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戦劇者:坂口拓

坂口拓さん(以下・拓さん)という俳優をご存知だろうか?わたしが彼を知ったのは、幼き頃に父が借りてきた『VERSUS』という映画を鑑賞した時。印象としては"美しくて強い"。幼心に強烈な印象を刻まれた記憶がある。当時はそれ以上彼のことを追いかけたわけではない。ただ、ふとした瞬間に"あの俳優さんどうしているかなぁ"と思い出してはその存在を微かに気にしていた。

わたしは4〜5年前に個人的な理由で(これはまた自己紹介にて記す機会があれば)SNSなど外界とつながる一切のツールを手放していた時期がある。映画鑑賞回数も減っていた。それが今年少し心に余裕が出てきたので、"またやってみるか"とずっと放置していたTwitterのアカウントにアクセスした。そこでふと思い出したのが彼である。検索欄に「坂口拓」と入力。出るわ出るわ彼の情報。正直びっくりした。わたしが知っている拓さんはそこまでメジャーな印象ではなかった。どちらかといえばニッチな印象。Twitterのアカウントまである!中々のフォロワー数。なになに?YouTuber?その日は情報が多すぎて整理ができなかった。ゆっくりと整理する。一度俳優を引退。その後『RE:BORN』という映画で復活。『キングダム』で左慈役を好演し、そこで新たなファンを獲得したようだ。アクション監督としても活躍している。YouTubeではちょっとそれ。。というような技を披露している。と、、もう纏めるのが大変なくらいの活躍ぶり。

まずは『RE:BORN』を鑑賞。興味がある方は、観た方が早いです。これまでのアクション映画とは一線を画する作品。こちらについてはわたしの師匠(わたしが勝手にお慕い申し上げているのだが)がインタビュー記事を掲載しているので、読んで欲しい。拓さんが自らを「俳優」ではなく「戦劇者」と呼ぶ所以もご理解いただけるはず。

次は『キングダム』。左慈登場の瞬間に"もう違う!"と感じる。

それからYouTubeとTwitter。拓さんってこんなにおちゃめな方だったの?一気に親近感がわく。

(本当に情報が多すぎるので割愛します。。。)

そして、この夏いよいよ公開されるのが『狂武蔵』である。この作品がまた興味深い。9年前にお蔵入りになった幻の作品であり、この作品を撮影後に拓さんは俳優を引退。彼にとって辛い思い出しかない作品。それが、奇跡のような復活を遂げるのである。こちらもわたしが語るより記事をご覧いただいた方が早い。

このサイトに【狂武蔵 復活までの9年の歴史】という記事が連載されている。こちらもまたわたしの師匠がインタビューをしている。(ここまで読んでくださった方はもうお気づきかもしれない。師匠とは拓さん情報を追う中で繋がることができました)

この作品の注目すべき点は、もちろん作品そのものでもあるがそのバックグラウンドである。復活させるために沢山の方が奮闘しそれぞれの熱いおもいが詰まった作品なのだ。公開前にこれだけの情報を晒しているのも珍しい。しかし、これだけの情報を受け取っても実際に「鑑賞」しないとその真髄には触れることができないと思う。

目下、この作品の公開が待ち遠しい日々を送っているわたしである。

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