加えて、デモ隊が発表した感染予防対策が超お粗末で、批判されて当たり前でした。
さらにはっきり言えば、このデモは異国の話で、自国の活動が散々制限されている中、日本に黒人差別が存在するのかよく分かってないような国の人たちになんで邪魔されなきゃいかんのよって考えるのは極めて自然でしょう。
さて、アメリカでも白人が黙っているのは限界だと思っています。
今でこそ同調圧力で何も言えない状態だと思いますが、これからさらにデモが広がり、略奪が行われても、それでもなお「仕方ない」で済ませられますか?
今のBLMが今後さらに過激化することは目に見えてます。
黒人であることを免罪符にし、あらゆる暴力や主張を前面に出しても良いという風潮がこのまま続けば、よりエスカレートしていくでしょう。
奴隷制を理由に暴力を正当化するのも無理があります。このツイートに全面的に賛成です。
そうなると、非黒人からすれば、「あ、やっぱり黒人ってのは暴力的で自分勝手なんだね」ってなるのは必然ではないでしょうか?
日本でも、大坂なおみの一件以降、相当BLMに対する違和感が芽生えたと思います。
というかそれがなくたって、日本では「デモで自分の意見だけ言ったって嫌われるし逆効果、変えたいなら自分で努力して変える立場になってから変えろ」という風潮がアメリカよりもかなり強いです。
国鉄労組の労働闘争や、浅間山荘事件、安田講堂バリケード事件などで、70年代にはほぼほぼ「暴力的に物事を訴えることは逆効果である」という風潮が広まったと思います。
そして、この逆効果がBLMをきっかけにまた広まるだろう、ということです。
アメリカで黒人差別が(表面的には出ないかもしれないにせよ)一層進むだろうとして、下手すりゃ黒人差別が存在しなかった日本でさえ、まあせいぜいネット上程度でしょうが、「あー黒人ってのは結局被差別側であることを笠に着て暴力的にワガママな主張を繰り返すんだ」という風に思われ、差別が進む可能性が十分考えられます。
今までネット上で韓国や中国に向いていた差別意識が黒人に行くことさえ有り得るでしょう。
結局、僕としては、デモをやるならやはり非暴力・不服従が圧倒的正解だと思います。
抗議の際に暴力を含めてしまったら、何も変わりません。George Floydを殺した白人警官と、白人だからって理由で銃撃した過激派の黒人と(実際執筆日ミネアポリスで17人が銃撃で死んでます)、何が違うの?ってなります。デモ側の大義名分がなくなります。
そして、略奪された側が、「暴力でワガママ」という認識を持って、より差別は進むばかりでしょう。
まあBLMが非暴力・非服従に向かう可能性は極めて低いですが、それを願って今日はおしまい。
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