見出し画像

洋楽好きが勧める、本当の名盤【初心者編】

昨日は私が好きなバンドを立て続けに紹介しましたが、今日はガチの初心者にオススメのアルバムをいくつか紹介したいと思います。
初心者ってどのくらいのレベル?と思うかもしれませんが、大体

洋楽をまともに聞いたことがない。知っているのはビートルズ、クイーン、ジャスティン・ビーバー。レッド・ツェッペリン?誰それ?

というぐらいの人を想定しています。


サブスクはすごい

まず、洋楽好きにとって、サブスクは神です。

邦楽好きの方たちにはあまり実感がないかもしれないが、Apple MusicやSpotifyではほとんどの洋楽を手に入れることができます。
今まで私が「これないのか〜」と思ったのは本当に少ないです(一応例を挙げておくと、King CrimsonとRushぐらい)。

現に、今日紹介するアルバムは全てApple Musicで入手することができます。
加入してしばらくは無料なので、是非登録しているサブスクをつかって聞いてみてください。
そして、各アルバムにつき一つ代表する曲のYouTubeリンクを貼りますが、あくまでオススメは「アルバム単位で聴くこと」です。是非アルバムで、1曲目から通しで聴いてほしいと思います。
というのも、昨日の記事にも書いたんですが、洋楽は邦楽よりもアルバムで聴く文化が根強くアルバム単位で傑作を出してこそ本物という思想が根強いです。なのでどのアーティストもアルバム単位で自分の世界を表現しようとしています。

ではいってみましょー。

その①:「Oasis : (What’s a story?) Morning Glory」

もしかしたら名前を聞いたことがあるかもしれませんが、オアシスというイギリスを代表するバンドの作品です。
とにかくいい曲が並んでいるし、サビもわかりやすく邦ロックに近いため、入門に最適だと思います。
代表曲は4曲目のDon’t look back in angerです。


その②「The Beatles : Abbey Road」

昨日も触れたAbbey Road。僕がアルバム単位で聴くきっかけになったアルバムです。アーティストは言わずと知れたビートルズ。このジャケットは見たことがある人も多いと思います。
このアルバムは通しで聞かないと本当に意味がありません。なぜなら後半がメドレーになっているからです。
前半の曲は後半に比べ長いものが多いが、その分名曲が多いため、非常に聴きやすいと思います。
代表曲は2曲目のSomething


その③「Michael Jackson : Thriller」

洋楽好きの方はそろそろこの記事がマジで初心者向けであることに気づいたことでしょう(笑)
かの有名なマイケル・ジャクソンの代表作です。
世界で一番売れたアルバムということで、その質に関しては売り上げが保証していると思います。

マイケルが亡くなった際にこのアルバムの曲がヘビロテされたので聞いたことがあるものも多いんじゃないかと思います。どの曲も非常に有名なので代表曲の抽出が難しいですが、あえて挙げるなら6曲目のBillie Jeanかなと思います。


その④「Queen : A night at the opera」

上の3つに比べるとやや難しめかもしれませんが、それでも十分聴きやすいQueenのアルバムです。
洋楽をほぼ聴いたことのない方がQueenにどういうイメージを持っているかいまいちわからないんですが、Queenの真骨頂は圧倒的なボーカルと華麗なコーラスにあると思います。
このアルバムはその集大成と言っていいでしょう。

映画、Bohemian Rhapsodyを見た方は多いのではないでしょうか。このアルバムはそのBohemian Rhapsodyが収録されていることでも有名である。

代表曲は迷わずBohemian Rhapsodyです。


その⑤「Ariana Grande: thank u, next」

上の4つを聴いたら今度は最近のものを聞いてみましょう。なんせ、4つのうち最も新しいOasisのアルバムでも20年以上前のものです。
名前は聞いたことあるかもしれないアリアナ・グランデの最新アルバムです。
彼女のボーカルは力強くも透き通っていて、聞いていて幸せになれること請け合いです。その上可愛いです。ちょっとチートです。

代表曲は「7 rings」。この曲に由来して「七輪」というタトゥーを入れたことも話題になりました。MV(ミュージックビデオ)も日本が舞台になっています。
また、Sound of musicという映画のMy Favorite Thingsという曲のサンプリングになっています。


その⑥「Maroon 5 : Overexposed」

元々ロックバンドだったMaroon5がポップに転向した最初の作品です。ヒット曲がかなり多く収録されており、キャッチ-で聞きやすいことこの上ありません。

代表曲はOne More Night


その⑦「Prince : Purple Rain」

Princeは、マイケル・ジャクソンのライバル的な人です。
曲を作る天才で、ストック分だけでアルバムが20枚ぐらい作れると言われています。

Purple Rainは、そんなPrinceの中で最も聴きやすいアルバムです。普段はファンクと言われるジャンルなのですが、このアルバムではロックサウンドを大きく取り入れており、Princeがよく使う、人によっては嫌悪感を抱いてしまう独特の裏声は影を潜めています。

代表曲はWhen doves cry

ちなみに、スーパーボウルというアメフトの大会があるのはご存知でしょうか。アメリカで最も視聴率が高いことでも有名で、毎年30%以上を当たり前のように記録するすごい大会なのですが、前後半の間にハーフタイムショーというのがあり、有名アーティストがノーギャラで出るのが恒例化しています。

そのハーフタイムショーにPrinceが出たことがあります。その際、このPurple Rainを演奏している間にゲリラ豪雨が降り、結果としてRainの中でPurple Rainを遂行しきるという情緒あふれるものになったので伝説となっています。余裕があればそれもチェックしてみよう。


その⑧「Billy Joel : Fifty Seconds Street」

ピアノが弾ける男性ってカッコ良くないですか?それで歌も上手かったら尚更ですよね。
この人はピアノを弾きながら歌う上に、めちゃくちゃ歌が上手いです。

この人の曲はジャジーでかつポップであり、日本人にとってかなり聴きやすいと思います。すこし哀愁が漂った、ちょっと大人な雰囲気を味わいたい方にお勧めです。

代表曲はHonesty


その⑨「Deep Purple : Machine Head」

どんな人たちかというと、ギターギュインギュインの爆音系。ハードロックと言われるジャンルです。

「ハードロックカフェ」の存在を聞いたことはないでしょうか。あそこではこういう曲が流れています。

Deep Purpleは日本での人気が高く(というかハードロック全体日本人気高い)、Live in Japanっていうライブアルバムまで出ています。

このMachine Headはそんな彼らの代表作です。とにかくギターがかっこよく、ノリノリになれます。聞いたことのある曲も多いと思います。
代表曲はSmoke on the water。世界一有名なリフです。


その⑩「Pink Floyd : The Dark side of the moon」

これも非常に有名なジャケットである。邦題は『狂気』で、こっちで呼ばれることが多いです。
②のアルバム、Abbey Roadは後半がメドレーだと書きましたが、このアルバムはなんと全編メドレーです。
このアルバムは③で紹介した、マイケルジャクソンのThrillerの次に売れているアルバムです。が、おそらく今回紹介する中でもっとも難解なアルバムだと思います。
音もなんとなくふわっとした感じで捉えどころがありません。しかし、この「ふわっとした感じ」が彼らの持ち味なんです。

ちなみに、入門段階でこんなこと気にする必要はまるでありませんが、このアルバムは全曲で一つのストーリーになっています。こういう風に、一つのストーリーやコンセプトに基づいて作られたアルバムをコンセプトアルバムと言います。
また、このアルバムでの音楽は演奏が難解で、色々変わったことをしています。単純なロックンロールではなく、クラシック・ジャズなどの理論を組み合わせた、こういうジャンルのロックをプログレッシブ・ロック、通称プログレといいます。70年代前半は⑨で取り上げたハードロックとこのプログレがロックの二大巨頭です。

この『狂気』は、プログレのコンセプトアルバムの中では一番聞きやすいです。

メドレーになっているため代表曲の抽出が難しいですが、Moneyが有名です。


おまけ

とまあ、初心者におすすめのアルバムを10個紹介しましたが、そもそも初心者にとってはおそらくアルバムを通しで聞くのが最もハードルが高いです。
何度も言うように、洋楽は邦楽よりも「アルバムが一つの作品、アルバム出して初めて一人前」という風潮がかなり強いので、真髄を理解するためにはアルバムを聴く必要があるんですが、どうしてもキャッチ-じゃない曲や少し劣る曲も入ってしまうのが事実ですし、同じアーティストだけ聞き続けるのも難しいかもしれません。

そういう人は、サブスクのプレイリストがおすすめです。適当に「洋楽 ヒット」とか「洋楽 初心者向け」とかで検索するといろんなプレイリストが出てきます。いくつか貼って、この記事を終了とします。



この記事が参加している募集

#私のイチオシ

50,792件

いただいたサポートは、大学院の研究生活に必要な経費に充てさせていただきます。